外伝 バーチャルのオフpart1
──レインボーフェス終了後、某居酒屋にて。
グラン「はぁ…」
深いため息をつく、グラン・ファルシオン。
零真「どうしたグラン、腹でも壊したか?」
神妙な顔のグランを気遣い声を掛ける零真。
グラン「それがぁ…フェスで僕のパネルがとある場所に配置されていまして」
スマホで画像を魅せられる零真。
零真「こ、これは…」
そこには両サイドにライバーサインの相合傘があり、真ん中にグランの等身大パネルが映っていた。
零真「グラン、お前も大変なんやな(スタッフ、グランに押し付けたな)」
グラン「別にとあるお二人が嫌いというわけではありませんが、何と言いますか、ちょっと男性にはキツイかなぁと」
零真「俺が『男性ライバー一人に押し付けるな』って伝えておくよ」
グラン「申し訳ありません」
零真「いや、俺も色々あって『ソラハグ団』には協力的だからさ」
『ソラハグ団』とは、2023年にデビューした、レインボーの新人グループのことだ。
メンバーはドレミファ・ソラ、グラン・ファルシオン、犬星葉瑠の3人。
零真「(まぁ俺も心境的には半分メンバーみたいなもんだからな)」
2年前からの記憶がフラッシュバックする零真。
グラン「零真さんはああいうサインを書く女性をどう思われます?」
零真「(無茶ぶりやん…)」
零真「えー、あー、そうだなぁ」
思考を張り巡らせる零真。
零真「赤い人は雑談している時のキャピキャピしてる様を可愛いと思う人はきっといる、騎士は天然キャラムーブをしている様を可愛いと思う人はきっといる」
零真「ようは『がっつく』のが男性にとってはキツイんだと思う」
グラン「(*゜∀゜)*。_。)ウンウン」
零真「デ、アルカラシテ…」
言葉に詰まる零真。
零真「ダンセイニ、ツクス、メンヲ、モチアワセテマス、ト、アピールスレバ、イインジャナイカナー(棒)」
グラン「何かの呪文ですかꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)アハハ」
零真「言葉を絞り出しただけでも褒めてくれよ」
グラン「ところで、ここ最近のアメリカとロシアの動向をどう思います?」
零真「いきなり世界情勢の話か、急やな」
グラン「都内では『某デモ』が盛んになっていますし、これ以上物価高になるのは怖くて…」
零真「俺の見解でいいなら聞くか?」
グラン「はい、是非」
零真「侵攻が始まったのが、2022年2月24日、つまり、俺がレインボーに関わり出す下半期の前からだ」
零真「そして、焦点はウクライナの鉱物資源『レアアース』だ」
零真「ここ最近はアメリカも見境がなくなり、『軍事支援』を理由にレアアースの提供をウクライナに求めだした」
グラン「そうみたいですね…」
零真「アメリカはロシアに協力関係を築こうとしている、つまり、アメリカとしては『レアアースが手に入るなら戦争は終わらなくていい』と考えている可能性がある」
零真「俺個人としては、国の代表者なら『国民のためを思い』属国になるとしても『終戦』に向かう方向で交渉を進める」
零真「ただ、ウクライナの大統領は『元コメディアン』、法を学んでいても『政治家の経験はない』」
グラン「コ、コメディアン…」
零真「他国の人間である俺からすると、『戦争を長引かせ、国民も守れない、加えて資源を他国に求められている』、国のトップなら苦渋の決断も時には必要だ」
零真「俺たちはそんな国に足を引っ張られ『物価高』に苦しんでいる、日本政治家の責任もあるが、『戦争の影響』はかなり大きい」
零真「国連のお偉い方がすべきことは『この戦争の無意味さ』を主張することだ、それが出来ないのなら話し合いなど何の意味もない、時間の無駄だ」
グラン「(零真先生、ここ数日のニュースを自分なりにリサーチしたんだろうなぁ)」
零真「これくらいでいいか?」
グラン「はい、もうお腹一杯です」
藍葉「(あいつら酒の席でなんつー話してんだよ)」
藍葉に呆れられる零真であった。
作業中に少し時間があったので、ちょろっとYOUTUBEやネットを調べて執筆しました。
リサーチが間違っている可能性もありますので、あくまで『物語』として閲覧していただけると幸いです。
ウクライナ国民の皆様が安心して暮らせる情勢になることを切に願っています。