14/40
第13話 由愛目線
みんなで、詞の書いてある紙を見た。
…あれ?
「へぇ、内容変えたんだ」
と、笑。
たしかに変わってる。
「じゃぁ、自分関係ないじゃん!!」
「うん、ないね」
遊ひどっ!!
「もうちょいじっくり見して」
と言って、紙をとった。
…………おぉ!!
「有希、許す!!」
「でしょ?」
「咲!!」
「はい?」
「この歌、一緒に歌おう!!」
「…はぁ!?」
「だから、歌おうって」
「無理」
「無理じゃない」
「弾き語り出来ないもん」
「弾かなかったらいい」
「初めてのオリジナル曲で、キーボードのパートがないのはいや」
「作ればいいじゃん」
「うぅ…」
っしゃ!!
このままいったら、歌ってくれる!!
「歌ってみれば?」
おっ、笑も賛成してる。
「私も、歌ってほしい」
有希!
「俺も!」
博樹!
「じゃ、頑張って」
遊!
ちょっとひどいけど、これでもう断れないだろう。
「…わかった、歌う」
やった!
咲がこの歌、歌ってくれる!!
次の話から、咲を小説の中のみんなに、いじらせます。何でもありです。