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BuF  作者: KKLK
第1部
1/26

プロローグ

小説初執筆、お手柔らかにお願いします。

 とあるハンターギルドで一際大きな剣を背負っている男がいた。

 その男は依頼掲示板の前で不機嫌そうに掲示板を見回した後、受付の方へと歩いていった。


「もっと歯ごたえのある依頼はないですか?ゴブリン・コボルト討伐、薬草・鉱石採集、おなじような依頼ばかりで・・・」


 受付の女性に愚痴を漏らすその男「グレン=ファース」は、ハンター暦約2年の新米ハンターであり、身長は並よりは高く、大剣を背負い重装備を身にまとっている20代前半の青年である。


「日々のゴブリン討伐や薬草採集も立派な仕事です!難しい依頼を受けたいのであれば日々の依頼をこなしてハンターランクをあげてくださいね」


 受付の女性はにこやかにグレンをあしらうと、受付の仕事を再開しだした。

 この世界にはハンターという職業がメジャーに存在し、そのハンターにはハンターランクが割り当てられている。ハンターランクはA〜Fの全6種存在し、グレンはその中のEである。

 Fランクは、ハンター歴1年を過ぎると自動的にEランクへ昇格するシステムであるため、実質1番下のランクということになっている。そのため、紹介される依頼が安全なものに偏っており、危険で難しい依頼をこなし、通常より早く昇格したいグレンはもどかしい思いをするしかなかった。


『しかたない・・・』

「適当に近場で複数依頼達成できそうなのを見繕ってください」

「かしこまりました 少々お待ちくださーい」


 受付の女性は慣れた手つきで依頼書をめくり、数枚の依頼書を手に持った。


「こちらの依頼でいかがでしょうか?」


 そう言いながら3つの依頼書を提示した。


『近場でのゴブリン討伐と医療用の薬草採取に周辺のモンスター出現調査の報告書提出か・・・いつも通りだな』

「依頼内容確認しました 3つとも受けます」

「かしこまりました 報告書以外は遅すぎなければ特に期限はありませんので無理をなさらぬよう」

「ありがとう いってきます」

 そう言い残し、ギルドから出ていった。


『今日行っても明日行っても変わらない、今日は武器の手入れでもするか』

 いつもと変わらぬ日常に退屈を覚えながら、グレンは宿への帰路につくのだった。


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