外伝 バーチャルのオフpart8
ハロライブ本社。
零真「はぁ~(´Д⊂ヽ」
凄く眠そうな零真。
零真「ん?」
犬耳女性「( ˘•ω•˘ ) ナヤムナー」
待機室で思い悩んでいる女性。
零真「コロンさん、何か悩み事?」
彼女は犬上コロン、ハロライブのバーチャルアイドルの一人だ。
零真「なるほど、卒業する人が後を絶たないことと会社への不安か」
零真「うーん」
1分程考え込む零真。
零真「上場した影響で組織が『業務重視』に移行せざるを得ない状況なんだと思う」
零真「ここ最近だとメジャーや海外展開も凄いことになっている、昔とは規模も影響力も大きく違う」
零真「その中で『バーチャルアイドル』達へのケアを考えて行動、実行できる人材がスタッフにどれほどいるのか」
コロン「…」
零真「俺の考え方だと『仕事』の中にも『遊び心』を取り入れて、演者の人達への息抜きとなる企画を考えるかな」
零真「そして、『業務の分担』と『一人一人の希望をちゃんと聞いてあげる』ことが大事だと思う」
零真「叶えることが出来なくとも、『ちゃんと話を聞いてくれる人』がいることが重要だ。特に女性はその辺りが不安要素になりやすい」
コロン「( ゜д゜)ポカーン」
零真「なんだ、呆気に取られた顔して」
コロン「いや、真面目モードだと全然違うんだなって」
零真「まぁ基本はゲームして息抜きしたいタイプだからね」
零真「ま、なんかあった時は俺が裏で動くから、とりあえず1年くらいは会社の動向を様子見したらいいんじゃないかな」
その後も少し話を聞く零真であった。
零真「(ただ、心配事はある)」
零真「(上の人間の中に『人道に反した利益重視の考え』を持っている人間がいるのではないか、調査する必要があるな)」
原作者「多くの従業員を抱える会社になった以上は『その人達を養わなければいけない』」
原作者「ですが、彼女達は『従業員のために存在しているわけでない』この点を忘れないでください」