005 序章05 「ステータス設定と転生」
いよいよ転生の大詰めステータス設定である。
まずは、存在率。
1、雑魚 2、普通 3、優秀 4、超人・勇者 5、魔王 6~9、亜神 10、神
といった感じ。
因みにどんなに努力しても10以上にはならない。
取りあえず存在率4でいいスキル付けて亜神クラスを目指そうと思う。
この状態で生存率20%だ。
スキルは色々探した結果。
魔眼:千里眼
常時:万能の才能、早熟、盗難防止、激運
発動:高位鑑定、超強奪
{千里眼}は遠くを見通す。壁があっても問題ない。
{高位鑑定}と合わせれば、いくらでも知識を習得出来る。
それを支えるのが{万能の才能}だ。
少々お値段高めだったが、転生してからあの才能も欲しかったと思うよりはいいかと購入した。
{超強奪}は相手の物だけではなくスキルやステータスまで奪える。
成功率は器用値とLv差と運に依存する。
そこで{激運}が生きてくる。
通常の運は1~99を日替わりでランダムに出すが、激運は100、幸運は50、不運は-50、不幸は-100する。
更に相手が超強奪持っていたとき対策で{盗難防止}。
実はこのスキル、意識を奪われたり、催眠術にかかりようになるのを防ぐ効果もある。
最後は{早熟}。手に入れたスキルを早くマスターしたり新しいスキルを覚えやすくする。
以上が、俺の選んだスキルである。
「決まりましたか」
祟部さんが立ち上がると彼が座っていたソファーが消える。
「はい、お待たせしました」
俺も立ち上がり見せるデータスクリーン以外を消してスチールデスクに向かう。
それを渡すと。
「第1150296世界 冷厳世界カマエワ 惑星ドウオ 復讐者の孫 ルテオ 男 ヒューマン・ダークエルフ・ワードックの混成種 存在値4、魔眼:千里眼、常時スキル:万能の才能、早熟、盗難防止、激運 発動スキル:高位鑑定、超強奪 以上でよろしいですか?」
「はい」
「それでは転生プロセスに入ります」
頭の中では前世での後悔が渦巻くが仕方がないと切り替える。
「家を弟にやれるし…いっか」
そうつぶやくと同時に
「では、良き来世を」
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俺は転生したのだった。