さようなら、愛してしまった人。
「他に好きな女性が出来たんだ。それに、生まれながらの『お嬢様』である君とは、やはり価値観が合わない。婚約を、破棄させてほしい」本田静子は突然、婚約者である永野祐平に別れを告げられた。元々『利害の一致』だと納得しようとする静子だが、別れを告げられてから「自分がこんなにも祐平に惹かれていたのだ」と自覚した。静子は、以前祐平と食べに言った定食屋に行き、その帰りに酔っぱらいに絡まれる。助けてくれたのは祐平だった。祐平は別れ際に「最後の逢瀬に海に行こう」と言い出す。そして聞かされたのは、祐平の『過去』についてだった。
さようなら、愛してしまった人(前)
2024/07/31 23:09
(改)
さようなら、愛してしまった人(後)
2024/07/31 23:13