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外伝 黒衣の怪盗part1

京都宇治。


とある真夜中。


刑事「警部、本当に探偵Ⅸが言う通りのことが起きるんですか?」

警部「迷宮入りの事件をいくつも解決に導いた『令和の名探偵』が連絡を入れてきたんだ」

警部「我々警察が動かないわけにはいかないだろう」


物陰で様子を伺う、黒衣の男。


黒衣の男「さぁ、刑事さん達、頼みますよ」


挙動不審な男「(゜Д゜;≡;゜д゜)ソワソワ」


「ブーブー」


男が持っているタブレットが突然バイブする。


挙動不審な男「はい、もしもし」

横暴な男「お前が今回の『運び屋か』」

挙動不審な男「はい、お荷物を指定の場所まで運んできました」

横暴な男「よし、タブレットのメールに送信した場所まで荷物を運んで来い」

挙動不審な男「はい、了解しました」


警部「今だ!!」


「バッ!!!」


突然、辺りがライトによって明るくなる。


挙動不審な男「け、警察だと…」

横暴な男「な、何故、警察がここに」

警部「我々には『探偵』がバックにいるからな、観念しろ」


タブレットの通話が切れる。


挙動不審な男「あぁ、くそぉ…」


「シュ!」


黒衣の男「このタブレット一時的に僕が預からせていただきます」


男からタブレットを掠め取る、黒衣の男。


警部「き、貴様はこの前の『怪盗クロウ』、また邪魔しおって」

黒衣の男「なぁに、今日の朝にはすぐ警察へお返ししますよ」

黒衣の男「それよりも、その男の事情聴取と周辺地域をパトロールした方がいいんじゃないですかね、では♪」


ロープダートを使い華麗に立ち去っていく、怪盗クロウ。


刑事「カッコいいですねぇ(*´▽`*)」

警部「そんなことを言っている場合か、クソ、男を署まで連行するぞ!」

刑事「ハイ!」

ハロライブ本社。


「ブイーーーーン」


玄関の自動ドアを通る、零真。


イブキ「おー、零真くん、来た来た」

零真「ふぁ~、眠い」

イブキ「どうしたんだい、凄く眠そうだけど」

零真「いやぁ、ちょっと色々あって徹夜しちゃって、あはは…」

零真「(昨日、大急ぎで端末内の情報を収集して、警察に端末を届けて寝てないなんて、口が裂けても言えない)」


打ち合わせをするために会議室へ向かう二人。


しょぼくれたお姉さん「(۶ ͛⌯ᾥ⌯ ͛٩)ウーン•••」

零真「あれ、シエルさんじゃないか」

シエル「あ、零真さん、どうも」

零真「何ショボくれてるんスか」

シエル「(。•́ - •̀。)シュン」


イブキ「某飲食店での事件のことで、悩んでるんじゃないかな」

零真「あぁ、なるほど」

シエル「(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪」

零真「その件については、もう俺が連絡を入れましたから、安心してください」

シエル「え」

零真「自分で飲食店の調査も行いました。何故事件が起こったのか、飲食業がどういった問題を抱えているのか、大体把握しました」

零真「だから、安心してください」


イブキ「(連絡入れたって一個人がやることじゃないんじゃ…まぁ彼ならやり兼ねないか)」


零真「つーことなんで、シエルさんも『ツッコミ役増加プロジェクト』のミーティングに参加お願いします」


手を引っ張られ、イブキと共に会議室へ向かう、一行であった。


警視庁、捜査本部。


探偵Ⅸ「男から回収した端末の件、伺いました」

探偵Ⅸ「闇バイトの募集を募り、タブレット端末で指示、指定の場所に物品を運ばせる」

探偵Ⅸ「考えられるのは、『無人ロッカー』に端末を預け、運び屋に回収させ、物品は別の場所に保管」

探偵Ⅸ「運び屋は端末からの指示を受け、指定場所に物品を移送、自身のスマホなどから報酬を受け取り、端末も移送先に回収させる」

探偵Ⅸ「ざっとこんな経緯でしょう、『無人ロッカー』並びに『端末を数日保管できる場所』を洗いましょう」


刑事「(匿名の探偵、探偵Ⅸ、噂には聞いていたけど、凄いな)」

警部「わかった、そちらの指示通りに捜査範囲を広げよう、何かあればこちらから連絡する」

探偵Ⅸ「了解しました。事件が解決されることを願っています。」


「プチンッ」


巨大モニターから映像が切れる。


レインボー学園。


零真「ふぅ、緊張したー」

葉瑠「に、零真先生、何やってるんですか?」

零真「げ、は、葉瑠じゃないか、いやぁ~偶然だねぇ」

葉瑠「(何か隠してるな)」

零真「そ、そうだ、この前、物凄い珍しい書籍を手に入れたんだ、欲しい?」

葉瑠「え、本、見せてください(´。✪ω✪。 ` )」

零真「(あぶねー)」


怪盗クロウ、探偵Ⅸ、聖衣零真、この物語で『彼』はトリプルフェイスである。

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