第23話 笑(しょう)目線
今日、遊が告ったらしい。
最初メールで告って、キレられて、何故かハッピーエンド。
何というか、さすがだよね、この2人。
っていうか、俺ら余っちゃったじゃん。
え?
これ、告んなきゃいけない?
1人で考えていると、博樹と遊がやってきた。
「…お前も告ったら?」
と、博樹。
「俺ら告ったもん」
と、遊。
「今、言うのはなぁ」
双子じゃないこといったばっかだし。
由愛は受け入れてたっぽいけど。
「全部言っちゃえ」
と、遊。
「なんて言えばいい?」
「ずっと好きでした。でよくね?」
人ごとかい!!
「でも最近忙しいし」
曲作りとかあるし。
「言えって」
と、博樹。
「言え」
と、遊。
遊の真顔って、結構怖いんだよ?
しっかも、低い声で言ってくるし!!
「う~ん…、いつかね?」
あ、遊の表情が変わった。
「…お前は女子かっ!!」
「違うわっ!!」
「告んのいやぁ、みたいなこと言いやがって!!」
「それとこれは違う!!」
「違うけども!!」
なんじゃそりゃ!!
「でも、笑にも笑のタイミングってもんがあるでしょ?はよ告って欲しいけど」
と、博樹。
「一言多い」
「まぁ、とにかくすきにすれば?」
びみょーなとこで終わりました。眠たい…zzZ