第二話 異世界は現実か?ゲームか?
色々長く待つことになったけど、第二話だよ!自分は母国語が日本語ではないから、誤字や文法の間違いがあったら教えてね!ありがとう!
「貴方を、異世界の魔王に転生することになった。」
え?
ええ?!!!!!
俺は正直言って、驚いた。まぁこのようなことが起これば誰でも驚くだろう。だが違う、確かにこの件も驚きであるが、もう一つの方も驚きであった。
俺が異世界の魔王に?
色々がわからん。何がどうなってるか。とりあえず冷静に...
しばらくして冷静になった俺は、じっくりと考えた。
まずは目の前のことだ。俺がさっき死んだことまでは覚えている。あれはコンセントにコーラカン外の水滴が当たることによって起こった感電事故だ。あれは確実に死ぬな。だとすれば、今のここは現実ではない。つまり他の空間である。さっきのあの声が「神々」と言った。あり得ない。まったくあり得ないが、あの声の言ったことが正しければ、ここは死後の世界で、奴らは神だろう。まぁ他に通じる説明も思いつかないからな。
俺は色々考えて言った。
「ここはどこだ!おまえは何者だ!何が魔王だ、答えろ!」
「まぁまぁ落ち着いて。ちゃんと説明するから。」
すると、もともと黒い天空から光が湧き出し、女性のような姿が見えてきた。
それはもう、とてもとても綺麗な眺めだった。
「私の名はエニューオー、天界で殺戮の女神と言われているわ。」
殺戮の女神エニューオー...殺戮...やばい人物みたいだな。
「私たち、言わば神々が話し合った結果。貴方を異世界の魔王として転生することにした。何せ、貴方のようなふさわしい体質を持っている人はろくに無いからな。」
俺が魔王の体質にふさわしい?ないないない。こんな俺が?あり得ない。
「どうしてそう分かるのですか。俺は決して悪人では無いぞ。」
「ええ、そうですとも。前世の貴方は確かに親に優しい人でした。ですが、それは「両親」だけであったでしょう?他の人には信じて無いような態度をしていたのではないか。」
「なぜ...わかる...?」
俺はその言葉を聞いて、驚きがいっぱいだった。
「それは、前からずっと貴方の事を監視し続けたもの。これくらいは簡単に分かるよ。」
プライバシーの侵害だ。これ、こいつの上の神に訴えよ。と思いながら。
「それだけで俺が魔王に一番の適合者?それは無いだろう...」
「一番と言っても、まったくそっくりでも無い。多くの中でもっとも魔王に近い人ということだ。なので、これより貴方に魔王になる準備をする。」
「いや待て待て待て!勝手に進めると困るんだけど。俺の異議無用か?」
「そうだな、ですが貴方に残された選択は2つ。魔王になるか、このまま意識ごと消えるか。賢明な貴方なら、どれを選択すればいいか一瞬でわかるはずですね。」
俺は迷った。
魔王には正直めんどくさい。そもそも俺は悪人何かじゃなかったんだ。だが、このまま消えるのも嫌だ。
「それでしたら、魔王になって、勇者を倒すことで、古の魔法が手に入るだろう。その時は異世界にでも転移できる、『ディファレント・ワールド・テレポーテーション』を使えば、元の世界に帰ることができるわ」
何で?何も喋ってないのに、何故わかった?って、それより、帰...る?帰れる?え?確かに帰ってもエニューオーの言う通りに友達もない世界ってのはゴミだ。でも、父と母には会いたいという気持ちがとてもある。他のことなんてどうでも良くなってきた。ですが、そのような魔法もあるのならば、ここでも帰れるのではないか?と俺は考えた。
「ごめんだけど。それは天界のルールによって禁止されていますので...」
「って何でお前は俺が考えていたことがわかるんだ?」
「それは...神だから...こんなものは簡単にできるんですよ。」
やっぱこいつを上の神に知らせるべきだな。
エニューオーの話を聞いて、どうやら元の世界を戻るには、異世界で勇者を殺し、その古の魔術を身に覚えなければなるまい。ということは、俺に残された選択はただ1つ。異世界の魔王になること、だ。
「では、エニューオー様。俺は魔王になる!元の世界に戻るために、そう決めました!」
「分かりました。では、これより貴方に魔王になれるほどの力を授けよう。」
エニューオーはそう言いながら。俺の頭の上が光って、どんどん俺の頭に近ついていく。
光が俺の頭に入った瞬間。どう説明すれば良いか、分からない。シーと言えば頭が少しビリビリして、全身が寒気に覆われている感じだった。
「貴方には、ユニークスキル一目瞭然、並列意識、を授けた上、いくつかの耐性も与えよう。低魔力量物理攻撃無効、遠距離物理攻撃無効、聖属性攻撃無効、暗黒属性攻撃無効、精神攻撃無効、全属性攻撃高耐性、と言ったところかな。まだあるはずだけど、忘れちゃった、えへ。」
こいつ、ダメ女神だ。
けどやばい、何か聞いただけで強そう。異世界の魔王ってみんなこんなもんかな?確かに昔の俺はファンタジーのゲームにハマっていたが(ワルオダ)、ゲームでこのようなたくさんの耐性が同じプレイヤーが持つことがない。そもそも装備不可能だ。しかもおまけに聞いたことのないユニークスキル。一目瞭然?並列意識?何それ食える?正直言って、今の俺は何もかもさっぱりだ。ひょっとしたらこれがこの世界の普通で、ひょっとしたらこれが魔王の普通とか。俺の力の強さを知るのは、今後の課題にもなるな。にしても今さらだけど、無効はないだろ、無効は。チートじゃないか?これ。大丈夫なのかな?
「大丈夫。これは神々が考えた貴方が勇者に勝てるようにした属性耐性だ。だから心配無用ですわ。」
まじかよ。ってことは、勇者って滅茶苦茶強いのではないか?少し怖くなってきた。でも、俺の疑問も少しは解けた。どうやらこれが魔王にふさわしい力。頑張って受け入れるしかない。
「ああ、そうそう、言い忘れたわ。」
とエニューオーは言いながらゲートらしいものを開く。
「?」
「貴方が行く異世界は貴方の世界でのゲーム『ワールドオーダー』とまったく同じだからね。地形は違うが、魔法とか、スキルまで様々のものは同じだよ!」
「え?」
「ええ?!!!」
「それではいってらしゃいませ!」
エニューオーは俺がまだ「?」をしている間にゲートを俺のところまで動かし、俺を異世界に転移(転生?)したのだ。
いやー、ようやく異世界に転生ができたね!次はどんなことになるでしょう、楽しみですね!何度もだけど、誤字や文法の間違いは教えてくれると嬉しいです!あとは楽しんで見てくれるだけで嬉しいです!(今回も短くなりました。次から少しずつ長く描きたいです!)