ホ―ムヘルパ―になった僕(最終章)
ホ―ムヘルパ―の仕事を、現在の住まいで、始めたところ、部屋には、何も物がなく、あるのは、援護寮からいただいたコタツと冷蔵庫、二層式洗濯機、食器棚だけでした。
物のない生活は寂しく、福祉の仕事というのは、給料も少ないので、生活は、大変なものでした。
朝食抜きで、昼は、インスタントラ―メン、夕食は、カップ焼きそばの毎日でした。栄養不足でしたが、仕事に燃えていた私は、必死で、幻聴と戦いながら頑張っていました。利用者さんに助けられながら、ホ―ムヘルパ―のプロとして認められるまで、いや、社会人として、仕事ができる喜びを噛みしめながら、友人や、恋人に助けられながら、なんとか、仕事を続けました。
まず、目標として、ホ―ムヘルパ―1級の資格をとり、社員になる努力をしました。その頃、彼女と一緒に暮らしていたので、どれだけ彼女に救われたことか、今では、彼女に感謝の気持ちでいっぱいです。
おかげで、1級の資格を無事取ることができました。職場の上司に、社員になりたいと交渉しましたが、駄目でした。残念な結果には、なりましたが、その時、思ったことは、収入を増やすことを目的とした自分が、恥ずかしい。それよりも、
「継続は力なり」 こ