表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユグドラシル~戦いの果てに  作者: あおい聖
宇宙ステーション
22/66

宇宙ステーション02

 フレイム少尉の計らいでブルーノアは軍港に入港した。


 ブルーノアブリッジ内でスピカが


「お疲れ様です。皆さんはここで地上に降ろしてもらえます。」


 ルークはサリアを見て、互いに頷き


「そのことなんだがこのままこの艦に乗ってちゃダメか?」


「え~と民間人であるあなた方がこのまま乗っているわけには・・・」


 スピカのその言葉にルークは


「なら俺は志願するぜ!」


 続いてサリアが


「わたくしも志願いたしますわ。」


「私も志願します。ユウが戦っているのに自分だけなんて嫌だもん。」


 とレイカが続き


「あたいも志願するよ。色々いじれて勉強になったし、整備士は必要だろ?」


 とクリスはスピカを指さした。


「ん~私にその権限ありません。ですので基地司令かユウ様に志願してください。」


 スピカの言葉にルークは


「基地司令だと北東連邦になっちまうな・・・ユウを待つしかないか。」


「そうですわね。」


「そっか・・・」


「ユウ無事かな?」


 このレイカの言葉に皆の顔に不安が広がり、スピカは


「ユウ様の機体反応はありますのでご無事かと。」


 その言葉に皆から笑みがこぼれた。


・・・・・・・・・・・・・・・


 宇宙ステーション司令部


「ん?戦艦クラスの反応5・・・」


 司令部内に緊張が走る


「みっ味方の識別反応!ムーンキングダム所属の識別反応です。」


 「おお」と安堵や歓喜の声が上がる中ガントは


「通信を繋げ!まだ味方と確認されていない!」


「はっはい!」


「こちら宇宙ステーション司令部!応答願います!こちら宇宙ステーション司令部!」


『ザ・・・ザ・・・』


 と言う音と共にモニターがつながり


『こちらムーンキングダム所属旗艦ペンドラゴン!こちらムーンキングダム所属旗艦ペンドラゴン!艦長のルオンだ!』


「ルオン久しいな」


 と司令席からガントが言うと


『貴公も息災で何よりだ!入港許可をもらいたい。』


「許可する。後で戦況を教えてくれ。」


『了解した。また後程。』


 通信が切れた後、慌てて兵士たちは関係各所に連絡を入れた。


・・・・・・・・・・・・・・・


 ペンドラゴンブリッジ内


「ふぅこれでひとまずは安心かな。」


 艦長席にもたれルオンがそう呟くと


「どうでしょう?ここでも戦闘があったようですし。」


 とボクは率直な意見を述べ、


「まぁそう緊張せんでも今はゆっくり休もうや大尉。」


「そうですね・・・そうします。」


 ボクはブリッジを後にした。


・・・・・・・・・・・・・・・


 宇宙ステーションロビー


「あっ!艦隊だ!連邦の艦隊だよ!父さん!」


「わぁ~艦隊だ!艦隊だ!」


 子供たちはその艦隊を見て喜んでいるが、大人たちはその艦が傷ついていることに気が付いて不安になるのだった・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ