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最悪の人生の確定だが諦めない  作者: 真白にゃん
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異性愛は時代遅れだ

私の人生は想像以上に人間以下だ。私がこんな人生を歩むことになってしまったのは八割はあの二人にの罪だと確信する。


嫌な顔で私を見てる女の子の名前はティアニア, 逆に惚れてるような顔をしている男はイサーニアだ。


当然、本名ではない。このニア兄妹の本名はたしかに谷崎なんとかだったが、何らかの理由であだ名で読んでる。


私としては二人の表情をか変えって欲しいんだがそんな未来は第566地球でしか起きなかった。


今から何で私の人生がこの二人によって最悪になってしまったのか説明する。


この話はとっても悲劇過ぎな物語なのでみんな気を付けて聞かなければならない。


悲劇の発端はこのニア兄妹がいきなり私の家へやって来た事からだ。


丁度ニア兄妹がやって来た頃に私はケーキを食べろとしていた。甘いケーキを吟味する自分を想像しながらフォークに手を移したその瞬間だった。


電子ドアロックが設置されている玄関門からピピする音が聞こえ初めまもなく例の二人が入って来た。


これだけだったら私の人生は最悪までには成らなかったかもしれない。が、そんな未来もまた第566地球でしか起きなかった。


私は家の秘密番号を教えた覚えがゼロなのになぜかドアロックを無力化に成功したイサーニアは、


「あ、ケーキ食べていたんだ。僕も食べていい?」


って聞いたのだ。人の前ではいいものを演技している私がダメだと言える筈ない。


「いいよ。最初から君たちのために買っておいたケーキだから。私一人でこの量は食べられねぇよ。」


「ありがとな!」


私は大事なお友達を失う気持ちで甘いケーちゃんをイサーニアにあげるしかなかった


もちろんケーちゃんは八ピースもあり、私が一回に食べられるケーキの数は精精二ピースが限界だ。


故に1つくらいイサーニアにあれても今日私が食べられるケーキの数は変わらないんだが


それでも!


あのケーキは明日や明後日の分だったのだ。イサーニアごときが勝手に食べていい物ではない!


うん。


ちゃんと私に許しを得ったし、お礼まで貰ったけれど。


うん。


やっぱりイサーニアの分のケーキはない!


「え、私も食べていいの?うれしい!」


「はい!はい!はい!もちろんです!ぜひご自由にいただいて下さい!ティアニア先輩!」


「あ、ありがとう。反応が熱いよね」


私の瞳に浮かんで来た愛の気持ちが彼女に伝わることができるかな?


うん?


そうかな?


そうだな?


そうじゃないわけがないんだな?


この調子なら私とティアニアさんが結ばれてしまうのも無理じゃないよな?


って、


私が正しい未来を想像している間だった。


私の人生が最悪に確定される言葉はティア先輩の口から出ってしまったのだ。


「そうだ。緋水(ひすい)ちゃんにもおしえなきゃ。私たち付き合うことにしたんだ。」


え?


えええええええぇっ?


「冗談はよせてぇ」


「冗談じゃないし」


彼女の真顔は久しぶりだった。だからすぐわかった。本当に冗談じゃないんだ。


いやいやいやいやいやいやいや。


可笑しいでしょ。


今は2022年だよ?令和時代だよ?この時代へ異性愛なんて時代遅れだよ?


これはだめよ。私みたいな可愛い女の子が前にあるのに男の子と付き合う何て非論理的でしょ?


「きっと大変だと思うけれど緋水(ひすい)ちゃんなら応援してくれるよね?」


「......うん。当たり前な事を聞くね。私はティアニア先輩が選んだ事なら何でも応援する!」


そんな事応援出来るはずねぇよ。この時代へ異性愛なんて大変なのが当然でしょ?


それより私と付き合う方がいいよ。


「......」


私の思いは口の中だけを迷ってそのまま心の中に戻ってしまっだ。

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