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ユグドラシル~戦いの果てに  作者: あおい聖
崩壊する日常
2/66

世界

 世界連邦ユグドラシルもいくつかの組織に分かれていた。


 ルイン、スターナリアを中心とした≪北西連邦≫


 ビースガルドを中心とした≪北東連邦≫


 ドラゴートを中心とした≪南西連邦≫


 ナイトメイツを中心とした≪南東連邦≫


 セイントキングダムを中心とした内海にある小国からなる≪中央連邦≫


 連邦に参加していないデモニクスと旧悪魔族領が一つとなった≪バルガス帝国≫がある。


 魔導歴2015年現在GFにより魔物から領土を取り戻した人類は今、バルガス帝国は北西連邦、北東連邦と戦争状態で、北東連邦と南東連邦は仲が悪く、南西連邦は魔物の被害が強く、中央連邦が一番治安が良いという風になっていた。


 またGFの開発を契機に魔導技術が発展し、同時に勧められた宇宙移民計画により空に浮かぶ衛星シルバーアースに都市を作ることに50年前に成功し移民が始まっていた。


 連邦に参加していた各国は技術を提供しあい宇宙での活動技術を手に入れていたが、バルガス帝国は連邦に参加していなかったため宇宙開発に乗り遅れていた。


 しかし1年前の魔導歴2014年極秘開発したGFデーモンタイプ≪ミノタウロス≫を量産して、シルバーアースにあった北西連邦の宇宙都市と北東連邦の宇宙都市を武力により強奪するのであった。


 これを受け三勢力で戦争状態になったのである。またバルガス帝国がGFや宇宙技術を発展させたのは、北東連邦の魔導技師を南東連邦が引き抜き、その技師たちが帝国へ亡命してしまったことで一気に帝国の技術力が上がった経緯があり、これにより北東連邦と南東連邦の仲が悪くなっていた。


 そしてこの1年の間に中央連邦の宇宙都市以外がバルガス帝国に落とされていた・・・


・・・・・・・・・・・・・・・


 中央連邦宇宙都市ムーンキングダム北部にある工場区地下秘密工場


 そこには白と青を基調にした細身のとても綺麗なエンジェルタイプのGFがあった。


形式番号GFA005セラフィム

 武装は小型魔導エンジン搭載型高出力エネルギーライフル、エネルギー供給型エネルギーサーベル2機を装備した高機動高出力を実現した中央連邦の最新機である。


 それを見上げる白衣を着た一人の男性が


「これを地上の工場へ運んで完成させ、量産できれば帝国の暴挙も止めることが出来るであろう。」


 そこへスーと無重力を利用して流れてきた兵士が手を額前までもっていき敬礼して、


「博士、地上へ降りる魔導船の準備が出来ました。お急ぎください。」


「うむご苦労。」


 と白衣の男は言って足元を強くけりスーと兵士が来た方へ流れていった。

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