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聖霊使いへの道  作者: 雪月葉
秘匿大陸編
108/132

打ち合わせ

 エレメント社から車で二十分程度の距離には魔力生成工場という場所がある。巨大な敷地面積をほこり、ここと他の二カ所、合わせて計三カ所で日本のエネルギー全てを賄える量の魔力を作り出しているのだ。特に音葉市にある魔力生成工場は他二つを合わせても叶わない程の魔力を作っている。なんらかの事故で二つが機能しなくなったとしても、ここさえあればしばらくは問題にならないのである。

 ユクレステ達はそんな巨大工場の敷地内にある、警備員詰所に案内されていた。


「えぇと、つまり……俺たちはこの工場の警備を担当すれば良いんだな?」

「ほうじゃ。ここは今や日本の中心と言ってもええ。ここがだれかに襲われれば、それだけで世界が傾く。生憎とそれを狙って来る輩が多くてのぉ。まったく面倒な話じゃ」

「ふーん、そんなのがいるんだ。どれくらい?」

 机に足を乗せながら、携帯用ゲームで遊ぶクキへと喰いつくようにディーラが質問する。んー、と少し考え、

「頻度で言やぁ、三日~四日にいっぺん。人数は……精々十人程度か? ま、どれも大して強ぅないんじゃがな。精々銃で武装するくらいじゃ」

「銃って言うのは?」

「んあ? ほうか、知らんか。ちぃと待っとれ」

 椅子から立ち上がり隣の部屋に引っ込むクキ。十秒とかからず戻って来た時には、見知らぬ青年を引きつれていた。

「あの、隊長? なんですか藪からスティックに」

 青年の言葉を無視し、彼が担いでいる物を持ち上げる。

「ええか、こいつが銃じゃ。引き金を引けば弾が発射される。魔弾系の魔法と似とるが、殺傷能力はこっちのが上じゃな。人の体くらいなら簡単に貫通する。ま、直線にしか動かんから避けるのは簡単じゃがな」

「いえ隊長、銃弾避けられる人間なんてそんな多くないですって。あの、聞いてます?」

「あん? なんじゃまだいたんか? さっさと持ち場に着かんか、給料減らすぞ?」

「隊長が呼びとめたんじゃないですか!?」

 ブーブー言いながら去って行く青年を見送り、一つ頷いた。

「敵の武器は分かった。で、俺たちはどこを警備すればいいんだ?」

「まあ、待ちぃ。今それを説明するのが……ん、来たな」

 チラリと閉められた扉へと視線を移し、数秒。するとゴガン、とけたたましい音が鳴り響いた。

『いったぁー!? 痛いですぅ! ひどいですぅ!? だれですかこんな所に扉をつけたのは!』

『おおっ、なんか理不尽な事を言ってる子がいるよマスター。もしかしなくてもこの声の主がお目当ての人?』

「……ほうじゃ」

 はー、と心なしか疲れたようなため息を吐き出し、クキはドアに向かって怒鳴っている人物を連れて来る。

「なにしとるんじゃ、はようせぇ!」

「あ、痛いですクキ様! 痛い痛い! クキ様って一々乱暴なんですもん、もー」

「じゃかぁしい!」

 腕を掴んで現れたのは丸い眼鏡をかけた女性だった。どこか幼く、ぶかぶかな白衣と三つ編みでやぼったい印象を与える。女性はユクレステ達の前に立つと、慌てて頭を下げた。

「は、初めまひちぇ! ああ噛んだ! 舌が痛い、でも心がもっと痛い! 恥ずかしさに死んでしまいそう!?」

「え、えっと……」

 勝手に騒ぎ出した女性から視線を外しクキを見るが、そちらは既に諦めたかのように逃げ出す準備をしている。ユクレステの視線に気づくと、じゃ、と片手を上げた。

「後の事はそいつから聞きぃ。まぁ、そいつそれでも有能じゃけぇ」

「えー」

 無情にもパタリと閉まる扉。仕方なく女性の方へと視線を戻す。するとにっこりと笑いながら声を上げた。

「はい、それではおはようございます! 朝は元気いっぱいの挨拶から始めましょうとお母さんから教わりました! さあ皆さんご一緒に!?」

「お、おはようございます?」

「おはよ、ごザいます」

 若干引き気味に挨拶をしたのはユクレステとミュウだけだった。そもそも言葉が分からないディーラとユゥミィにはなんと言っているのかさえ理解不能なのだ。それでも十分だと言うように大きく頷くと、部屋の隅にあったホワイトボードを持って来て、ペンを手に取った。

「えぇと、それではまず自己紹介からいきましょう! 私は玉飼たまかい世美子よみこ! セカンドファクトリー(2nd)から出向してきた期待の新人です! これも全てお母さんが丈夫に産んでくれたおかげです! ああお母さん、草葉の陰から見守っていて下さいね!」

「は、はあ……その、セカンドとは?」

「あれ? ご存じないんですか? 生成した魔力を用いて様々なものを作っているエレメント社の開発部の事です。なにを隠そうMMCもうちが作っているのです!!」

 ふん、と胸を張る世美子。恐らく凄い、のだろうが、まだ来て三日目のユクレステにはそれがどれだけ凄いのかは理解出来ずにいた。ただ、MMCと言うのが魔法術を使用するための魔力媒体だと思えば、確かに自慢できる代物だろう。

「あ、そうでした。社長から言われていたものをお渡ししませんと」

 思い出したように世美子は背負っていたカバンを下ろし、中から五つのMMCを取り出した。

「これは……?」

 薄く四角い箱。テレビのように液晶が嵌め込まれており、今は起動していないためか真っ暗な画面だ。

興味深そうに眺めるユクレステへと説明を始める。

「それは我が社の次世代魔法術発動端末、投影魔術呼応機(Mirror Magic full Call)。通称、MMCです! 簡単な魔法術は既にダウンロード済みなので、どうぞご活用下さい!」

「えっと、でもこれって特別な技術がいるんじゃあ……」

「それはまあ、専門の教育機関があるくらいですからね。ですが皆さんは大丈夫だと社長が。……そう言えばそのMMC、可笑しな仕様になっているんですよね?」

 首を傾げながらなにかを考える世美子へ、ユクレステが尋ねた。

「可笑しな、とは?」

「いえ、普通ならば魔力バッテリーを使用して魔法術を発動させるのですが、そちらのMMCには魔力バッテリーではなく外部魔力変換機器を装着しているんです。確かにそれならば残量バッテリーを気にせずに使用できるかもしれませんが、そんな魔力をその場で注入できるような人物はいません。出来て社長と幹部くらいでしょうか? それに下手をすれば魔力の込め過ぎで倒れてしまうかもしれませんし、そもそも――」

「……ああ、はい。そうなんですか。それは大変ですねー。それよりも警備の説明をお願い出来ますか?」

 聞いても良く分からなかった。これ以上勝手に喋り続けられてもても困るので、遮る事に。

「おっと、そうでしたね。ではこちらをご覧下さい」

 キュキュキュ、とホワイトボードに円を描き、さらにドーナツのように外側にもう一つの円を描いた。内側の円には精製所と書かれ、ドーナツの外側を四角で囲み工場と書かれる。そこへ縦線を引き、こちらに振り向いた。

「それでは説明しますね。まず、皆さんの巡回ルートは、こちらになります」

 そう言って赤ペンでドーナツ部分を色づけする。

「まず当工場は中心である中央生成部と、外側の魔力加工部、そして生成部と加工部を分ける中庭に分けられます。さらに中庭から中央部に行くためには北と南の通路を通らなければならないのですが……まあ、その辺は良いでしょう」

 一息いれ、ニコニコとした笑みを見せた。

「それで皆さんの警備場所はこの中庭部分です。こちらを二手に分かれて警備してもらいます」

「二手に、ですか?」

「はい。うちは基本、二人一組での警備となりますので。それに結構広いですからねぇ、直系約ニキロ、結構な運動になりますよ? それで、組み合わせはどうします?」

 ミュウ達にMMCを手渡し、なるほど、とホワイトボードを眺める。

 それにしても、二手に分かれるとなると組み分けをどうしたものか。この中で日本語が分かるのはユクレステとミュウだ。それも、ミュウはまだ挨拶程度しか理解していない。彼女にもう一つの班を任せるのは少々酷というものだろう。

「……と、なるとやっぱり」

『まあ、そうなるかなぁ』

 チラリとミュウの首にかけられたアクアマリンと目配せをした。世美子に届かない程度の声で仲間たちに指示を出す。

「それじゃあ、俺とミュウ。マリンとディーラとユゥミィにしよう。なんかあったらマリンが対応してくれるはずだから、そっちは任せた」

「えー、私も主とがいいのにー」

『まあまあ、我がまま言わないで。ほら、マリンちゃんと一緒にいられるんだからもっと喜ばないと!』

「それはない」

『ひどい!?』

 マリンチームにマリンの分のMMCを渡し、世美子へと向き直る。チーム分けが決まったと告げ、それではと指を扉へと向けた。

「それでは現地にて諸注意などを――ハゥ!?」

「ちょっ!?」

 その人差し指が勢い余って扉にぶつかり、あまりの痛みに悶絶する。うずくまる世美子はその後医務室に連れて行かれるのだった。




 工場とは思えない程に整備された中庭を眺め、ユゥミィは思わずほう、とため息をこぼした。

「あー、なんだかとっても癒される……こう、自然のありがたみを痛感するなぁ」

『うーん、確かに。ここに来るまで中々自然らしい自然もなかったし。ここは結構自然自然してる感じだよね。作り物だって分かるのに』

「本当です……」

「工場らしくない感じはするけどな、なんでこんな場所があるんだ?」

 マリンとミュウの自然組も共感して頷いている。そこへ、大きな声が届いた。

「どうですかここは!? うちの社長が工場の人たちの安らげる場所を、と念入りに設計されまして、ここの中庭は社長と自然研究部の面々が並々ならぬ努力で作り上げた精霊の――」

「はいはい、それはそれとして。指、大丈夫なんですか?」

「えっ? えっと、はい、それはもう。なんと言っても毎日牛乳飲んでますから! ありがとう、牛さん!」

 その割には指には包帯をグルグル巻きにしているが。

 彼女の話を半分流しつつ、ユクレステ達は右手に見える巨大な建物に目を向けた。城のように巨大な鉄の壁に囲まれた中央部には、加工部からそこへ行くための通路が伸びている。その真ん中の辺りに扉があり、そこから中庭へと出られるのだろう。中央部から直接中庭へ出る事はできないようだ。

「ここの西側と東側に分かれての警備になりますので、よろしくお願いしますね」

「はい、分かりました。……ところで、中央部の警備とかは大丈夫なんですか?」

 これだけの施設だ。心臓部とも呼べる中央に警備がいないとは思えない。ユクレステの問いに、世美子はニコニコ顔で応えた。

「ええ、普段からクキ様がいらっしゃるので、この中はそこまで警備に人員を割かなくても大丈夫なんですよ。だってほら、クキ様超強いですから」

 普通ならば反論したい所だが、なぜだかなるほど、と納得出来てしまった。事前に彼の実力を味わったのが、間違いなくその要因だろう。

「では今日の所は気軽に警備しておいて下さい。今日()襲撃、来ないと思いますから」

「は、はぁ」

 どうにも不穏な事を言ってのけた世美子は、ブンブンと手を振りながら去って行った。その際に手を壁にぶつけていたが……。あれは再度医務室送りだろうか。

「さ、て。とりあえず二手に分かれようか。なんかあったらマリン、よろしくな」

『りょーかーい』

「それじゃ、また後で、ご主人」

「ふふふ、悪漢は私に任せろー!」

 扉を潜り、反対側に出たディーラ達が歩き出すのを確認し、ユクレステは隣に控えるメイド服の少女へと向き直る。緊張した様子のミュウに緩く号令をかけた。

「そんじゃ、行こうか」

「はい……っ!」


 突然だが、今ユゥミィ達は普段着なれない服を身に纏っていた。しっかりとした布地で作られた、青い洋服だ。警備員の制服のようなもので、ミニスカートに黒いタイツを着用している。こちらも青い帽子を被り、その姿を見た朝陽が鼻血を出しながら、『ミニスカポリス……これは良いものだ!』とか叫んでいた。もちろんミニスカポリスと言うものがどのようなものなのかを知らないユゥミィ達は、首を傾げながら着替えたのだが。

「騎士っぽくはないが、確か警察とか言う犯罪者を捕らえる人達が着る服らしいぞ。主が言ってた」

「うん、なんか遠い目をしながらだったけどね。割と着やすいし、動きやすいしで僕は気に入ったけど」

 ディーラには羽と尻尾が出るように作られており、心なしか嬉しそうに自分を見下ろしている。ただ少し大きいサイズなのか袖をチョコンと握っている状態ではあるが。ディーラでさえこうなのだから、さらに身長の低いミュウに合うサイズがなく、結局今まで通りのメイド服という姿での警備となった。

 その際も朝陽が、『子供メイド……それもありだ!』とか叫んでいたのは、幸いだれも知らない。

『でも良いなぁ、皆洋服着れて。私も着たい!』

「でもマリンはあんまり外出れないのだろう? 確か……なんでだっけ?」

「……はぁ。この世界に魔物があんまりいなくて、マリンみたいな明らか生物なまものだと隠しようが無いから」

『それ言ったらディーラちゃんだって同じだと思うんだけどなぁ……」

 不満げな声で言うマリンだが、流石に下半身魚の彼女が、突然宝石の中から出てきてはファンタジー慣れしていない日本人は混乱必至だろう。ディーラも羽や尻尾は生えているし、ユゥミィだって長い耳をしているのだが、彼女達はそれを解決する魔法の言葉をミデュアから教わっていた。

「こすぷれ、なんだってさ。僕たちのは」

「そう言えば全て解決、と兄様は言ってたな。実際、さっきもこすぷれですと言ったら皆生温かい目をしてたし。流石は兄様だ!」

 尊敬の眼差しになっているところ悪いのだが、なんとなくディーラは不満だった。なんか、騙されているような……そんな気持ちだ。

 ともかく、外見はそれで問題解決したとして。

「でもさ、もしなにかあっても僕たちここの世界の言葉分からないし、大丈夫なの?」

 もっともな疑問にマリンは自信満々の声で返す。

『ふふん、そこは大丈夫だよ。だって私、もう日本語マスターしたし」

『……はぁ?』

 思わず変な声が飛び出した二人。その様子に気を良くしたように、マリンは得意気に語った。

『ほら、ディーラちゃんには前に言ったかもしれないけど、私ってマスターの思考とかある程度分かるんだけど、そこでマスターのお勉強とかの知識を受け取ってたんだ。多分、マスターもこう言う時のために渡してくれてたんじゃないかな』

 延々と、それこそマリンが寝ている時にも日本語の知識を叩き込まれ、まるで睡眠学習でもしているように知識を吸収していった。おかげでユクレステ程でないにしても、かなりのレベルで扱えるようになったのだ。

「なんか、ずっこい。……焼く?」

「いいなぁ、それ。……煮る?」

 納得いかない表情で宝石を睨みつける二人。その瞳が若干妖しくなったのに気付いたマリンは慌てて話題を逸らした。

『そ、そんな事よりちゃんと警戒しておかないと! いつ賊が侵入してくるかも分からないからね! 注意一秒怪我一生、私はマスターになら一生の怪我を負わされてもいいけどね! 一生面倒見て貰うけど!』

「なに言ってんのさ」

 ハァ、と呆れた様子でため息一つ。ディーラは欠伸をしながら続ける。

「それにさっき言ってたみたいだけど、今日は襲撃が来ないんだよね? なら、別にそんなに警戒することないよ」

『まあでも、万が一って言うのもあるし』

「……? そう言えば、そもそもなんで今日は来ないと分かるのだ? スパイでもいるのか?」

 ディーラとマリンの会話に疑問を感じ、ユゥミィが首を傾げながら問うた。ああ、と変な顔をしたディーラは、面倒そうに視線を遠くに向けた。



「厳密には、今日来ないと言う確信はないんだろうさ。でも、来る確率が限りなく低いと考えているんだ」

「それはなぜ、なんですか?」

 青い制服を着たユクレステが、メイド姿のミュウの問いに答える。

 そもそも、この場所に侵入するのにはかなり大掛かりな準備をしなければならない。そうでもなければ、外縁部で即座に御用となるだろう。それは十分過ぎる程の警備システムと人員が動いているからであり、社員や警備の人間以外は一切入れないという徹底した管理下に置かれているからに他ならない。

「来ないのが分かっているって言うのは、多分違うな。あの感じだと、来る日が分かっているからそれまでにムダな戦力は使わない、って読んでいるんだと思う」

「えっと……」

「なんで来る日が分かるか、だろ?」

「あ、はい……!」

 照れたように頬を染めるミュウに意地悪な視線を向ける。

「さっきも言ったけど、普段なら色々な仕掛けが作動して特定の人間しか中には入れないようになっているんだって。昨日朝陽さんから聞いたんだけど、なんとか認証システムだかで機械がその人物を判断し、登録されている人しか入れない……らしい。良く分からないけど。とにかく、その仕掛けが停止する日が近々訪れる。なら、その日を狙って来るのが普通だろう?」

「そうですね。それなら、いつもより簡単に侵入出来ると思います……。でも、そんな日があるんですか?」

 うん、と頷き、

「時期は明日。実は俺、前に叶からも聞いていたんだよ」

 銀髪の少女を思い浮かべ、ユクレステは苦笑気味に微笑んだ。昨日の電話でも話していたのだが、まさかその日に厄介な事になるとは、思いもしていなかった。

 彼女との電話で話した日は、明日。

「明日、叶の学校が魔力生成工場の見学に来るんだそうだ。その時に、仕掛けは解かれるんだと」

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