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少女の手には呪いの本  作者: 七海 司
4/18

読者ノート1

 ✖︎✖︎年7月15日 タイトル:読めなかった。

 1章 暗闇森の魔狼 

 2章 孤独な城の大蜘蛛

 あらすじ

 聖なる栞に選ばれた勇者が魔王を倒すために旅立つ王道の物語。


 感想

 村人の依頼で勇者は森に住む狼の魔獣を討伐して英雄に祭り上げられていました。その時に勇者は狼の決死の一噛みで左腕に大怪我を負いました。村人は勇者を狼への生贄として差し出す算段だったようです。勇者が食べられれば自分達はしばらくは安泰と考えたようです。


 勇者はいいように村人たちに利用されただけでした。


 村人たちにとっては魔獣が討伐されたのは嬉しい誤算のようです。魔獣の死骸は肉は家畜の飼料に、骨は農具に加工されていきました。勇者には感謝の言葉ひとつかけられる事はありませんでした。


 勇者のたびはまだまだ、続きます。

 勇者は古城に住み着いている蜘蛛の怪物を聖剣を胸に突き立てることで退治して、お姫様を救いました。でもその時に、体に蜘蛛の卵を産みつけられていました。その時の描写は真に迫るものがあり、夢に見そうです。


 孵化した蜘蛛の子が身体中の穴という穴からカサカサと這い出てくるなんて発狂ものです。そんなひどいことを考えついた作者は人の心がないのかもしれません。すべての蜘蛛がどこかへと行ってしまうまで勇者は蜘蛛の子に怯え続けました。栞をもつ限り勇者は死ぬことができないようです。


 倒された蜘蛛の体からはキノコが生えてきていました。冬虫夏草でしょうか。蜘蛛はキノコの苗床になったようです。


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