プロローグ
勇者が魔王を倒した…そして新たな魔王が現れるすると新たな勇者も現れる、それがこの世界の摂理であった、だがその均衡が崩れた。
色々な理由があるが大きな理由はこの2つだろう
1つ目は、人間である勇者は老いがあり寿命がある、しかし悪魔達は人間の3倍もの寿命、しかも老いはなく寿命が尽きるまで全盛期の状態でいられるのだ。しかも勇者は前の勇者が死ぬまで次の勇者が現れない。だが、悪魔達はすごいスピードで増殖していくのだ。
そして、2つ目は数十年置きに侵攻してきていた魔王軍が数年置きに侵攻を始めたのだ。それにより勇者や各国の兵士達は弱っていったのだった。
魔王軍の侵攻に耐えきれなくなり《カーテス》という勇者が自分の命を引き換えに100年消えることのない防護壁を作った。
人間達は100年後に備え屈強な兵士や豊かな国を造っていった。
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100年後人間達の国は騎士の国・魔法の国・人間の国の3国に分かれたが目的は変わっていない。
魔王軍を滅ぼすこと!それは人々の夢であり希望である。
これからする話は夢や希望を諦めかけた男の話である…