小倉 真 死す
あるところに何処にでもいそうな高校生男子がいました。
それがこの俺、まぁ本作の主人公の小倉 真である。
まぁどこにでもいるわけで、アニメやマンガなどが大好きだ。
時々オタクとも呼ばれているが、自分はそんなつもりはない。
言い忘れていたが、今はベットの上で、さっき起きたばっかりである。
「ヤッベ・・・!?遅刻だー!!」
俺はパジャマは脱ぎ捨ててクローゼットから制服を取り出してダッシュで部屋を出る。
俺の部屋は2階だが1階に降りる時にはもう高校の制服姿だった。
いつ着替えた?と突っ込みたくなるが、まぁ気にしないでくれ。
リビングには妹が作ったご飯が用意されている。
俺はその朝飯を一気に口の中にかき込む。
「!?・・ゴホッ・・・ゲホゲホッ!!」
想像通り喉につっかえた。
「お兄ちゃん大丈夫・・・?」
心配そうな顔で俺の顔を覗き込み、水を持ってくる。
「ゴク・・ゴク・・プハァ!! ありがとう!!流石は俺の妹だ!!」
そう言い、頭をくしゃくしゃにするように撫でる。
そうすると少し顔を赤く染めながらこう言った。
「学校はいかなくてもいいの?遅刻しちゃうよ?」
妹の頭を撫でてるのに夢中で忘れてた!
「そうだった! いってきまーす!!」
そう言うとものすごい速さで家から出て行った。
俺は全速力で走り、学校が見えてきた。
これなら間に合う!!と思った瞬間に後ろから金髪の女子生徒が突進してきて、俺を吹き飛ばした。
そして俺はこの世界の接点を絶った・・・