表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユグドラシル~戦いの果てに  作者: あおい聖
強行突破
10/66

強行突破02

 帝国軍旗艦ジャックオーランタンブリッジ


「艦長!インプ3機撃破されました!あっもう1機撃破されました!」


 通信兵が慌てて報告する。


「なにっ!敵は何機だ!」


 艦長の盗賊顔の男は怒鳴りながらも確認した。


「1機です。白い機体が1機です。はっ早いまた1機インプが落とされました!」


 白い機体その言葉に艦長は顔を青くして


「白の守護者(ホワイトガーディアン)か?」


 と呟いた。その言葉にブリッジにいるクルーたちは


「あの竜殺しの?」


「南西連邦の英雄?」


「連邦最強の操者の?」


 ともう終わりだと言わんばかりに慌てだした。


「全機その白い機体にぶつけろ!2番艦と3番艦を戻せ!その隙にこの艦は一時この宙域を離脱する!急げ!」


 と艦長は慌てて指示を出す。


・・・・・・・・・・・・・・・


 戦闘宙域


「あれ?敵旗艦が下がっていく?っと」


 「ド~ン」「ド~ン」「ド~ン」と3発のバズーカ音がして砲弾が飛んできたが、スピードを生かし躱す。確認するとミノタウロス3機がこちらに迫ってきていた。


「ミノ3機か・・・でも腕はないみたいだね。」


 そう言ってボクはバルキリーのスピードを更に上げミノタウロスに向けて突撃した。


・・・・・・・・・・・・・・・


 ミノタウロスの操縦席内


「なっ!はっ早い!」


 ものすごいスピードですれ違ったと思うと、隣にいた3号機が「ド~ン」と爆発した。そして操縦かんを操作して後ろを振り向くと、また「ド~ン」という音と共に2号機が爆発した。


「おっお頭~!!!」


 「ド~ン」となり1号機も破壊された。


・・・・・・・・・・・・・・・


 バルキリー操縦席内


「ふ~これで終わりかな?」


 ボクが敵機がいないことをモニターで確認すると「ピコン、ピコン」とレーダーに反応が出た。


「これは戦艦クラスだね。」


 ボクはパネルを操作してバルキリーの背部にあるエネルギーキャノン2門を背部から腰にマウントさせ


「まずはこちらから、照準ロック・・・い~け~!!!」


 「ウィンウィンウィンビーギュ~ン」と音を立て高出力のエネルギーが発射された。


・・・・・・・・・・・・・・・


 帝国軍2番艦ブリッジ


「こっ高熱源体急速接近!直撃コース!うわぁぁぁぁ!!!」


 「ドドド~ン」と大きな音を立てて2番艦に直撃した。


・・・・・・・・・・・・・・・


 バルキリー操縦席内


「もう1つっと」


 そう言いながらもう1つの敵艦に照準を合わせ、「ウィンウィンウィンビーギュ~ン」と音を立て高出力のエネルギーを発射した。


・・・・・・・・・・・・・・・


 旗艦ジャックオーランタンブリッジ


「2番艦、並びに3番艦轟沈!沈みましたお頭!」


「見りゃ分かる!」


 盗賊顔の艦長はその場で項垂れた・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ