?日目・4日目
?日目
薪が燃える音で目が覚めた。俺は体を起こそうとするが何かに気付いた。
(足音か?誰のだ?)
「クソッ、こんなやつらにあいつらが‥‥」
(日本語か取り合えず弾は4発あるから奴が後ろを向いた時に)
「おい、ガキ気付いてないと思ってるのか?」
俺は、ゆっくり体を起こして、男の顔を見る。男の容姿は一言で言うとイケメンだ。皆に慕われ尊敬されるような感じの男だと思える。恐らく勲章の数もおそらく多いだろう。
「初めまして」
「え?ああ?」
男が返事をした瞬間、俺は素早く銃を抜き撃とうとするが、弾はでない。
「残念ながら弾は抜いておいたよ」
「クソッ!」
「君は優秀な魔法力を有しているが残念だ‥‥死んでもらおう」
男が小銃の照準をこちらに向ける。
「ヘッ!誰が容易くナナさんを殺させると思うっすか?」
「ちっ!起きてやがったか」
男がルーストヘ銃を向ける。
(刺さりそうな木の棒があるな、そーっと、よし!)
先端が尖っている木の棒を拾った。
(たしか頸動脈はーっと)
俺は気配を消し男の背中に近寄った。
「ここだぁ!」
「なっ!」
男は頸動脈が刺された苦痛で、もがきながら、血を流して倒れた。
「一応生前は天才だったからこの程度は昼飯前だ」
小声で言った。
「だ、大丈夫っすか?」
ルーストが心配してくる。
「大丈夫ですよ」
「何の音だ?」
ガルクスが目を覚ます。
「ああ、殺ったのか」
ガルクスが何かを察したように言う。
4日目
御神体はずっと背中に背負っていた。
(どうやら城下街に着いたようだな、取り合えず宿と教会を探さないと)
「あの、宿は何処に?しましょうか?」
「ああ、それなら大丈夫だ」
「そうですか、それなら、教会に行きましょう」
何処かの教会
教会の中には祈っている人や高そうな蝋燭の土台と像があった。
「はい、何の御用でしょうか」
俺は、背中に背負っていた箱を渡す。
「ユナかぁ、懐かしいわね」
「ユナと知り合いなんですか?」
シスターが何かを思い出すように左上を見る。
「ええ、彼女は私と同期なの。あの村に行った理由は知らないけれどね」
「はあ、そうなんですか」
「はい、もう終わったわよ」
シスターが御神体が入った箱を渡してくる。
「ありがとうございます。ところで一体何をしていたんですか?」
「御神体の中にある魔神石の魔力を補充したのよ。これで大体10年は持つの」
魔神石とは、まあ、神様の魔力が込められた石だ、魔力の濃度で言えば、連合艦隊を一撃で壊滅に追い込む位だ。だが、魔神石が保有する魔力は防衛、つまり結界しか張れないようになっている。もし御神体が無くても約1ヶ月は余裕で結界を張り続けれる。原理は分からないが多分その場に魔力があり続けるのだろう。
大体の魔物の攻撃は防げるらしい。
とある宿
値段表の様な物を見る。そこには、AからEまでの部屋質があるようだ。Aは大金貨2枚頭おかしいね。Bは金貨8枚うん高いよ。C金貨1枚ギリギリいけるD銀貨6枚お得だ(錯乱)。E銅貨8枚?何だこの部屋。子供はどうやら半額のようだ。
《Aの部屋》
「は?」
「どうしたの?ナナくん」
「い、いえ、ちょっと驚いただけです。1人大金貨2枚の部屋だから‥‥。」
「大丈夫よ私達一応軍人だから、給料はいっぱいもらえるのよ」
(泊まるだけで70万円だぞ?動揺するにきまってるだろ!)
ベットはふかふかで気持ちよかったです。