漂流01
ムーンキングダムを脱出してから1日経とうかと言う頃、不意に救命ポットが進路を変えるのが分かった。予測では最初宇宙ステーションへの進路を取っているように思えたのだが・・・
「進路が変わった?ここらへんだとデブリ群があるあたりに向かってるのかな?」
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僕の予想は当たっていたようだデブリ群の中にある大型戦艦クラスの大きさの隕石に差し迫ると、「ガコン」と言う音と共に隕石の一部が開き、オート制御でその中へと救命ポットは吸い込まれていき、中に入るとまた「ガコン」と言う音と共に穴がふさがった。
中は小型艇のドックになっていて救命ポットが奥に止まると「プシュ~」と言う音と共ににドック内を空気が覆った。
僕は銀のケースを持ちながら恐る恐る救命ポットから出ると、目の前に光の粒子が収束して、執事風の男性が姿を現し、
「シェルド様。ようこそいらっしゃいました。」
と胸に手を当て僕に対して挨拶をしてきたので、
「あの~ここは何処ですか?そしてあなたは誰ですか?」
「私はシリウス。貴方のしもべ疑似精霊シリウスです。そしてここはカリーナ様が極秘に作られた宇宙基地です。」
その言葉に僕は驚き
「母さんが作った?」
「左様でございますシェルド様。詳しくはそのケースにあるディスクを聞いていただければご理解できるかと思います。」
そう言ってシリウスは僕の抱えたケースを指さしそう言ってきた。
「さっシェルド様。ここでは何ですから居住ブロックへ行きましょう。」
「分かりました。案内お願いします。」
シリウスは僕に
「もっと砕けた話し方で構いません。私はあなたのために存在しているのですから命令口調でも構いませんよ。」
「ん~じゃあ案内よろしく。」
「かしこまりました。」
そう言って僕をシリウスは扇動しながら重力のある区画へと案内するのであった。
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案内された部屋のPCを使いディスクを読み込ませると映像ソフトが立ち上がり、母さんが映し出された。
『は~い。シェル君!君がこれを見ているということは、帝国に攻められちゃったんだね。その基地は私がシェル君のために作った基地だよ。シェル君は知っているかもしれないけど、シェル君はと~ても貴重な存在なんだよねこれが・・・超越者って知っているよね。その中でもシェル君は上位に位置して≪覚醒者≫になるだろう存在なんだよ。だから私は、私の持てる全てでシェル君を守れるように色々と駆けずり回ったけれど・・・』




