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プロローグ





かなり不定期投稿なので亀更新です。





 




遥か昔………人類は堕神(メルト)と呼ばれる存在によってその数を大きく減らされた。



始めこそ人類はその時代における最新技術や科学によって作られた兵器で抵抗したものの堕神にはその兵器での攻撃は傷ひとつ付ける事は出来ず、負けを重ね、気が付けば80億を誇った人口は僅か5億にまで数を減らす事となっていた。



そして緑が溢れていた大地は砂漠化し、海は撃破された戦艦で埋め尽くされた。



そんな現状に人々は恐怖と絶望に苛まれ、来るはずの明日を諦めかけた。






しかし…………







その瞬間は訪れなかった。



ある一人の科学者が堕神についての研究を続け、ついに完成させた人類にとっての希望とも呼べる兵器を完成させた。







"ヴァルキュリースフィア"







その兵器は堕神と人を交け合わせ完成させた生体兵器。



その姿は純白の翼と機械の翼を合わせ持つ美しい少女だったという。



しかし持つ力は堕神を圧倒…………いや、赤子の手を捻り潰すが如く凄まじいものだった。



たった一体………



たった一体のヴァルキュリースフィアはたった一日で堕神を完全に殲滅し、人類を絶滅の危機から救ったのだ。



人類は喜びに湧き上がり、科学者を褒めたたえた。






だが……………






堕神という共通の敵が消えた人類は少ない資源や緑を求めて再び争いを始めた。



そして争う人々は残り少ない資源消費しないよう早期に戦争を終結させる為、あの圧倒的な強さを誇るヴァルキュリースフィアを開発した科学者にヴァルキュリースフィア渡すように迫った。



しかしそれを科学者は拒み、堕神を殲滅したヴァルキュリースフィアを誰にも分からない場所に封印して逃げ去った。



しかし人々は諦めなかった。



目先の欲望に忠実な人々はヴァルキュリースフィアを我が物とする為、科学者をどこまでも追いかけ……………持っていた研究資料の一部を奪い堕神を殲滅したヴァルキュリースフィアを手に入れる為に拷問にかけた。



しかし激しい拷問を受けたにもかかわらず、科学者は口を割る事はなくこの世を去った。



それでも諦めきれない人々は奪った研究資料の一部を使ってヴァルキュリースフィアの複製を始め…………不完全なヴァルキュリースフィア………"アストレイスフィア"を完成させ、戦わせた。



完成したアストレイスフィアは既存するどの現行兵器よりも強力ではあったものの、

ヴァルキュリースフィアほどの力を持つ事はなく、あくまでも模倣的な存在………模倣者(フェイカー)とも呼ばれる事となった。






そんな人と堕神が交わってできた生体兵器が戦う世界……………






これから語られる物語はそれから約1000年の年月が流れた頃の話である。







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