第10話 ソマリア沖の戦い―骨董戦闘機と最強戦闘機
「フリードよりガルム小隊へ、未確認機を確認後詳細を送れ! それまで交戦は許可しない」
「ああ!? 確認?さっさと撃墜しちまえばいいんだよ」
ヴェルナーは怒りを込めて叫ぶがユルゲンは冷静なものだった。
「ガルム1よりフリード、攻撃された場合は反撃の許可は?」
「攻撃された場合はガルム1の判断に任せる。臨機応変に対応してくれ」
「ガルム1了解」
ユルゲンは操縦根を握りながら敵の数を確認する。
合計6機である。
数は倍だがこのメッサーシュミット1000ならば日本の次期主力戦闘機と噂されている最新鋭戦闘機紫電とだってやり合えるとユルゲンは考えている。
負ける通りはない。
「ガルム1、2ついてこい。攻撃は相手がしてくるまで絶対にするな!」
「おもしろくない」
はぁと通信越しにフランカのため息が飛んだ。
「おい、フランカ!ため息つくんじゃねえよため息聞かされるとなんかしんどくなるんだよ」
「知らないわよバーカ」
「んだと!」
「やめろ二人とも!喧嘩なら帰ってからやれ!」
「ならヴェルナー勝負する? どっちが多く落とせるか?」
「はっ!望むところだ! びびらせてやるぜ!」
「二人ともいい加減にしろ!」
ユルゲンがそこまで怒鳴った時、敵の戦闘機らしき光が見えた。
雲の上は嵐とは無縁なので視界は良好だった。
3機のメッサーシュミット1000は6機の戦闘機に接近する。
敵は攻撃体制を取った。
ユルゲンは敵が何者なのか国旗を探したが見当たらない。
しかし、戦闘機には見覚えがあった。
「あれは……」
「ねえユルゲンMIG21じゃないあれ?」
「所詮海賊が運用する戦闘機だな。とんだ骨董品が出てきやがった」
フリードリッヒ・デア・グロッセの命令は攻撃されたら反撃を許可するだ。
相手は戦闘する気らしいので現場の判断でもいい。
「おい、ユルゲン攻撃してもいいよな?」
「待て、ガルム1よりフリードへ、敵はMIG21の改良型だ!国籍は確認できない。戦闘機動をとっている!交戦の許可を求む」
一瞬待ち、オペレーターの言葉が返ってくる。
「交戦を許可する」
「了解! ユルゲンフランカ!暴れるぞ!」
「「皆殺しだ(よ)!」」
メッサーシュミット1000が猛然と海賊の戦闘機に襲い掛かる。
たちまち、3機がミサイルの餌食となる。
どれだけ改造しようと所詮は旧世代の戦闘機である。
ドイツの最新鋭戦闘機が負けるはずはない。
「残り3!」
「ちっ!ユルゲンも落としたのかよ!これじゃ互角に」
「はい、2機目撃墜!」
「なっ!フランカてめえ!」
ユルゲンが見ると機銃で落としたらしいMIGがきりきり周りながら落ちていくところだった。
狙ったかはわからないがコクピットが真っ赤になっていたのはパイロットを殺したからだ。
しかし、フランカには罪悪感はない。
次の獲物を求めてMIGに食らいつこうとした。
その時である。
「フリードよりガルム小隊へ!新たな敵編隊が接近中! 数は10」
「結構な数だな」
ユルゲンがいう。
「必要なら他の小隊を出す! 必要あるか?」
だがユルゲンは思った。
(メッサーシュミット1000を大量生産させるためにもレイ首相にはこの機体の力を知らしめねばならない)
メッサーシュミットこそ最強の戦闘機であると……
ロシアの旧式戦闘機ごときいくら集まろうと3機で蹴散らして見せると……
ユルゲンの言葉は決まっていた。
「ガルム1よりフリード! 援軍は不要! 3機で期待に答えて見せる!」
「フリード了解! 幸運を祈るガルム小隊!」
通信が切れる。
どれほどの戦闘機が出てきてもユルゲンは対処して見せると思っていた。
例え紫電でも破壊できるという決意を込めて……
エリーゼ「Mig21とは骨董品ですね
作者「まあ、現代でいうならラプターとMIG21が戦うようなものだね」
エリーゼ「この時期のソマリアはロ
シアの傀儡ですがここまでとは……」
作者「まあ、この世界のロシアは裏ではテロリスト支援国家ですからね。旧式戦闘機なら兵器で横流しします」
エリーゼ「この当時のロシアの最新戦闘機は……」
作者「噂の紫電にすら話にもならない低レベルです。 ソ連に近い帝国主義のロシアは軌道エレベーターの開発も馬鹿にして参加しませんでしたから終わっています」
エリーゼ「所詮はスラブの犬ですか」
作者「まあ、今のロシアを見ていると民間人には悪いですが火災を見ているとざまあwwwと思っちゃいますね。 対日戦勝記念日とか訳のわからない反日の行動をしたことの報いを受けたんですよ。
あえて言ってやる! きっと読者も感想で同調してくれるはず! プーチンざまあ! 日本に占守島でぼこぼこに敗北した雑魚どもが!」
エリーゼ「所詮草薙は劣等民族なのですね」
作者「は?」
エリーゼ「死になさい」
作者「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
キュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン
作者「まあ、Mig