勇敢なる警察官諸氏へ
警察に入るにあたりあなたはどんな事を誓い、志し、また守り抜こうとしましたか。警察機構は戦前からありますが、警察官一人一人の心境は戦前と同一ではないかと存じます。勇敢なる警察官へメッセージを送ります。
ニュースで連日話題になっている政治家の汚職、詳しく言えば裏金、脱税、チップ口渡しセクキャバ問題についてご存じかと思います。このようなヤクザより遥かに悪道を進む政治家は戦後、戦前問わずおりました。しかし戦後になり内務省解体により警察機構が弱体化し、権力者を取り締まる権力者は存在しなくなりました。今警察官一人一人に求められているのは「初心」です。
警察官を税金泥棒だとか、国家の犬だとか罵倒する人間はどのような心理なのか警察当局は知る気もないでしょう。彼らは政治家、権力者の悪事を取り締まる事ができない自己の苛立ちを警察官に当てているのです。ここで一般国民と警察又は公安職に就いた人間とで意見の対立が生まれます。
一般国民が求める警察官とは、治安、秩序を維持し、権威暴力主義者を排除し、憲法が定める通り、健康で文化的な最低限の生活を護る法の万人です。
しかし警察官一人一人が上記を完璧にこなす事は不可能です。なぜなら警察は一人の意思が尊重される世界ではなく、全体すなわち警察機構=政府機関が最優先される世界だからです。
大犯罪者が目前にいても警察庁の命令がないと動けません。不審者に職務質問をすることができるのは相手が一般国民であり、また権力を有していないからです。
我々一般国民は警察を非難するでしょう。しかし我々とて責務があり、上司の命令に逆らえない環境で独断行動ができるでしょうか。日本社会は縦社会です。この矛盾は警察だけではありません。
ではどうやって大犯罪者を牢獄に送ること(逮捕令状発行)ができるでしょうか。それは警察官一人一人が初志貫徹の精神で命令ロボットになるのをやめると共に、意思による強制捜査を可能にする事です。
現状、警察機構の権限が各省庁の中でも格段に狭く、警察官一人に犯罪政治家を取り締まる事は容易ではありません。
だからこそ、あなた方一人一人が心の奥にしまい込んだ意思、良心を取り戻し、大犯罪者の権威悪事に眼を向ける時代を築き上げる事が重要です。
法治国家の象徴的組織であった内務省を復権させる第一歩として
また警察官が国を護り、公正な審判を下せる国家を築く第一歩として
初志貫徹の大精神を取り戻してくださればなと思います。
汚職政治を許さない。脱法悪事を絶対に許さない。
昔誓い、忘れ去ってしまっていた意思が今の政治不祥事により呼び起こされました。
勇敢なる警察官諸氏、大志を抱き国を防護してください。
警察官一人一人の警察精神が問われています。例え官僚警察だとしても、たとえ直属の部隊長だとしても「間違い」を「隠蔽」してはなりません。またさせてはならないのです。
勇気ある警察諸氏、今こそ正義執行の時であり、国と国民を護る時であります。