降下開始
ルオン少佐率いる中央連邦艦隊は旗艦ペンドラゴンを中心にマラカ級4隻を伴い出港した。
「艦長間に合いますかね?」
ルオン少佐は
「分からん・・・が間に合わせなけらばならん!何としても!」
「「「ハッ!」」」
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エデンから宇宙ステーションへ戻る航路を進んでいたブルーノア内で
「というわけで我々はこれより降下阻止作戦へ加わることになった。」
淡々と説明するルークに
「というわけでって!かなりヤバいんじゃないのか?」
クリスがルークの説明中に突然声を上げた
「そんなこと怒鳴らなくてもルークだって分かってますわ。」
サリアがクリスとルークの間に立ちそういうと
「わりぃ~そんなつもりはなかったんだが・・・」
「きついね・・・私もやっとMk3になれてきたけど・・・」
レイカがそう呟くと
「レイカは艦の護衛をしてくれればいいよ、敵はボクが討つから。」
「はぁということはあの武器も使うのですねユウ様。」
「うん。そうしないと、スピカこちらがまずいことになるからね。」
するとモニター越しにフレイムが
『おいおい自分らだけで行くつもりかよ。』
それに被せるようにエレノアが
『それは無いんじゃありませんか?我々もお供しますよ。』
それを聞いたルークが
「いいのか?」
『いいの、いいのステーションへ戻るまで俺たちは君たちの部隊所属って扱いだから。』
「助かります。」
ユウが頭を下げると
『だから、命令すればいいんだって!』
「では、共に降下作戦阻止に協力してください。」
『はぁ~まぁいいか、任せておきな!』
これによりフレイム隊も加わり速度を上げ予想宙域へと向かうのであった。
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彼ら北西連邦と中央連邦が行動に移してしばらくするとエデンの軍司令部に輸送艦隊から緊急通信が入った。
「何!帝国軍が衛星軌道上に集結しているだと!・・・くそっ!第一艦隊と第二艦隊を出撃させろ!」
「司令間に合いますかね?」
「知らん!多分間に合わんわ!地上に緊急通信を送れ!」
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ジャックオーランタン級ウィルオーウィスプのブリッジ内で
「ふんザーヴァ少佐は何をやっているんだ!」
艦長席で怒鳴り散らす男に通信兵が
「はっ!先ほどこれより輸送艦を襲うとの連絡が来ましたから、あれは別動隊かと。」
「そんなことは分かっておるは!第一効果部隊の準備はどうなっておる!」
慌てた様に通信兵が
「おっお待ちを!・・・準備完了です。」
「よし!第一降下部隊降下!目標北東連邦北部基地ビースガル!」
「第一降下部隊降下してください。目標は北東連邦基地ビースガル!目標はビースガルです。」




