表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界傭兵団の七将軍  作者: Celaeno Nanashi
第十二話【雷葬】
74/131

第十二話【雷葬】8

 「真仲や! 目を覚ましておくれ! 正気を取り戻しておくれ! 真仲!」「おのれ、神坐に寝返りおって……! だから半妖の小娘など担ぎ上げるなと言ったのだ!」「何故斯様な事に……何故高巴を、何故我等を裏切った……!?」

 燃える木々。

 「どうして……どうして高巴殿を……ついこの前も、あれ程までに仲睦まじく、慕い合っていたのに……」「神坐の執権、光トキヤ……一体何者だと謂うのだ……? あの真仲様が高巴殿を文字通り斬り捨て、自ら奴の奴婢を名乗る程に入れ込むとは……」「おのれ……おのれ獣め、人でなしの雌猪め! よくも兄上を! 我等を裏切りおったな! 必ずや報いを受けさせてくれるわあああああ……!」

 逃げ惑う人々。

 「最早この地は、わし等は終わりじゃ……真仲様、何故じゃ……」「私等が何したっていうんだ……いや、何もしなかったからなの……?」「神坐に呪いあれ……武士の風上にも置けぬ、遊女崩れと流れ者共に天罰あれ! 我等の恨みで、呪いで! 苦しみ抜いてくたばれ! 光旭……!」

 それらを狙うように、異常な数の雷が降り注ぐ。

 「死ね、死ね、死ね! 全部消し炭になれえええ!」

 今まで真仲が守り抜いてきた全てを破壊し尽くしているのは、真仲自身だった。

 空色の麻の葉紋様が描かれた灰色の直垂を着て、神坐七将軍の七色が随所に意匠として散りばめられた鎧を身に纏った彼女は今、神坐軍の8人目の将軍……女王である光旭の直属の将軍として、己の側近にして恋仲であった高巴を裏切り殺したその足で、かつての己の所領であった中ヒノモトを攻め滅ぼしていた。

 「あは、あははは! ぎゃははははは! 無くなれ! 全部無くなって消えろ!」

 「……のう、真仲よ。オヌシはそうまでして自分の過去の全てを消し去って、一体何を得ようというのじゃ?」

 楽しげに笑い声を響かせる真仲の興を冷ますように問うのは、黄金の大鎧を纏い、藍色の直垂に袖を通す美丈夫……七将軍が1人、チランジーヴィ・オオニタだ。

 問い掛けられた瞬間から真仲は疎ましげな様子になり、振り向きすらしない。

 「何とか言ったらどうなんじゃ? 旭姫から監視役を頼まれてここにおる以上、オヌシがこんなメチャクチャをしでかした理由は聞いておかねばならん」

 「お前の問いに答えねばならぬ義理は無い」

 「自分の手下がいない旭姫やオヌシの代わりにワシ等転生者が兵隊を貸してやっておる事を忘れるなよ?」

 「……私は神坐の将軍だ。主である旭様の命に従い、この地を滅ぼすのだ」

 「旭姫は『中ヒノモトを平定せよ』と言い残して帰ったが、平定とは従える事ではなく滅ぼす事なのかのう?」

 「煩い、黙れ。後でトキヤの……執権殿の許しも得られる。お前にとやかく言われる筋合いは無い」

 「トキヤの許可ときたか。どうせ奴の尻を舐め回して無理矢理首を縦に振らせるのであろう? それで首を縦に振るトキヤもトキヤだが、奴は呪いで急にモテだしたせいでまだまだ女に耐性が無い。初心な男にあまり悪い事を教えんでくれんか?」

 「同じ執権殿に従う身でありながらよくもそう悪く言えるものだな。己の方がトキヤと付き合いが長い事を私に自慢しているつもりか? あまり私を侮るな。お前の魂が焦げて塵になるまで雷を浴びせてやっても良いのだぞ?」

 「何故じゃ? 何故に今までのお前が命を賭して戦って守ってきた全てを、唯々トキヤに心変わりしただけで何の憐憫も無くゴミの様に焼き払えるようになった? ワシはお前が何を考えているのかが知りたいだけじゃ」

 「私を裏切ったからだ。気をやる程の快楽を注がれ、何度のたうち回って助けを求めても、誰も私を助けには来てくれなかった……故に私は、此奴等に復讐するのだ」

 「オヌシ、何を言うとる……? お前をそのようにしたのはコイツ等ではなくワシ等だぞ……」

 涼しい顔であまりにも破綻した論理を振りかざす真仲と、そんな彼女に思わず苦言を呈したチランジーヴィ。

 2人の背に、

 「真仲!」

 声を掛けたのは、真仲と同じように七色の鎧を着込んだ青年。

 だが服の模様の色は違って、桃色の麻の葉紋様の直垂を着ている。

 「あ……トキヤ♥」

 その姿を視界に収めるなり、真仲はそこにいるチランジーヴィをまるでいない者として扱う様に無視して、蕩けた目つきで彼の許へと軽い足取りで歩み寄った。

 「いい加減にしろ、やり過ぎだ!」

 「旭様には、お前から上手く言っておいてくれないか?」

 「こんな焼け野原にしといてどう言い訳しろっていうんだよ……!? チランジーヴィさんも、どうして真仲を止めなかったんですか!」

 「これでもワシは言葉を尽くしたのじゃがー?」

 「ああそうですか! ハァ……真仲、俺達が頼まれたのは中ヒノモトの平定だ。平定の意味分かるか? 人っ子一人いない平地にするって意味じゃないからな?」

 呆れ返って子供に言い聞かせるように説教するトキヤに、真仲は少し不機嫌な顔をしたが……直ぐに良からぬ笑みを浮かべると、しゃがみ込み、

 「おい……っ! 何のつもりだ……!?」

 「なあ……頼む。わらひに、復讐ふくひゅうを……成し遂げさせてくれ♥ な? いいだろ♥」

 トキヤの袴の中へと潜り込んで、彼に……執権に『許し』を求め始める。

 「ちょっ、何してんだよ!? チランジーヴィさんもいるのに……!」

 「あー、もう引っ込んどくから気にしなくていいのじゃー。後はお若い2人で楽しんでくれー」

 「引っ込むんじゃなくて、この収拾つかない地獄絵図を何とかしてくださいよおおおおぉ……!」

 トキヤの助けを求めながらも真仲を止めさせる気の無い手の緩さを鼻で笑いつつ、

 「にしても、1人の人間の人格をここまで豹変させてしまうとは……色病みの呪い、少なくともワシは軽い気持ちで使いたくないのう」

 チランジーヴィは2人に聞こえない小声で呟きながら、背を向けて消えていった。

 「ったく、どいつも、こいつも! 俺の言う事を聞く気は無いのかよ! だったら……俺も愉しんでやるよ。真仲、俺をバテさせるまでやってみろ。そしたら旭を何とか言いくるめてやるから」

 「んふふ……♥ 望むところら♥ わらひが勝っはら……♥ 私が勝ったら、この地をぺんぺん草も生えない死の大地にしてやる♥」

 トキヤは、自分の提案に乗った真仲を心の内で愛おしく感じながらも嘲った。

 旭と身体を重ねている間も体力の限界が訪れなかった事から、転生者の精力は恐らく尽きない。

 つまりこの勝負は初めから真仲に勝ち目が無いのだ。

 「そうだな……こんなのは、どうだ? こんな風に、胸でしてみるのは……♥ 旭様はこの前、私の胸を牛の様だと莫迦にしていたが、己も大概あの真白な狩衣の内に莫迦みたいにでかいものを隠している癖して、こんな事もしてくれないだろ? お前が私を愛してくれるなら、私をお前の一番の奴婢にしてくれるなら……私はお前の尻の穴まで、悦んで舐めさせて貰うのだがな……♥」

 「言っとくけど、ルール変更は、無しだからな……っ、ま、まあ、確かに旭には、流石にこんな事、させられないけど……」

 「だろ? だから、ここでの私の行いには目を瞑ってくれ……これっきりで過去の私の全てに、決別させて欲しいんだ」

 「お前の気持ちは痛い程に分かるけど、流石に、う……! うぅっ!」

 トキヤは脚の力が抜けて、その場にへたり込んでしまった。

 「嗚呼……甘美な味だ……♥ これをそんな風に感じたのは、お前のが初めてなんだ、トキヤ♥」

 彼の袴の中から出てきた真仲は、頭から胸元にかけて白く粘性のある液体で塗れていた。

 「お……俺だって同じだよ。こんな風に」

 「待て、汚いぞ」

 真仲が止めるのも聞かずにトキヤは真仲と口付けを交わし、彼女の口の中の水分を少しだけ奪うと、

 「お前とキスをしても、汗を舐め取っても……股を吸っても、全部甘くて、もっと欲しくて仕方がなくなる……お前の全てを俺のものにして、お前が俺のものだって証を刻み付けたくて……歯止めが効かない」

 お互いの口を繋ぐ粘液を袖で拭った。

 「トキヤ……♥ そんなに私を止めたくば……」

 鎧も、直垂も脱ぎ捨てて、袖の中に隠していたフェイスベールを着け、真仲は肌着として着込んでいたものを……トキヤから与えられた、光沢のある藍色の薄布を金具と紐で組み合わせただけの服と形容すべきではない肌着と、辛うじて直垂の体を為しているが透けるほどに薄い黒布で編まれた、取って付けたような胸周りだけの上衣と腰回りだけの袴姿を露わにして魅せる。

 「来てくれ♥ お前が私を鎮めてみせろ♥ そうすれば私の方が先に音を上げて、この地を滅ぼす事を、諦めるかもしれないな……♥」

 真仲に誘われたトキヤは、

 「分かった……その勝負、受けて立ってやるよ」

 「く、来る……♥ トキヤの、が、あ、あああぁぁ……っ♥」

 馬鹿正直に彼女を後ろから抱き締めた。

 「ふぅっ♥ うぐううぅぅぅ……っ♥ と、トキヤぁ……っ♥」

 「やっぱりかなり効き過ぎてるような気がするけど……ホントに大丈夫か?」

 「これ、くらい、が、いい……っ♥ いいんだ……♥ これより、弱いと……だめ、なんだ」

 真仲が何か嫌なものを思い出しかけている事を察したトキヤは、

 「ぐひいいいいぃっ♥ いぎっ♥ いぎなり激しいのらめらあああっ♥」

 「俺の前で、そんな顔するな。せめて、今だけは……幸せでいてくれ」

 「ぐへぇっ♥ おごぉっ♥ がっ♥ あ゛ぁ゛っ♥ あ゛ん゛っ♥ あ゛ん゛う゛ぅ゛っ♥」

 真仲の頭の中を快楽で塗り潰した。

 「と、トキヤっ♥ もう果てられそうか? まだ限界でないのか? 一緒が良い、一緒にっ♥ 一緒にい゛い゛い゛ぃ゛っ♥」

 「おいおい、もうギブアップは、流石にザコ過ぎるよ……真仲、もう少しだけ頑張れるか?」

 「やらぁっ♥ む、無理ぃっ♥ 無理無理無理無理無理いぃっ♥」

 「だったら、せめて、気絶するなよ……!」

 「ひっ♥ らめ♥ これ以上、激しくは駄目ええぇっ♥ いぎゃあぁっ♥ あ゛ん゛っ♥ あ゛ん゛っ♥ あ゛っ♥ あ゛っ♥ あ゛っ♥ あ゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛っ!♥ か、かは……っ!♥」

 呪いの影響なのか、円の言っていたように感覚が鋭い体質のせいなのか。

 「んお゛ぉ゛っ!?♥ お゛へぇ゛っ!?♥ は、果てたっ♥ もう果てたからぁっ♥ やめてえええぇっ♥ あ゛え゛あ゛ぁ゛っ♥ お゛ぉ゛っ♥ お゛ん゛ん゛っ♥ ん゛お゛お゛ぉ゛っ♥ 」

 真仲は少しでも激しくすると、旭と違って全然耐えられなくなってしまう。

 「あ゛があ゛ぁ゛っ♥ ぐ、ぎぃ……っ♥ はぁっ♥ う……♥ ……どうして、弱くした……? 気を、やらない、程……度、にい゛ぃ゛……っ♥ べ、別に……私の事など構わず、お前の快い儘に、しても、構わないのに……」

 旭よりも繊細に責める事を求められるが、それでもトキヤが疎ましさを感じる事は無かった。

 「最後は一緒が良いって言ったの、お前だろ?」

 「あ……っ♥」

 「だから失神させないからな。簡単に気を失って、俺から逃げられるなんて思うな」

 「う゛お゛ぉ゛……っ♥ お゛お゛お゛ぉ゛っ♥ あ゛へえ゛ぇ゛っ♥ あ゛っあ゛っあ゛っ……♥ あ゛ん゛っ♥ かはっ♥ あ゛ぁ゛っ♥ ひ……っぐう゛ぅ゛……っ♥ ぎひいぃ……っ♥」

 「ずっと俺に抱かれて、悦んで、啼き続けるんだ……幸せだろ?」

 「あ゛あ゛ぁ゛……っ♥ し、幸せっ♥ 幸せだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ♥ もうっ♥ もうお前の他にはあぁっ♥ 何も……何も、要らないいい♥」

 「真仲、まなか……っ! もう嫌がっても離さないからな……! お前はもう、俺の愛人……俺の奴隷だから……! 俺を受け入れて、俺のを宿して、俺のだって証を示せ、真仲……っ!」

 「い゛ぃ゛っ♥ いいぞ……私にもくれ♥ 旭様だけなんて、ずるい♥ そんなの許せないっ♥ くれっ♥ 私もトキヤのが♥ トキヤのが、欲しいぃっ♥ 私も孕むっ♥ お前のをこの胎に宿すっ♥ お前と私のを育てるっ♥ 私も、わたしもおぉぉぉっ♥ っがぁっ♥ あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!♥ あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛……っ♥ ……♥」

 抱き締め合って、絡めた指を握り合って、2人はこの世の終わりの如き有様を眼前にしながら、自分達だけの楽園を幻視した。

 「……正直、悪かったって思ってるよ。俺はあの人より背も低いし、頭も悪いだろうし……だからお前のワガママには、出来るだけ応えたいと思ってる。そんな事でしか償えないから」

 体面を気にする為か、トキヤは冷静になると己の想いを頑なに『償い』だと言い張りだす。

 「償い? 何を言っている……お前は私を解き放ってくれたのに、何を謝る必要がある?」

 だが、真仲はそういった事への嗅覚は人一倍鋭かった。

 トキヤはあの時……森でこちらを一目見たあの時から、己に対して気が有った。

 旭に対する愛情……忠義や誠意からの愛ではなく、

 「お前は旭と違って、無理矢理俺を愛させられているから……この呪いのせいで」

 「だが、今更呪いを解かれても、もう私は元には戻れない……お前に引き裂かれ、歪められ、壊された私の心は、呪いと謂う膠で辛うじて人の形に繋ぎ留められているに過ぎない」

 真仲自身の肉体的・精神的魅力の虜になって、獣慾と支配欲に駆られた情愛を向けていた。

 多くの女は醜い劣情の捌け口にされる事を厭がるのだろう。それはきっと、旭でさえも。

 「だから、償わせてくれ。これからも俺が責任を負うから……」

 「違う……そんなもの要らない。私が欲しいのは、お前の償いではなく……お前の欲望だ。教えてくれ……私をどうしたい? まさか旭様にしている様な児戯の如き可愛がり等と答えて、私を失望させてくれるなよ?」

 だが今の真仲にとっては……己が身を照らしてきて焼き滅ぼす様にも思えた清く正しい女が選んだ、たった一人の運命の男……その男の純真無垢な心を、

 「俺の……俺の奴隷になれ。俺の嗜虐欲も、獣慾も、支配欲も、全て満たせる奴隷に。俺の背中を守る為に戦い、俺の渇きを満たす為に抱かれて、俺が慈しむ為に子を成せ……俺と一緒に生きて、生き抜いてくれ。そして最期に、旭がこの世界を救って、神として上り詰める代償として、報いを受ける俺と一緒に……一緒に地獄に堕ちてくれ」

 他でもない己が穢し、汚し、獣に化せしめている。

 その事実は何よりも甘美な優越感に浸らせてくれた。

 旭に敗れて跪く事となった己が唯一打ち勝てたものが、彼女が己に敗けを認めながらも最も敗けたくなかったであろう、人としての魅力であったのだから。

 「ふ、ふふふ……望むところだ。旭様がお前に出来ない事のすべてを、私にさせてくれ。私のこの身体も、心も、全て従えられる事に、幸せを感じて欲しい……それこそが、私がトキヤに望む事だ」

 真仲の全て壊れてしまった心が辛うじて心の形を残せている理由として、トキヤの心を奪えたと謂う事実は、充分過ぎるものがあった。

 「……これからも、俺の為に励んで貰うからな。それがお前の望みだって、お前自身が決めた事を忘れるな」

 「そうだな。これは二人だけの誓いだ。旭様の知らない、二人だけの……♥」

 「ハァ……こんな事話し合ってるのが旭にバレたら、きっとメチャクチャにシバかれるんだろうな。でも……幾ら旭の為でも、独りで地獄に堕ちるなんて、俺には怖くて出来ないよ……。真仲、俺と一緒に来てくれるお前の誠意に応えたい。だから旭は俺が説得する。ここはお前の好きにしろ」

 トキヤの言葉へ真仲は嬉しそうに口元を緩めて目を細めながら、己の身体を預けた。

 「ありがとう……そして、くたばれ。あの日の迷い子……」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ