一夜
まどろっこしいのはなしで、どうぞ。
あれやこれやありながらも、ログハウスが完成した。見た目は屋根が無いログハウス。屋、根、が、無いログハウス。
(大事な事なので二回)
この屋根のないログハウス。一見すると変。や、役に立たないなどの感想が出るだろう。だが!!、この屋根無しログハウスは、そこらそんじょの家や建造物より遥かに高性能なのだ!!。屋根(天井)を造らなかったのは、四人で相談(結果、十六夜と容静の男のロマン(魔法によって)実現したからだ)によって、決めたからだ。屋根の部分には無色透明の魔法が常時発動しており、ログハウスの中は丁度いい(気温など)空間になっている。その高性能ログハウス中で、十六夜達は今後について夕食を食べながら話し合っていた。
「とりあえず仮拠点は出来たな」
屋根無し高性能ログハウスを仮拠点にする気満々の十六夜に加え。
「そうっすね」
容静だった。
「まあ、そうだね」
天心は色々諦めたのであった。
「今日は此処で休むとしても、明日からどうするの十六夜」
何気なく問う流星。
外は暗く、ログハウス内から天上を見上げると、どこまでも透き通る空に、綺麗に輝く星々と一際目立つ満月が夜天に煌めいていた。
そんな夜空を見上げながら、十六夜は今後の方針を考え、纏めた。その間に三人共夕食も済ませた。(十六夜は既に完食済み。夕食は軽いものだったが)
「明日はとりあえず自由。その後は女神様に教えて貰ったツヴァイに行くか」
嬉しそうな笑みを浮かべ、ヤハハと陽気に笑う十六夜。
「明日は自由って、何かすることあったっけ?」
「天心っち、バルック戦の時に使った能力とか、やることは意外と多いっすよ」
「そうだよ天心」
思い出した天心は納得した。バルックと戦った時、天心の魔法に関しての能力、が四人に分散したのだ。文字通り。そうゆうこと。と言い、十六夜は今後の話を終わらせ、次の話題に移った。
「女神様が言うにはダンジョン、迷宮、未開の地やらがあるそうだが、まだ一日目。ヤハハ、まだまだ楽しめそうだ」
「ラキが言うには、地上の洞窟みたいなダンジョンから、塔みたいな物まで色々なタイプがあるらしいしね十六夜」
「それに、他の国の事を考えただけでもワクワクするっすね」
「けど、先ずは冒険者が先。そうなんでしょ」
「ああ。ま、時間はまだまだ余る程ある。ゆっくり行こうぜ、存分に楽しんで」
「そうっすね」
「了解」
「うん」
その後も、四人は眠れず(眠らず)に話し合った。時間も忘れその他諸々の、他愛ない雑談を朝まで交わし続けた。当たり前の時間。だが、四人は今日の一日が、今の時間が、とても早く、とてもゆっくりと、一睡の夢のように感じた…
次話からだんだん(物語・本編が)始まります。




