第14話 笑(しょう)目線
詞を見たとたん、由愛が面白いことを、思いついたっぽい。
俺もじっくり読んでみよ。
…………なるほどね。
これは、咲に歌ってほしい。
と、いうわけで咲にほぼ無理やり歌わせることにしました。
「歌うって言ったよね?もう変更できないよ?」
「う、うん」
遊と咲以外のみんな、笑ってます。
この2人、どんだけ鈍感なんだよ!!
もうみんな気づいてるって!!
「じゃぁ、次曲だね」
と、有希。
「どんなのにする?」
と、博樹。
「結構ガッツリロックな感じがいい」
と、由愛。
「俺もガッツリしたのがいい」
でも、パンクまではいかないけど。
「でも、ちょっと女の子らしさ欲しいよね?」
と、有希。
「じゃぁ、どんなのがいい?」
と、博樹。
っていうか、さっきから遊と咲がしゃべらない。
まぁ、詞読めてないもんね。
「さっぱりした、ガッツリしてるロック」
と、由愛。
意味わかるような、分かんないような。
「かこいいガールズバンドの曲みたいな?」
と、有希。
あぁ、なるほど。
「じゃぁ、かっこ可愛いロックな曲って感じ?」
「そう!それ!」
「んじゃそんな感じで作るか」
「よろしく!」
作曲は、俺がしてみんながアレンジすることになった。
変なとこでおわりましたね。っていうか、全然いじってないですね。しゃべってさえないですよね。