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ユグドラシル~戦いの果てに  作者: あおい聖
漆黒の殲滅姫
15/66

漆黒の殲滅姫01

 「ドドドドドド」突如として接近してきた漆黒のGFより放たれ味方のGFタムリンを破壊した。


「このやろ~よくもよくもやりやがったな~!」


 GFジャンバに乗っている小隊長は操作してEバスターを構えると目の前にMEクローMk2が迫っていた。


・・・・・・・・・・・・・・・


「ハァハァ・・・次っ!」


 シーダはもはや泣いてはいなかった。その表情はただ冷たく人形のようであった。隊長機がやられたため残り1機のGFタムリンは反転して逃げ出した。


「ハァハァ・・・逃がさない!」


 GFヴァンパイアロードの背中から両肩にMEキャノンがマウントされ、エネルギーが収束して放たれる。


・・・・・・・・・・・・・・・


 ビービーと警報が鳴り響く中GFタムリンに乗っていた操者は後方のモニターを確認した。それを最後に「ド~ン!」と音と共にGFタムリンに直撃したエネルギーによって撃ち落とされた・・・


・・・・・・・・・・・・・・・


 アルテミス司令部では対応に追われ忙しく兵士たちが行きかう中


「第3小隊よりの信号途絶しました。」


 一段高い位置で聞いていたアルテミス指令ビット・カークス少佐は


「位置は?」


「アルテミス北部です。」


 ビット少佐はすぐさま指示を出す。


「第6~10小隊を向かわせろ!迎撃機も全機出せ!帝国の奴らに我ら北東連邦の力を思い知らせてやれ!」


 その言葉に従い通信兵たちは各小隊に指示を忙しなく出すのであった。


・・・・・・・・・・・・・・・


 帝国軍宇宙戦艦ハクジョウシブリッジ内


「プロトワン敵GF3機撃墜に成功・・・あっ!プロトワンに向けて敵大部隊が移動を開始しました。」


 艦長席にて聞いていたザーヴァ・メリッツ大尉は


「よし掛かった!MB小隊をアルテミスに向けて射出!本体に打電!獲物が罠にかかったと!」


「はっ!MB小隊各機順次出撃しろ!目標アルテミス!」


『シーダの援護は?』


「プロトツー!目標はアルテミスだ!プロトワンに構うな!」


『・・・了解』


 GFヴァンパイアロードが3機ハクジョウシから射出された。


・・・・・・・・・・・・・・・


 帝国軍旗艦ジャックオーランタンブリッジ


「ザーヴァ大尉より入電!獲物が罠にかかった、獲物が罠にかかったとのことですぜお頭!」


 艦長席に座っていた盗賊顔の男は


「艦長とよばね~か馬鹿者!」


「へい艦長!」


「よし!俺らの艦隊は敵司令部を叩く!司令部直上に艦隊を進めろ!」


「「「了解でっさ!お頭!」」」


「艦長と呼べ~!!!」


・・・・・・・・・・・・・・・


 アルテミス司令部、ビービーと警報が鳴り響く中


「なっ南東より敵艦隊3!ここ司令部に向かって接近中!」


「第1~2、4~5小隊を迎撃に!北部の状況は!」


「北部へ向かった部隊・・・えっ?全機信号途絶!全機信号途絶!全滅です!」

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