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006 1章01「転生新たなる出発」




 気が付くとそこは暗闇だった。



千里眼と高位鑑定を使うと状況がわかってきた。


俺は妊娠9か月程の胎児で今は夜。


近くにいるのは、


オウト・マンガン 男 58歳 ヒュ-マン


グラス      女 92歳 ダークエルフ


アイン      男 28歳 ハーフワードック


ツヴァイ     女 24歳 ハーフダークエルフ


の4人。


ツヴァイが俺の母親だ。


オウト、グラス、ツヴァイの3人は魔法が使えるが、こちらの魔法を感知するだけの能力は無い。


取りあえず暇で気が狂う心配はなくなった。


彼らの人柄を知るとともに存分に学ぼう。



3日後・・・


(結論から言うと暗殺者を血縁者で作ろうとしていた)


 祖父オウト・マンガンは貴族であり優秀な参謀だあったリューカといかにもな貴族の娘サンカの間に生まれた。


リューカは平民だったが辺境伯に才能を見込まれて男爵となった。


それからも国に貢献し伯爵までになったが、周りからは孤立していった。


 そんな時だ。


隣国から戦力協力の話が来た。


それは自国を挟んで反対の国を落とすのに兵の駐屯と物資の提供を願い出るものだった。


リューカは反対したが、支払われる報酬とリューカに対する対抗意識そして隣国が同盟国だったため通ってしまった。


リューカは家族と共に逃げ出した。


働いていた人も金を渡して解雇した。


そして家族3人と息子のメイド2人の5人は国から離れた山の中に身を隠した。


リューカとメイド2人は山の中での生活経験があったがオウトとサンカは初めてだった。


街で不自由なく生活してきた2人に自然は厳しかった。


オウトの中に復讐心が募っていった。


そして、老いたリューカと役立たずのサンカを殺した。


その後2人のメイドに子供を産ませ優秀な暗殺者を作り出そうとした。


だが、オウトの出す課題をクリア出来ず子供は次々死んでいった。


ついにはメイドの1人ワードックの女性が死に彼は孫で計画を続けた。


それが俺で6人目という訳だ。


取りあえずこの状態でも学べることは学んで出せるスキルは出すとしよう。



約1か月後。



「おぎゃあ!!おぎゃああ!!」


結論から言おう。


出産ヤバイ超ヤバイ。


正直死ぬかと思った。


生まれてくるのに死ぬかと思った。


あと、周りの人が全然喜ばない。


ただツヴァイが、


「ゴメンね…」


そう言って俺を抱きかかえた。


生存率0.2%ならそうも言いたくなるだろう。


俺は自分に気合を入れるため、精一杯泣くのだった。



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