漆黒の殲滅姫02
少し時雄さかのぼる・・・
「ハァハァ・・・これで任務完了・・・」
突如とした警報が鳴り響く
「なっなに?・・・敵?・・・何この数・・・」
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帝国軍宇宙戦艦ハクジョウシブリッジ内
「プロトワンより通信であります。」
ザーヴァはすぐさま
「つなげ!」
「はっ!」
前面モニターにシーダが映し出され、
『ここと、ここの座標に魔石パックを射出して!早く!』
「なっ!貴様自分の立場が分かっているのか!」
通信兵が怒鳴り散らすがシーダは構わずに
『敵大部隊が接近してきてるの!だから早くその座標に魔石パック送って!』
通信兵が答えようとするのを遮ってザーヴァは
「1人で出来るのか?」
『エネルギーを気にしなければあんなGF物の数じゃない!』
ザーヴァは手を顎に当てしばし考え
「いいだろう。やってみろ。」
『ありがとうございます大尉!』
そう言って通信が終わった。
「よろしいのですか?」
と通信兵が聞いてくるがザーヴァは
「構わんよ。指定座標に魔石パックを送ってやれ!後私のGFヴァンパイアも準備させておけ!」
「出撃されるのですか?」
「念のためだ。恐らく出なくて済むとは思うがな。」
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シーダはエネルギーを気にせず縦横無尽に宇宙を飛び回り、1機また1機と敵GFを撃破していく
「さて確かこのあたりに・・・あった。」
シーダが見つけたのは先ほど依頼した魔石パックであった。すぐさま魔石パックを交換してまた敵部隊へと突撃した。
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「隊長!たいちょ~!」
「ド~ン!」とまた1機味方のGFが落とされた。
「くそっ!黒くて狙いがつけにくい!」
そう愚痴っている間にもまた1機落とされていく
「奴のエネルギーはなぜ持つのだ!うわぁぁ!!」
その漆黒の機体を見て誰かが
「漆黒の吸血鬼・・・」
と呟いた。
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「漆黒の吸血鬼か・・・ふっ!」
GFヴァンパイアの操縦席でザーヴァは笑い、敵反応が消えたのをモニター越しに見て、
「殲滅か・・・流石は元姫・・・そうだなさしずめ≪漆黒の殲滅姫≫と言ったところか。」
ザーヴァによって呟かれたこの二つ名は、後に帝国軍のみならず広まることになる。
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アルテミス司令部では
「敵新型GF確認!魔力反応・・・上級!上級GF多数敵艦より出撃しました!」
「上級GFだと!数は!」
多数などと曖昧な報告にビット少佐は通信兵を怒鳴りつけた。
「申し訳ありません!え~と3・・・6・・・9・・・全部で12機であります。」
「なっ!12機だと!」




