第九話 鳥島の中心で口淫に励む女の子
真白先生の精液を飲むと幽霊が見えるようになるというメカニズムはどうやったら解明できるのかって毎回思うんですけど、そんな事を気にしても仕方ないですよね。どんな原理でそうなっているのか知らないですけど、真白先生が何らかの特別な力を持っているってだけの話なんでしょうし、それを追及したところで真白先生にとって何も得なことなんてないと思いますからね。
誰も見ていないとはいえ、海から丸見えなこの場所でそんな事をしちゃうなんて忍さんは見た目とは違って大胆だなって思うんですけど、そこまでして幽霊を見たいって事なんでしょうかね。亀島に人はそんなに多くないですし、観光客だってそんなに来ることもなさそうなので、あんまり人目が気にならないっていうのがあるのかもしれないですよね。
「鵜崎先生のオチンチンって、大きい方だったりするんですか?」
「さあ、銭湯とか温泉に行って他の人のが目に入った事はあるけどさ、今みたいに大きくなってる状態のは見た事が無いからわからないかも」
「じゃあ、鵜崎先生のオチンチンを見た他の女の人はどんなリアクションでした?」
「まあ、大きいとか太いとか言われてたかな。それがリップサービスなのか本当なのかはわからないけどさ、そんな事は言われてたと思うよ」
「やっぱりそうなんですね。大きさはちょっと違いますけど、何となくイカっぽい形ですよね。先っぽが膨らんでてイカの頭みたいですし」
「イカってよく食べるの?」
「あんまり食べないですね。魚とかはよく食べてますけど、イカは食卓にあがるよりも市場に出ることの方が多いですよ。この辺ではそんなにイカも取れないですし食べた事なんて何回かしかないかもです」
この二人はいったい何の会話をしているんだろう。ズボンとパンツを脱いで下半身を丸出しの状態になっている真白先生がレジャーシートの上に寝転んで足を大の字に広げていて、その足の間に猫みたいに丸くなって真白先生のモノを興味深そうに見ている忍さん。何かムードを盛り上げるような話をすればいいのにと思っているのに、二人の会話の内容は魚だったりイカだったりと全くムードのかけらもない話題なんです。もしかしたら、会話のひどさにあきれて鳥居の中に見える人もこの二人に興味を持ってないかもしれないですね。
「このまま触ってるだけで精液って出るものなんですか?」
「触ってるだけだったらでないかも。もう少し刺激をしてもらったら出るかもしれないけど、今の感じだと難しいかな」
「刺激ですか。ちょっと前に見た漫画にそう言うのがあったような気がするんで、それを思い出して参考にしながらやってみますね」
中略
口の中に出されたものを苦しそうに飲み込んだ忍さんはゆっくりと目を開けて真白先生の事を愛おしい人を見るようなうっとりとした目で見つめていたのだけれど、すぐ近くにいた私と目が合った瞬間に驚いて尻もちをついていたのだった。




