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第6話 「到着!機動六課」

キャラの性格や細かい設定とかは作者で勝手に決めさせてもらいますので、

読者の方々のイメージとは違う所があるかもしれませんが、どうかご容赦下さい。

〜機動六課隊舎〜



「おかえり、みんな。あ、この子たちがその魔導師だね」


機動六課という部署の隊舎に入ると1人の女性が出迎えてくれた。


茶色の髪を束ねて一つにしているが、ほどけばフェイトさんと同じくらいの長さになるであろう長い髪、


そして年齢もフェイトさんと同じくらい。


フェイトさんが着ている茶色のスーツと同じのを着ているということはこれは制服なんだろう。


「うん。紹介するね。この人、『高町たかまちなのは』一等空尉。戦技教導官もやってるんだよ」


「話はフェイトちゃんから聞いてるよ。如月無月くん、祢音ちゃん、奏ちゃんだね。


高町なのはです。呼ぶときは、なのはさんでいいよ。みんなそう呼ぶから」


そう言って微笑む(ほほえ)顔はまさしく美少女(美女か?)、メデスが一緒でなくてよかったよ。いやマジで。


「よろしくお願いします」


そうして頭を下げる。


オレよりも年上だろうし、威厳というかオーラがあった。


オレなんて威厳もへったくれもないからな。


「は、はい!こ、こんにちは!ね、祢音です!よ、よろしくお願いします!」


祢音、お前緊張しすぎな。


「奏です。よろしくお願いします」


そうして一通り挨拶が終わったところで


「じゃあなのは、後は頼むね。私は報告に行かなくちゃならないから。


エリオとキャロもあがっていいよ」


「うん」


「「はい!」」


モンディアルとルシエはこの場を去り、そして残ったのはオレたちとなのはさん。


「というわけで、部屋まで案内するね」




☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★




「ここが無月くんの部屋で、こっちが祢音ちゃんと奏ちゃんの部屋。


聞きたいことがあったら近くにスバルとティアナ、


え〜と…無月くんたちと同じぐらいの年の子の部屋があるからその子に聞いてくれたらいいよ」


「わかりました」


「「はい」」




〜機動六課隊舎・無月の部屋〜



「ここの人たち、みんないい人だね」


祢音はふかふかのベッドに腰を下ろす。


隣には奏も座っている。


「そうだな。これで探し物も早く見つかりそうだ」


ちなみにオレは机の前の椅子に座っている。




そしてしばらく話し合っていると


「2人ともここにいたんだね。今大丈夫?」


突然何もない所に画面が表示され、それにはフェイトさんが映っている。


「はい」


八神やがみ部隊長が話をしたいそうだから部隊長室まで来てくれるかな?場所はここ」


そうしてさらに新たなウィンドウが現れ、地図が映し出される。


「わかりました。すぐに向かいます」


「うん。待ってるね」



記憶した地図を頼りに部隊長室目指して隊舎内を歩き回る。


記憶違いの所がいくつかあって少し時間がかかったがどうにか部隊長室の前まで辿り着いた。



「ようやくだね」


「ああ、思ったより広いな。如月無月その他2名、入ります」


「その他って何よ!」


とか言ってる間に自動でドアが開き、部屋に入る。


「お、この子たちやな?遠慮せずに入っといで」


部屋の奥にはフェイトさんともう1人、部隊長が座るであろう椅子に手を招く1人の女性が座っている。



部隊長?この人がか?


その茶髪の女性はこれもまたフェイトさんやなのはさんと同じぐらいの年だ。


だが髪の長さは2人と違い、女性の髪にしては結構短い。


「部隊長の八神はやてや。よろしゅうな。


早速やけどこの件について話させてもらうで。


この件は機動六課が担当するよう上には言うてみる。


JSジェイル・スカリエッティ事件の後始末も一段落ついたし、丁度今うちは手ぇ空いてるしな。


君らの組織については上には黙っとくさかい安心し。


あまり話してくれてへんけど、悪いことはせんようやしな。


これからの事やねんけど、そのアイテムを探してそれで見つけ次第、


フォワード部隊のスターズかライトニングと一緒にその世界へ行って、


回収してもらうことになるやろ。そのメンバーはこの8名。


するとはやて部隊長は部屋でフェイトさんが現れたときのように


何もないところから四角い画面をいくつか表示させ、


その一つ一つにそれぞれの顔、名前などのプロフィール、戦闘時の役割などが表示される。


その顔ぶれを見て気づいたんだがみんな若い。


オレが言うことでもないだろうが。


部隊長もこの年だし、案外すげぇ所かもな。


「そうそう、こっちで回収させてもらった鏡はロストロギアに指定されてた。


つまり、こっちで回収されてるロストロギアの中に探しもんが見つかるかもしれへんから――」


「遅れてごめんなさいです!」


突然後ろのドアが開く音がした。


振り返ってみるとかなり小さい(30cmぐらいか?)女の子が入ってきた。


「ええよリイン、今話そうとしてた所や」


「かわいい!何この子!?」


祢音は傍に蚊が寄ってきたときのように目の前を飛ぶリインとやらを捕まえる。


「わぁっ!!ちょ、放してください!」


リインは祢音の手から抜け出そうと手を押すが意味はないようだ。


「放したってもらえるか?」


はやて部隊長はその様子に苦笑しながら言う。


「あ!ごめんなさい」


反射的に手を放すとピョン、と跳ねるようにリインが脱出する。


「ふう、ビックリしたですぅ」


「ごめんね」


祢音はリインに手を合わせて謝る。


「この子はリインフォースツヴァイ


(ちなみにツヴァイは英数字の2なんですが機種依存文字なので表示できないそうです)、


リインて呼んだって」


「よろしくです!」


「この子と一緒に保管されてるロストロギアの一覧で探してくれるか」


「わかりました」


「ならもう終わりかな。異世界の捜索はうちらに任してもらうわ。


そのためなんやけど、落し物の情報コピーさせてもらってええか?」


「いいですよ。それぐらいなら。どうぞ」


オレは腕輪を外すとはやて部隊長に渡す。


「ありがとな。


じゃあこの後、無月くんらはロストロギア一覧から探すなりしといてもらえるやろか。


せやな、なのはちゃんの訓練でも受けてみてもええやろ。


フォワード部隊でやっとるし、連携も必要になるやろしな」


「では、リインとロストロギア一覧を探そうと思うのですが」


「ん。ほなリイン。一緒に行ったってくれるか」


「はいです♪はやてちゃん」




〜六課隊舎・廊下〜


「案外気楽な感じだったよね。『軍』って感じがしなかったよ。他のトコもそうなの?」


そう祢音が質問したリインはオレたちの少し前を飛んで閲覧ができる場所へと案内している。


「う〜ん。ここはちょっと特別かもしれないですね。全部が全部そうじゃないです」


「へぇ〜。そういやリインちゃんって何なの?人間じゃあないよね?」


「そうです。わたしははやてちゃんが作ったユニゾンデバイスの管制人格です」


「デバイス?つまり道具ってことですか?」


そこに奏も加わり、質問をする。


「そーゆーことです。でも皆さんと同じように食べたり寝たりしますよ。


ちゃんと軍の一員なんですから。ちなみに階級は曹長です」


「へぇ〜」


とまぁいろいろと質問をしている内に閲覧室に着く。


そして何の変哲もない机へ座らされる。


「こうやってまず画面を表示させます」


右手をかざすと今日何度か見たようにPCを立ち上げたときのような画面が表示される。


オレたちも同じように翳すと同じような画面が表示させる。


「こうやってしていくと…………この画面が出てきます」


とリインのレクチャーを受けながらなんとか一覧を表示させる。


「多っ!?この中から探すのか!?」


その数は3491。どんだけあるんだよ。しかもこれだけの数保管できるのか?


「大丈夫ですよ。検索機能がついてますから。ここは役割分担ですね。


無月さんは高性能爆弾、祢音さんは四次元ポケット、奏さんは調合辞典、リインはバリア発生装置です」


「わかりました」



ピッピピッ……!




☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★




検索機能があっても数が数。検索に引っ掛かってくる数も少なくはない。




そして調べ始めて約45分……




「あ……。ありました」


「ホントか!?」


奏の前にある画面をみんなで食い入るように見る。


「ホントだ!一緒だね!」


祢音が腕輪から調合辞典を表示させ、照らし合わせる。


「間違いなしですね。はやてちゃんに報告して、これを引き取れるよう交渉してみます。


私物ですからすぐに引き取れると思います」




そしてその後もしばらく続けて全て調べられたが、


結局一覧から見つけられたのは調合辞典だけだった。




「一つだけでしたね。私はこれからこの調合辞典について報告してきます。


皆さんはこれからどうしますか?」


「そうだねぇ〜。訓練してる所を見せてもらいたいな」


「そうだな」


一番に祢音が言ったのでオレも同意しておく。


「じゃあそこまで案内します!」



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