表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

第一話 美少女サキュバス

お待たせしました!最新話です!今回は少し長く書かせてもらいました!是非楽しんでください!


 *異世界の歴史*

 

 約500年前、全ての種族が共に平和で暮らしていた。そんな中である一人の悪魔が他のみんなと違う考えを持っていた。彼は幼い頃人間によって両親を殺され、村を燃やされた。その全ての原因は資源であった。人間は己のために、好き勝手に森を破壊し、鉱山などを占拠していた。そのせいで、森で住んでいるエルフや山に住んでいるドワーフなど、多くの土地を取られました。そんな彼は『こんなのおかしいだろ!』と思って、こっそりと心の中で計画を立てていった。

 そしてあれから5年。彼はひたすら自分を磨き、同志を集めた。やがて計画の日がくる。彼はその同志たちと一緒に人間の高山を襲撃に行った。もともと魔族より弱い人間で、さらに戦争がない平和の日々を暮らしていったから、彼らは簡単に人間たちを皆殺し、ドワーフの鉱山奪還に成功したのだ。

 この一戦で、彼らは有名になり、彼の「軍隊」に参加する魔族も増えつつにあった。彼はその軍隊で人間が占拠している拠点を全部襲撃し、やがて全部のところを解放したのだ。彼はその成果を満足していた。だが、人間の方では、彼を敵視し、やがて彼のことを「()()」と呼ぶようになり、人の中で「()()」と呼ぶ者も現れた。人間は負けた悔しさを覚え、魔王に倒すために、ひたすら軍を集めた。

 それから3年。人類は勇者が率いる70万人の軍隊を「魔王」のいる街まで進軍をし、あまりにも実力差が違い、容易く「魔王」を討伐したのだった。「魔王」は何も言わなかった。ただ死ぬ前に、勇者にこういった。「お前はきっと後悔するだろう。」と言い、亡くなったのだった。

 これのきっかけで、人間と多種族との関係が悪くなり、小さい争いが毎年続いている。魔族は魔獣などを人間国の近くに出して、人間はそれを退治する。ですがこのまま10年が続き、人間国の軍が持たなくなった。そこで人間はギルドというものを作り、「冒険者」という者たちが増えつつあった。

 

 そして今なお、争いが続いている。



 *三木 悟*



 「くぅぅぅっ!」

 「あの女神本当に人使いが荒いなぁー。」

 「それよりここはどこなんだ?本当に俺異世界に転生したのか?って、待って待って、この声、俺?!」


 声が変わった。めっちゃイケメンボイス。正直自分でもかっこいいと思ってきた。でも少し違和感がする。


 「いや、イケメンボイスは最高だぜ。まあ、前世の俺は陰キャだったせいか、独り言も少なかったんだよな。もう自分の声が忘れそうだわ。」


 自分の過去を振り返ってみると、あれは本当に辛かった過去であった。友人もいない高校生活。毎日家に引きこもってのゲーム。

 

 でも、最後は両親に会ってみたかった。

 

 「よし、気持ちを切り替えよう。やっぱ異世界転生といったら先に魔法だ、魔法!」

 

 俺は前世オタクだったので、こういうものはとても慣れていった。いた?と言っていいのかな?初転生だし。その次はまだあるかどうかは知らんが。

 

 「そういえば、あの女神何か言ったな。この世界はワルオダと同じなんとか。それって、俺めちゃくちゃ得意になるやつ?でもそうだな、ワルオダはpcゲームだし、クリックすると魔法発動するからな、この世界はどうだろう。んま、考えたって答えがでねぇ、やってみるか!」

 

 俺はとりあえずやってみることにした。

 

 アニメ中での異世界転生した後の、主人公が魔法を発動する方法を。

 

 「低級クリエイトウオーター!」


 すると、500mlペットボトルくらいの水が俺の手の平から飛んでいった。

 「おお!成功したぞ!やはり詠唱だな!この世界は魔法を発動するには詠唱が必要のようだな!って、誰このイケメン?!」

 

 俺は自分が打った水でできた水だまりをみると、そこにイケメンの顔が映っている。

 

 だけど俺の近くには誰もいない。

 

 「これ、俺?!!!」


 正直言って、前世の俺はそこそこイケメンだった。だけど陰キャであったなのか、俺はモテなかった。

 「にしても、これ前世の俺より何十倍もイケメンじゃん!確か俺魔王にされたよね?こんなイケメン魔王っている?」

 

 俺はいろいろ驚きがいっぱいであった。が。


 その時、爆発音が聞こえた。


 「何だ?!今の?」

 音は後方からだ。


 普通の人なら怖いから逃げるだろう。だけど俺は違う。

 

 「これは...いいチャンスじゃん!これは多分人が襲われて俺が助けるやつ!ああ燃えるぜぇ!しかもちょうどいい。魔法を試してみたかったんだよな。ワルオダだとよくレベル80から90のモンスターが出現するが...いや、あれは俺のレベルが高いから...こっちの世界はどうだろう...まあ、いずれにせよこの世界での戦力を確かめなくてはならないので、気をつけて行こう。」

 俺は爆発音に向かって走り出した。


 


 「この汚いサキュバスめ!」

 「死ね!異形種!」

 「お前の存在自体がキモいんだよ!」

 「何善人ふりをしてんだよ!気持ち悪りぃな!」

 「お前のような()()()()は俺ら人間様と同レベルじゃねんだよ!」


  少女は騎士らしい人たちから見くびながら小声で治療魔法を詠唱していた。

 

 「下級ヒール」


 よく見れば、少女は頭に角がはいており、黒い尻尾もついていた。人間ではなく、おそらく騎士たちが言ったサキュバスだろう。

 「人間のくせに...」

 

 「貴方たちのせいでお父様とお母様が死んだのに、何よその偉そうな態度は!全部、貴方たちのせいだ!」

 

 「中級ファイヤボール!」

 

 十人騎士らしい人が爆発で後ろへ飛んでいった。


 「くそ!お前、まだ魔力尽きてねぇのか?!もういい!射撃準備を!全員撃て!全部撃つんだ!」

 騎士はおよそ五千人近い人でした。そしてその中の二百人は弓を構えた。

 

 お父様、お母様、私は約束を守れなくって、

 

 ごめん...

 

 

 

 俺は出来る限り速く走った。だけど驚くのは全然疲れもしないし、走るのもめちゃ速い。まるでチーターみたいな速さだ。いやそれ以上か?

 俺はそれを考えながら、爆発の場所についた。

 「うお...何これ。騎士と...サキュバス?どういうことだ?」

 片方はどこかの国の騎士たち、その数はおよそ五千だろう。もう片方は一人のサキュバス。あれは美少女。いや、世界一番綺麗で可愛い女の子と言ってもいいくらいだ。これってサキュバスだからか何か特殊な効果か?

 そんなことを考える時に。

 

 「...射撃準備を!全員撃て!」


 どうやらこのサキュバスのお嬢ちゃんがピンチのようだね。ちょうどいい、俺の魔法を試すのに最高のチャンスだ!

 騎士たちは弓を構えた。


 「高級ファイヤボール!」

 

 「!」


 弓を構えている騎士のところで爆発した。

 百人くらいが即死した。

 騎士たちは騒ぎ出した。


 「何だ今の魔法は?!」

 「あやつまだ魔力を?」

 「あのくそサキュバスがやったんじゃないのか?」

 「一体何者だ!出てこい!」

 

 「やれやれ、一時期これで効かなかったらどうしょうと考えたんだが...こうも容易く死ぬとは。それとも属性魔法を変えれば耐性が高くなるのかな...まあ試さないとわからないか...」


 俺はかっこつけたかったからやってるのではない。多分あの女神が俺の精神をいじったんだろう。魔王に近づけるために。でも、人を殺しても何も感じないとは。人間失格ですね。

 

 「そこの赤いマントを着ている人。お前がリーダーだよね?」

 「貴様は... ヴァンパイア?なぜヴァンパイアが太陽の真下で?なんで貴様は燃えない?」

 「どうした。怖がってるか?人間。」

 「調子に乗るな、ヴァンパイアめ!」

 「どうもこうもしないから、そう警戒するな。」

 「俺が貴様のような()()()()の話を聞くと思ってんのか!」

 「いやいや落ち着け、どうせお前らは俺に殺されるんだ。静かにしてくれます?」

 「何?なん...だと?!」

 「そう驚くな。お前らには感謝している。俺の実験に付き合ってくれたからな。その礼で、苦痛なく死を与えよう。」

 「貴様!勝手に話を進むんじゃねぇ!全員、攻撃!」


 「やれやれ、これじゃ慈悲を与えないのではないか。まあ、それもいい。ちょうど他の魔法の実験もしてみたかったからな。」

 

 「高級ライトニング!」

 

 戦場?というか屠殺場のようなものになりつつあった。

 ライトニングによって貫通した人は焼き焦げ、やがて今の悟なら、焼き肉っとでも言い出すのかもしれん。

 

 「やはり雷の耐性もないようだ。やはり雑魚すぎた?いや、でも警戒が必要だな、もしもあの中に高級の魔法使い(マジックキャスター)がいたら少々面倒なことになるが...こんなに時間が経った以上、いないということになるか...ならば!」

 

 「上級エアーウェィヴ」

 

 数十人が飛んだ。もし人に翼があるのならそう珍しくなかっただろう。でも違う。

 

 「人って飛べるんですね。」

 俺はこんなことしたというのに、全く何もかも感じない。やはり精神をいじったせいなのか。いじられたかはよくわからんが。まあ、とりあえずいじられたことで。

 

 「よし。次は補助系魔法や無段階魔法も使ってみるか。」

 

 「下級フライニング、中級フィズィクスシールド、中級マジックシールド」

 「貴様!貴様は...この俺の手で必ず殺す!」

 「おお!まだ生きているのか。騎士リーダー!」

 「この俺様は強いからな!ここで貴様を殺してやる!」

 「残念ながらそれは抵抗さして下さい。」

 

 俺はフライニングで空に飛んだ。

 「テレポーテーション」

 「何?」

 

 それは一瞬だった。まあ一瞬という定義でいいのかがよくわからん。そんな一瞬で俺は騎士リーダーの後ろに現れた。

 「転移だと?こんな短時間で?!」

 「まあ、これが実力差ってやつだよ。わかっていただけましたか?それじゃ、スライディング。」

 

 俺は体ごと騎士リーダーに貫通して、止まった。

 そして騎士は体勢を崩して、地面に衝突した。

 これはスライディングの効果で、相手のどんな体勢でも崩せる魔法だ。あんまりにも簡単で至近距離でやらないと成功率が低いので遊び半分だった。

 「くぅ...お前、何をした!」

 「そう怖がるなよ。大丈夫、すぐ楽にしてあげるから。」

 

 「イミィーディィアトゥリィデェス」

 

 騎士リーダーの目から命がなくなったということがよく伝わってくる。立とうとした両足の膝が地面につき、顔が空を向いて死んだ。目の前で人が死んだのに俺は何も感じない。むしろ魔法の効果の方が楽しみだった。精神いじりすぎだろ。いや、いじられたかはよくわからないが。

 

 「さてと、そろそろ仕上げに行くか。こんなにも実験を付き合ってもらったし、苦しむには良くないよな。高級ライトニング!」

 

 戦争...いや、虐殺が終わった。五千人の騎士が全滅した。しかもあんまりにも簡単に。

 俺はその場面を無視し、少女(サキュバス)の方に向かった。


 「お前大丈夫か?どこか怪我はないか?」

 俺はさっきの美少女サキュバスに話をかけた。改めて近くで見ると本当に可愛い。少女らしくの身長、150ぐらいのような感じで、年齢は...14ぐらい?ロリだな、完全に。そしてその胸。

 「完全にロリっ子だな...」と俺は聞こえない声で独り言を言った。


 「は、はい。大丈夫...です。ありがとうございます!本当に助かりました。一時どうなるかと思いました。いたっ!」

 「まだ怪我をしてるようだな、回復してあげよう。高級ヒール。」

 さっきまであった傷が嘘みたいのように消えた。

 

 「嘘...すごい...」

 「あのー、本当にありがとうございます、回復魔法までしてくれて...あっ、私、リリスと言います!よろしくお願いします!」

  

 名前か。そういえば俺の名前ってどうすればいいのだろう。ここで前世の名前を出したら目立つし...そうだ、ゲームの時に使った名前でいいか。一応異性界風の名前だからな。

 

 「リリスか...いい名前だね。ちなみに俺の名はアルノルト・パウルと言う。アルノルトでいいですよ。」

 「はい!ちなみにアルノルトさんはどうしてこんなところに来たんですか?」

 

 はいきた。どうしてここにきたかという質問。これはゲームなら最初のイベントで街まで案内されるやつだ、このチャンスを見逃してはならない!


 「実は今までずっと山奥で魔術の練習や研究をしつつ、このあたりはあんまり分かりません。そして時間が長かったので、世間がどうなってるのかもよくわからない状態です。」

 「そう...ですか?わかりました、ではちょうど近くに魔物の街があるので、まずそこに行ってご飯でもしましょう。あっ、ちなみに私が奢りますよ!アルノルトさんが命の恩人だから!」

 「いいんですか?」

 「はい!是非とも私に奢らせて下さい!それに私を名前で読んで下さいね。リリスですよ。」

 「あっ、はい。わかり...ました。」

 意外と強引な子だ。

 「では行きましょう、アルノルトさん!」

 「はい」

今回は大変お待たせしました。色々があってこうなったのですが。(まあ忙しいだけだが)次はもっと早く出します!そして明日に今でわかるステータスを投稿します!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ