各々(天心)
「此処までくればいいかな」
昨夜話し合った通り、四人はそれぞれ自分達の能力の確認などをするため、四方に分かれていた。天心は離れた場所に川が見えたので、川の近くで確認する事にした。
天心が着いた場所は、森林の中に川が流れているという、それなりに目にする光景だったが、美しさは断然此方が上だった。
川はそれなり浅く、透き通る程の透明度を誇り。森林の中なのに此処だけは木が少なかった。それらが相まって中々見れない景色を映していた。能力確認にも十分なスペースがあり。場所は此処に決めた。三人にもいい手土産が出来たと思いながら。
「早速始めようか」
言いながらステータス画面を表示する。
テンシン ハクヨウ
スキル・能力
魔法(異世界における魔法全て)異世界旅 絆
能力に関して、これという程試す必要がないものだった。そこで、自分の魔法に関してのスキルがどうなったのか、まず調べる事にした。
「確かバルックの時に、魔法のスキルが四つに分散したんだよね。まずは色々試そうかな」
先ずはシスティアの魔法について話そう。
このシスティアの世界では、一括して魔法が存在する。
魔法には属性があり、
火・水・風・土・雷の五属性がある。
この五属性には属性優劣が存在しているが、属性の勝負はただ単に優劣だけで決まらない。
火魔法に込める魔力と
水魔法に込める魔力。
二つの内、どちらか有利かは一目瞭然。水だろう。
だが、属性優劣はあくまでも、属性の優劣を決めるもの。
言うなれば、火魔法の熟練者と水魔法の素人が戦えば、火魔法の熟練者が勝利する。
つまり、システィアの世界に置いて属性優劣は確かに働くが、それはあくまで同レベルの者同士が戦った場合に置いての勝率を上げるだけ。同レベルだとしても、火魔法の使い方次第では水魔法に勝利することは可能だ。
(だとしても、水魔法の方が火魔法に比べて断然有利なのは、変わらない事実だが)
これらを基本五属性と言うが、五属性以外にも魔法は存在するがその前に、基本五属性には、応用がある。
詳しくは省くが、主に氷や鋼、青炎と言われている。
五属性以外の魔法は総じて、
特殊魔法と言われるものだ。
代表的な特殊魔法は以下
治癒魔法
光魔法
闇魔法
これら三つが代表的な特殊魔法に分類される。
これら三つの特殊魔法はそれなりに使い手が存在し、属性としても認められている。優劣は特にないが。光魔法と闇魔法の優劣についてはよく分かっていない。
属性としては認められていないが、魔法として精霊魔法は存在し認められている。
他にも特殊魔法は種類があり、空間魔法、重力魔法、結界魔法が存在している。まだまだ特殊魔法はあるが、それは後で。
一括して特殊魔法とは、属性以外のもの、属性優劣が存在しないものなどが対象となる場合が多い。
次は魔法の使い方(種類)だが、代表的に二つの使い方が存在する。魔力を使い、火や水などを魔法として外に打ち出す方法と、
五属性を身に纏い、属性別の力で戦う方法だ。
前者は体内保有魔力を使い、ファイヤーボールやウォールと言った魔法を使う後衛。
後者は体内保有魔力を属性に変換し身に纏い、身体能力を向上させる魔法だ。此方は応用が多様に存在し、一部分の強化から全身強化(纏化てんか)まであり、かなり幅広い。
この二つ以外にも使い方が存在するが、大体はこの二つが多い。
二つ以外にも水や土など自然に存在するものは色々あるがまた今度。
二つの使い方と言ったが、大体は前者の魔法使い(魔術師)タイプが殆どだ。魔法にもランクが存在するが同じくまた今度。
文字通り色々試していた天心だった、昼の時間はおにぎりを食べながら能力を試し続け、現時刻午後2:00になってようやく一段落した。
「僕自身は五属性が使えてる。でも魔法の全てという事は、三人には五属性以外の魔法が使える事になる。とりあえず一旦戻ろうかな」
あ、そういえば、僕は雷魔法が相性抜群だったけど、十六夜達にも相性抜群の魔法が行ったと考えるべきかな。
そんな事を考えながらも、ログハウスに早々に戻る天心だった。




