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短編:詩&エッセイ

傷口

作者: 尖角

希望が見えていたはずなのに、

いつの間にか、目の前は真っ暗になっていた。


孤独という恐怖。

僕を抉る日常という名の歯車。


先に「サヨナラ」と言ったのは僕の方。


だけど、理解できてなかった。

この感情も君の想いも、理解できてなかった。


僕は自分勝手な人間。

今までだって思ってたけど、思い知らされた。


悪夢。発狂。悪夢。絶望。


いくつもの夢を見た。

そのどれもに君という存在がいた。


だけど、目を覚ませばそこにあるのは現実。

隣には誰もいなくって、温もりすら皆無。


僕の記憶は徐々に曖昧化。

君の顔も君の声も君の匂いも思い出せない。


だけど、確実に募っている君への感情。

君に会っていた時よりも今のほうが大きいなんて。


どんな皮肉なんだろう。どれだけ苦しめるんだろう。


僕の癒えることのない傷口。

自業自得だってわかってるけど、君のことが今でも好き。







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― 新着の感想 ―
[一言] 恋愛に限らずですが……失ってから気付くことって、多々ありますよね。 尖角さんの詩、更新されるたびに拝見しています。 どの作品も言葉の選び方が絶妙で、心を揺さぶられる感じがして好きです。 ま…
2014/03/17 19:14 退会済み
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