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作者「息抜きに書いた」私「ああんヽ(`Д´#)ノ!?」

作者: たなか

 ※僻みや嫉妬丸出しのエッセイにつき、不快に感じられる可能性もございますのでご注意ください。

 また特定の作者様を非難しているわけではございませんし、あくまでもジョーク作品ですので寛大な心で御笑覧いただけますと幸いです。


 勿論、作者様におかれましてはきっと深い意味はなく、ありのままの真実を書いていらっしゃるだけなのだと思います。長編を執筆するにあたり、ちょっとした気分転換のために短編をお書きになられたのでしょう。


 一つの作品について、ひたすら展開を考え、文章を組み立て、推敲を重ねていくことは大変な努力と集中力が必要でしょうから、たまには息抜きに異なる作品に手を伸ばしたくなるのも当然のことです。



 で・す・が、わざわざ前書きや後書きに記載してまで、その事実を読者に向けて高らかに宣言する必要が、本当にあるのでしょうか?


 私の性格がどうしようもなくひねくれているせいで「本気出してないからクオリティーは保証しませんよ」という保険のように感じてしまうのです。


 ひょっとすると読み専の読者様の中にも「えっ……すごく感動したのに息抜きだったの?」と肩透かしをくらったように感じる方もおられるのではないでしょうか。



 あたかも「あ~昨日全然勉強してないわ~」という同級生の台詞のようではありませんか。

 あるいは「今日化粧のノリが悪いんですよね~」とのたまう同僚の煽り文句を彷彿とさせます。

 それとも「この〇リーザは変身をするたびにパワーがはるかに増す・・・その変身をあと2回もオレは残している・・・その意味がわかるな?」と警告する帝王様に例えるのが相応しいでしょうか。



 そのうえこのような前置きがある作品に限ってランキング上位、下手したらトップに君臨していたりするのです!!


 まさに、リアル「俺、なんかやっちゃいました?(てへぺろ)」そのものです。

 中には後書きに「軽い息抜きのつもりで書いたらランキング入りしてしまい作者もビックリしています(笑)」なんて止めの一言が書かれている場合も。


 しがない短編書きといたしましては、キイイイイとハンカチを食いしばり、床をゴロゴロと転がりたくなる気持ちになります。それはもう勢いよく転がります。



 一度スイッチが入ってしまったら、もう被害妄想が爆発して、


「えっ……嘘でしょ……あなたの本気で書いた短編、私の片手間に書いた作品に負けてるんですか……m9(^Д^)プギャーwwwwww」


 と馬鹿にされている幻聴すら聞こえてきそうです。バイノーラルの如き臨場感で聞こえてきます。



 繰り返しますが、息抜きで短編を書いていただくこと自体に、全くもって不満はないのです。ただ、どうかその事実は心の内にしまっておいてくださると、私めの臆病な自尊心と尊大な羞恥心がいたずらに傷つかずに済むのです。



 大変勝手極まりない申し出ではございますが、何卒、ご配慮下さいますようお願い申し上げます。

 追伸 丹精込めて血反吐まみれになりながら満身創痍で書きました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 良い息抜きになりました! 読ませていただきありがとうございます!
[良い点]  こんにちは。コメント失礼します。  確かにこういう予防線を張る作品にイラっとすることはありますよね。逃げている、という感じがします。  ただ、一部の本当の天才は、そんなことはものともしな…
[一言] 嫉妬の炎に油を注ぐような行為かもしれませんが……。 ある作家のデビューのきっかけは「奥さんが小説の賞に応募しようとしたこと」だったそうです。 締め切り近くなったので奥さんに書けたか聞いてみ…
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