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ルミナス冒険譚  作者: 日光 たいら
第二章
14/16

Ⅱ-Ⅲ  《憂いの雨》


「それで、何日だんまりを続けるつもりかね? いったいどう責任を取ってくれるんじゃ?」


 固い肘掛け椅子に腰かけた老人が、しゃがれた声で問いをぶつけた。両肘をつき、顔の前で指を組んでいる。その目元はまるで威圧するかのように鋭い。茫然自失として冷たい石の床に横たわる少女を、刻まれた皺の奥にある赤い双眸(そうぼう)で見下ろしている。

 

 少女は三方を石の壁に囲まれた小さな部屋にただ一人、何も言わず白い頬で石畳の感触を味わうばかりだった。部屋の外から松明の燃える音が聞こえる。その灯りが老人の小さな黒い影と、無機質な部屋を装飾するように揺れる格子状の薄い影を作る。

 

 ルミナスは牢獄の一室にいた。

 

 ――このお爺さん誰だっけ? 今、この人が何かを言った気がする。何日……。そうだ、何日が経ったんだろう? 責任ってなんだろう? この人は私に何を求めているんだろう? どう答えれば満足するんだろう? ああ、どうでもいっかな。


 真剣に考えてなどいなかった。彼女を支配する感情はただ一つ、帰りたいという切望だった。押し黙ったまま動こうともしない彼女に、痺れを切らした老人がひときわ大きな声で言う。


「いい加減答えんか! この――」


 憤る声は彼女の耳には入ってこなかった。置かれている状況にまるで現実感がない。自分がなぜ責められているのか、なぜこの場にいるのかすらも、もはや定かではない。思えば夜の神が現れるということから既におかしな話なのだ。神が見ているのなら、急ぎの旅を続ける自分にこんな足止めを強いるはずがない。

 

 ――あ、そっか。そもそも私みたいな何もできない、ただの女の子なんかが何日も歩けるはずないよね。魔物と戦うなんてできるはずないし。エクレティオの綺麗な街並みも、美味しかったご飯も、あの丘で見たきらきらの光も、旅に出たこと、神様と話したことだって全部全部……。


「――人殺しめが!!」


「……夢だったんだ」


 涙が一粒、石の床にじわりと染み込んだ。




※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※




 黒い雨が降りしきる。己の残した破壊の爪痕を、とても信じられないといった様子でルミナスは見つめていた。先ほどまで視界を阻んでいた木々は、もはや見る影もない。木々の残骸の中に微かに動く茶色の姿が見えた。倒れた木々に押し潰された野生の鹿だ。しばらく首をゆっくりと振っていたが、泥にその頭を押し付けたかと思うと、目を見開いたままそれきり動かなくなってしまった。

 

 目に見えた動物の死は一つだけだったが、恐らく彼女の目に映らないところでも同じように――。自責の念に駆られて冷たい泥の上に膝を付いた。魔物から身を守るためだとはいえ、この惨状を作り上げたのは紛れもなく彼女自身だ。

 ヘインズは痛ましい姿でへたり込む彼女に、神妙な面持ちでゆっくりと近付く。どこを見るともなく、ただその場で絶望する娘の肩に手を添えるが、なんと声を掛ければよいのか分からない。どんな慰めの言葉もきっと無意味に違いない。


「ルミナス……」


「――――」


 名前を呼んでも返事はなかった。今にも壊れてしまいそうな小さな体をそっと抱き寄せ、頭を撫でる。


「……仕方なかった。仕方なかったんだ」


 彼がそう言うと、張り詰めた糸が(ほころ)ぶようにルミナスの目から涙が溢れた。声は出さなかった。木々や動物、沢山の命を奪ってしまった自分に泣き喚く資格なんかないと思ったのだろう。静かに涙を流す彼女を、ヘインズはただ優しく抱きしめ続けた。


 父の胸に抱かれたことで緊張が解けたのか、それとも魔法の使い過ぎで力を使い果たしたのか、ルミナスは意識を失うように眠ってしまった。ヘインズは彼女の動きが止まったことに気付くと、すっかり荒れてしまった荷台に彼女を運んだ。彼女のお気に入りだという服は泥だらけになって汚れている。魔法で汚れないと言っていたはずだが、そこに割く為の魔法の力まで攻撃に使ってしまったのだろう。


「風邪、ひいちまうな」


 荷台に横たえた彼女の頬をそっと撫で、雨でびしょ濡れになった衣服を脱がす。こうやって娘の着替えをしてやるのも何年ぶりだろう。絹のような肌にも所々に泥が跳ねている。体が冷えないように、馬の餌に使う干し草を全て彼女の体に被せた。目が覚めたときに、勝手に服を脱がせたことを怒るくらいには気を取り直して欲しいものだ。そう願って、彼は御者台へと腰を下ろした。

 

 馬は魔物の猛攻や突然の暗闇が何かの間違いだったのかと、呆気に取られたようにその場に佇んでいた。ヘインズに手綱を引かれる感覚を確かめると、大人しくその蹄で泥を掻いた。

 

 ヘインズは通りすがる景色に目を向ける。力の制御ができないルミナスを頼るという判断は間違っていたのかもしれない。だがあのとき、彼女の力が無ければきっと無事では済まなかっただろう。自分たちの命を守るためだ。大丈夫、間違っていない。そう自分に言い聞かせ、すまない、と一言こぼした。

 

 木々が生い茂る、本来の森の風景が戻ったところまで馬を走らせても、雨は依然として止む様子がない。先ほどの馬の暴走のせいで現在地さえも不確かだ。もはや地図は役に立たなかった。

 溜息を吐いて時刻を確認すると、十五時。森に入ってから二時間が経過していた。少し道を外れたとはいえ、村からはそれほど離れていないはずだ。残り少ない魔法の力を使い、空に向けて赤い光の玉を発射した。雨空が赤く輝く。


「頼む。誰か気付いてくれ……」


 採鉱の村の住民が魔法の光に気付いて、誰かが駆けつけてくれることに賭けた。朦朧とする意識の中で考えを巡らせる。折角の頼みの綱を不意にするわけにはいかない。このまま馬車を進めてしまっては自身の居所が分からなくなってしまうかもしれない。

 手綱から手を離し、最後の力を振り絞って荷台に眠るルミナスを振り返った。どうか再び魔物が現れる前に、と一縷(いちる)の願いを込めて左手をかざし、彼女の周りに結界を張る。魔法がうまく展開されたことを確認すると、切れるように意識が途絶えた。




「――たよ!」


「――か! おい!」


 声が聞こえる。肩が揺すられている。体が重い。瞼が開かない。やめてくれ。もう少し寝かせてくれ。すごく疲れているんだ。そう口に出したつもりだったが、ヘインズを起こそうとする声の主には届いていない。


「――おい、あんた! しっかりしろ!」


「う……」


 執拗な声に逆らうことはできそうにない。ヘインズは眉間に皺を寄せてゆっくりと目を開いた。飛び込んできたランプの光に顔をしかめる。首筋にいくつもの冷たい滴が当たる。どうやらまだ雨は止んではいないようだ。

 彼を起こした声の方に顔を向けると、若い男が安心したような表情を浮かべていた。仲間と思われる者たちに、彼の無事を告げる。男は起き上がろうとするヘインズを支え、また声を掛けてきた。


「よかった、気が付いたみたいだな。あんた、大丈夫か?」


「ああ……。お前さん、誰だ……?」


「近くの村のもんだ。辺りが真っ暗になったと思ったら、森の方からすげえ音がしてよ。ようやく明かりが戻って、ありゃ何だったんだと村の連中と首を傾げてたところにあの赤い玉だ。あの玉はあんたが打ち上げたんだろ? 駆けつけてきて正解だったよ」


「そうか……助かった。すまない」


 事情を話してくれた男に頭を下げた。藁にも縋る思いで打ち上げた魔法の玉のおかげで、村の人々が助けに来てくれた。判断を誤らなくて良かった、と笑顔を浮かべたところで、はっと娘の安否が気遣われた。

 

 荷台に目を向けると、結界に覆われて眠るルミナスの傍に若い女が座っていた。心配そうに彼女を見つめている。結界に阻まれて、直接容体を確認することができず、ただ見ていることしかできないのだろう。女がヘインズの視線に気付くと、少し警戒したような顔をして口を開いた。


「娘さん……ですよね?」


 ルミナスの周りにはヘインズが脱がせた衣服が落ちている。人買いか野盗だとでも思われたのだろうか。あらぬ誤解を解こうと、荷台の端に無造作に置かれた、彼の羽織っていた外套を指さして言う。


「血は繋がってないがな。俺たちはアルカディアから来たんだ。そいつは神官で俺はその騎士だ。嘘だと思うならそのマントの刺繍を見てくれ。少し汚れちまってるが……。言っとくが盗品じゃねえぞ」


 女は、お世辞にも少しとはいえないほどの泥が付着した外套をまじまじと見てその手に取る。こびり付いた泥を払い、月の刺繍を確認すると警戒を解いた様子だった。ほっと安堵の息を漏らすと、改めて彼に向き直って頭を下げた。


「騎士様とはいざ知らず、疑ってすみませんでした。この子――神官様はどうして……?」


 それは、と説明しようとしたところを隣にいた男に制された。その話は村に戻りながらにしよう、と。また魔物が現れてしまっては、もう対処の仕様がない。女もその提案に大人しく従った。

 男は辺りを窺っていたと思われる彼の仲間を呼び戻す。ちょうどルミナスと同い年くらいの少年だ。男は彼が荷台に入るのを確認すると、ヘインズも後ろに行くようにと促した。どうやら馬車は彼が操ってくれるようだ。手綱を握るのも精いっぱいだったヘインズは彼の厚意に甘えることにした。


 男が手綱を引くと馬車は小さく揺れだした。荷台にはヘインズと村の女、そして外の様子を見ていた少年と未だ目を覚まさないルミナスの四人。横になるルミナスの隣にヘインズが、対面に村の二人が座っている。女がヘインズに声を掛けた。


「騎士様、神官様の状態を見させてはくれませんか?」


 女は先ほどからずっとルミナスを気にかけてくれていた。ヘインズは快く了承し、ルミナスを守っていた結界を解く。女はすかさずルミナスの額に手を当てたり、脈を取ったりしている。医術の心得があるのだろうか。治癒の魔法を使う力も残っていないヘインズには女が頼もしく思えた。


 ヘインズと向かい合うように腰かけた少年は、ルミナスを横目でちらちらと見ている。干し草を被っているとはいえ、目の前に年の近い裸の女の子が眠っているのだ。意識しない方が男の甲斐性を疑うというものだろう。ヘインズと女の視線に気付いた少年は、あたふたとルミナスに背を向けるように三角に座り直した。少し顔を赤らめた彼がヘインズに話しかける。


「あの、ご無事でよかったです……」


「お前さんたちのおかげだよ。本当に助かった。ありがとう」


「い、いえ! そんな……」


 褒められてにやける頬を膝に埋もれさせて隠す。子犬のようだ。なんとなくアルカディアを出る前のルミナスに似ていると思った。彼女が男に生まれていたら、この少年のような感じだったのだろうか。いや、男だとしたらもう少し厳しく育てていたかもしれない。少年の様子を見て微笑んだ。


 照れくさそうにしていた少年が、聞かなければならないことを思い出したように真面目な顔で尋ねる。


「……さっきの場所から少し先まで森の様子を見に行ったんです。酷い様子でした。いったい何があったんですか?」


「ああ……」


 そして彼は村の三人に事のあらましを説明する。御者台に座る男も、手綱を握りながらしっかりと耳をそばだてていた。全て話し終えると、三人は痛ましい、とでも言わんばかりに顔をしかめた。女はルミナスを見つめ、彼女の健闘を称えるように、まだ湿った銀色の髪を優しく撫でた。こうしていると姉妹のようだ。


 しばらく無言で馬車に揺られていると、御者台に座る男が荷台の三人に声を掛けた。採鉱の村に到着したのだ。

 

 村には門構えと呼べるものはなかった。アルカディアやエクレティオのように塀で覆われている訳でもなく、ただ木を組んだ柵のようなものでその領地を囲っている。人の数に比べて建物が少ない。恐らく住居を共有しているのだろう。石造りのものもあるが、多くは木造のようだ。


 村を照らす明かりは建物毎の扉に提げられているランプの光だけだ。街と比べると光が少ないが、晴れている日はランプに加えて、そこかしこに立てられている松明の燭台に火が(とも)る。ヘインズは荷台から見える村の様子に懐かしさを覚えた。

 

 馬車はある家の隣に止まった。恐らくここが彼らの住む家なのだろう。女と少年に促されて荷台を降りる。ルミナスを抱えようとしたが、彼女のことは任せろ、と女がそれを止めた。ルミナスの肌を隠そうにも荷台には雨で濡れた布しかない。風邪をひかせることも、村の男たちに肌を晒す訳にもいかない。ルミナスのことは同性の彼女に任せることにした。

 

「さ、遠慮なく入ってください。すぐに着替えを用意しますね」


 少年が家の扉を開く。助けてもらった上に歓迎を受けるのは気が引けたが、この村には宿がないことはヘインズも知っていた。彼らの家の中はとても温かく感じた。それは雨で体が冷えていたから、ということだけではないだろう。

 

 しばらく立ち呆けていると、少年が替えの服を持って、父の物ですが、とヘインズに差し出した。いつまでもびしょ濡れのまま家を汚すわけにもいかない。彼は麻の衣を受け取り、鎧を脱いだ。


 着替えている最中、女が家の扉を開けたまま部屋の奥へと走ったかと思うと、大きめの布を持ってまた(せわ)しなく外へと出て行った。男の着替えなど見慣れているのだろう。ヘインズのことを気にもかけていない。ヘインズが着替えを終えた頃、女は布にくるまったルミナスを背負って戻ってきた。

 

「このまま神官様をお風呂に連れて行きます。泥だらけですし、体も冷えてしまっています」


「すまない……」


 そう告げると女はルミナスを背負ったまま浴室へと消えていった。出会って一時間も経ってはいないのに、ルミナスの介抱を任せっきりにしてしまう申し訳なさに押しつぶされそうだ。

 しばらくすると手綱を任せた男も戻ってきた。馬を馬小屋へ連れて行ってくれたと言う。彼らには何から何まで世話になりっぱなしだ。心身ともに疲れ果てていたこともあり、目頭が熱くなった。


 男は外套を脱ぎながらヘインズを食卓につかせた。三人分の紅茶を手に持ち、


「まずは紅茶でも飲みながら体を温めるといい。その後、どうしてこの村に向かっていたのか、話を聞かせてくれ」


 彼に手渡された熱い紅茶が身に染みるようだった。ヘインズがいつもアルカディアで淹れていたものに比べるといくらか素朴な味だが、温度だけではない、人の温かみを感じる味だ。ヘインズが落ち着いたのを見計らって、男と少年も席について切り出した。


「自己紹介がまだだったな。俺はアラン。普段は森で狩りをしてるんだが、この天気だからな。村の連中を手伝ってた。こいつは弟のリュカだ。そんで神官様を見てるのが妹のサラ。三人兄弟に加えて、親父とお袋、それから村の連中数人とここに住んでる。ちなみに俺たちの両親を除けば俺が年長者だ」


「俺はヘインズだ。さっきも言った通り、アルカディアの神官騎士をやってる。その神官があいつ、ルミナスだ。血は繋がってねえが、赤ん坊の頃から面倒を見てきた大切な娘だ……」


 そう言ってカップを置き、食卓に両手をついて頭を下げる。


「騎士としてじゃなく、父親として礼を言わせてくれ。あいつを助けてくれて、本当にありがとう」


「おいおい、やめなよヘインズさん。助けたって、そんな大げさなもんじゃないよ。それに礼を言うならサラに頼む。あいつ、馬車を見つけてからずっと神官様の心配してたんだ」


「それに困ったときはお互い様ですよ! 気にしないでください!」


 二人が笑顔を返した。温かい。彼らが来てくれなければ、あの場でまた魔物に襲われていただろう。命の恩人とも呼べる彼らには感謝の念に堪えなかった。


「それよりヘインズさん、どうしてこの村に? アルカディアってここから結構遠いですよね?」


 リュカがそう尋ねる。彼にヘインズさん、と呼ばれるとどうしても娘と面影を重ねてしまう。赤い瞳を無垢に開いて見つめる仕草など、ルミナスとそっくりだ。


「ああ、それは――」


 ノクトゥーアの教会を巡る旅の話をしようとしたところを、家の扉が開く大きな音に遮られた。扉の外に数人の屈強そうな男が衣服から滴を垂らしながら、青ざめた表情で立っている。皆一様に肩で息をしていた。何事かと思ってアランとその男たちの方へ交互に目を移すと、アランが先頭に立った男に疑問を投げた。


「おかえり……。どうしたんだよ、血相変えて?」


 声を掛けられた男がちらっとリュカを見ると、アランを手招きで呼ぶ。アランは首を傾げて、ヘインズに失礼、と断りを入れると彼らの方へと近付いた。ひそひそと小声で何かを告げられたかと思えば、彼の顔色が見る見るうちに青ざめていった。

 

 ヘインズとリュカは互いに顔を見合わせ、互いに何か良くないことが起きたのだと察した。二人は心配してアランを見つめる。彼は男たちに一言何かを告げると、外に出掛ける支度もせずに飛び出してしまった。


「何だったんでしょう……?」


「わからねえ……」


 窓の外が一瞬白く光った。数秒の後に大きな音が耳を震わせる。大粒の雨が窓に荒々しく打ち付ける。黒い空を引き裂くような雷が、不吉を予兆するかのように妖しく(とどろ)いていた――。


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