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第33話 「詩」

遊戯曲の新作と18禁版の同時執筆で非常に時間がかかりましたがようやく両方完成しました。

お久しぶりです。そしてクロスオーバーです。

クロスオーバーの話はクロスされる作品をWikipediaや公式HPなどで調べてから見て下さい。

中で一応説明はしていますが…。

何話かに続く話の場合、全て書き終えてから投稿してますので時間はかかりましたがちゃんと毎週更新できますのでその所よろしくお願いします。

長くなりましたが、どうぞ楽しんでってください。

〜隊長の間〜


「今回の任務の説明はこの方にしてもらいます」


「や、久しぶりだね」


突然目の前に現れたモニタにはフェイトさんが映っていた。


「お久しぶりです」


「今日は仕事で連絡しました。


捕まえてきてほしい人がいるんだけど…」


新たにモニタが現れ、2人の男が映る。


まぁ見るからに悪人面した2人だ。


名前はベレッタとダッジ。


「この2人はこっちで事件を起こして逃げ回っていて、


追い詰めたんですけどある施設の装置を使って異世界へ逃げられた」


「異世界…ですか」


次の任務の場所はまた異世界。


そこに逃げ込んだ男2人を捕まえるという事だな。


「これがおそらく逃げた世界」


さらにモニタが現れる。


どうやら「うた」が魔法になる世界らしい。


天照様や久遠が以前歌ってたような感じなのか?


そして地上が無く、


雲海の中から天まで届く大きな塔を囲むように空飛ぶ大地があるそうだ。


詩ねぇ…。


実にタイムリーな話だ。


「そっちでなんとかできないんですか?」


「う〜ん。異世界へ移動となると結構時間がかかる。


仕事もまだたくさんあるし、


そっちの世界からの方が近いから頼みたいな。


ああ、もちろんちゃんとお金は払いますから」


「ちなみに組織としてはこの仕事を引き受けます」


と隊長が言う。


ならオレたちに断る権利はない。


「オレたちは組織の意向に従います」


「ありがとうございます。


捕まえた後、連絡してくだされば引き取りに行きますので。


ああ、あと殺すのはできるだけ控えてください。


殺し屋のみなさんに言うのもおかしな話なんですが…。


では、後は頼みます」


フェイトさんの映るモニタが消えるのと同時に一斉に他のモニタも消えた。


「3人で行くほどでもないので分散しようと思います。


2人ぐらいがベストなんですが…」


「じゃ、私はパスします」


奏がすぐに居残りを希望した。


「そうですか。


じゃあ無月と祢音の2人で――」


「話は聞かせてもらったわ!!」


突然後ろの扉が勢いよく開いた。


「詩が魔法になる…おもしろいじゃない。


そんなのアカシャだけだと思ってたけどあるものね。


私も行くわ」


「……………」


いきなりの登場&宣言にしばらくポカンとしていたオレたちだが


「久遠様の希望なら仕方ないですね。


では無月、祢音、久遠様の3人でお願いします」


「わかりました」





〜廊下〜


「じゃ、居残りよろしく」


「はい。せいぜい頑張ってきてください」


そしてオレと祢音、久遠は異世界へ転移した。





〜祢音SIDE〜



『異世界・アルトネリコ』


〜メタ・ファルス/ラクシャク〜


「っと、着いた着いた」


わたしたちが辿り着いたこの場所。


見渡すとなかなか発展している世界みたいで、


所々メカメカしい物が見える。


とは言っても日本ほど発展しているわけじゃあないみたい。


家はコンクリートでできてる感じはしない。


足場は鉄板?


とにかく、自然のものが見当たらない。


でも人の服装はどこかの民族衣装のような感じ。


そんなここの人たちの視線はわたしたちへ向いています。


出てきた場所が悪く、人の多い場所。


この世界のものとは思えない服装をしたわたしたちが


どこからともなく現れたなら驚くだろうね。


とか思ってる間に武装した人たちが近づいてきます。


「逃げるか…」


お兄ちゃんはそう言うとわたしと久遠様の手を引っ張って後ろへ走り出しました。


確かに捕まるのも、戦って騒ぎにするのもやっかいだからね。


「ねぇ!追いかけてくるよ!」


後ろを見ると騎士のような武装をした男の人2人と武装してない女の子1人。


「…仕方ないな」


どうやら戦うみたい。


ここなら人も少ないし、いいね。


振り返ってわたしとお兄ちゃんが武器を取り出すと向こうも戦闘態勢をとりました。


相手の武器はランスのような物。


「♪〜♪〜♪〜」


後ろにいる女の人が詩を謳い始めました。


すると女の頭上に結構な大きさの魔法の球が現れた。


これが詩が魔法になるって事みたい。


「さぁて、どうするか」


避けるしかないでしょ。


今にも放とうという瞬間、突然向こうの人たちの後ろで爆発が起きて、


こっちへ吹っ飛んできました。


「こっちよ!」


そんな声と一緒に向こうに女の子の姿が見えました。


「…どうするの?」


「ついてってみるか」


わたしたちはその女の子の言う通りについていく事にしました。



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