各々(流星)
昨夜話し合った通り、四人はそれぞれ自分達の能力の確認などをするため、四方に分かれていた。
「大体ここらへんでいいよね」
流星が着いた場所は辺り一面が見渡せる崖だった。断崖絶壁。正にその通りだった。見渡せば辺りは山に囲まれ、人里らしき所は一つもなかった。崖下にも森林が広がっており、所々に魔物らしき物が徘徊はしていたが。
「十六夜や天心、容静も始めてるだろうし。僕も始めよう。ステータス」
リゥウセイ ムミョウ
スキル・能力
選別 創造 真理の魔眼
「先ずは創造から始めよう。選別は十六夜達とやる予定だったし、真理の魔眼はもう使ったし、これからかなり使うから別にいいや」
方針を決め、創造をとりあえず使ってみる流星。イメージは無難に石ころにしてみた。
「お、お―。イメージ通りの石ころだ」
流星はそこら辺の石ころをイメージしてみた結果、イメージした通りに石ころが創造された。次にログハウスの時と同じく丸太を創造しまた成功した。
「ログハウスの時の丸太も出来た。ということは、イメージ出来る物は殆ど創造出来るのか。よし、確か真理の魔眼をログハウスで使った時、設計図と言うか、手順みたいなのが出て来たんだよね。他のにも出て来るか確かめよう」
そういい、作業に取り掛かる流星。作業しながらも真理の魔眼の手順について考えていた。
(ログハウスを建てている時、次にどうすればいいのかが分かった。つまり真理の魔眼は分析した或いは解析した物の構造が分かる能力なのか)
作業が一段落した流星は、先程作った机を見ていた。
「一応作ったけど、まあまあだよね。とりあえず正午近くだし、昼ご飯にしよう」
昼ご飯を食べながら、次にやる事も考えていた。数十分が経過し昼ご飯を食べ終えた流星。
「御馳走様でした。次は魔法だっけ、確か結界魔法、後は治癒魔法と光魔法だったはず」
結界魔法、治癒魔法、光魔法はステータスを見たら表記されていたが、魔法の欄にはまだ空白があった、とりあえずは分かっている治癒魔法、光魔法を試し始めた。
数時間後。
「日も暮れてきたし、僕もそろそろ戻ろう。十六夜や天心、容静は戻ってるかな」
三人の事を考えながら来た道を引き返す流星だった。




