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変わり者の物語  作者: あなぐま
第1章 岩のドラゴン
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登場人物紹介その1

クライム


 故郷から生き別れた仲間を探して旅をする青年。

 器用貧乏で仲間思いだが、その性格が災いして仲間内ではいつも外れくじばかり引いている。妙な所で頑固で、見かけによらず行動的な面がある。マキノ程の知的好奇心こそないものの、実は旅というものを一番愛し、楽しんでいる。

 どんなモノにでも変身できると言う、お伽噺にしか存在しない種族。今は訳あってアレクの姿を真似た形を取っているが、自分なりに変えてきている。



***



フィン


 面倒くさがりの雪のドラゴン。

 イタチ程度の大きさしかなく、銀色の毛に黒く小さな角がある。積極的に何かをすることもなく、翼を隠して大体クライムやアレクの背中に乗っかっている。厭世的と言うほどではないが、常に穿った見方をして毒のある口調になりがち。

 伝説では雲の中を飛び雪を生み出す、この世で最も美しい生き物とされている。それを見た者に幸せを届けるが、その瞬間を目撃した者は不幸になるとも言われる。ただ本人が言うには、赤の他人の幸、不幸に興味は無い。



***



メイル


 何でも知ってる赤毛の少女。

 地中の賢者と呼ばれる穴掘りの種族で、尻尾や耳を除けば人間とそう変わらない。彼らの中でも抜きん出て記憶力の良い彼女は、知識だけの生活に我慢できず、故郷を飛び出して地上に出た来た。本ばかり読んで少女として全うに育たなかった為か、一人称「ボク」が未だに抜けない。

 地上に出たての頃にクライムに助けられて以来彼に懐いている。まだ子供であるため非常に純粋で、人の汚さや醜さを理解しきれていない、理解したくないという無防備な部分がある。



***



アレク


 酒と戦いが好きな粗暴な青年。

 剣の腕だけは誰にも引けを取らない。どこか義理がたく頭も悪くない、だが馬鹿。博打や悪戯が好きで喧嘩っ早く、クライムといつも小競り合いを繰り返している。そのせいか、大事にこそならないが、何かに付けて面倒事を持ってくる事が多い。

 ただ非常時は誰よりも頼もしく、一同の運命を左右する大事な局面は、最終的に彼の直感により決定されることが多い。平時との落差が大きいが、仲間達のリーダー的な役割も時折こなしている。



***



マキノ


 丁寧口調で猫かぶりの魔術師。

 いつも微笑んでいるが、彼を知る者は、長い付き合いになるアレクを含めて誰もそれを信用しない。普段はクライム同様非常に温厚だが、その普段と変わらぬ様子で腹黒い事も平気でしてくる策謀家。トボケる事が多い為、どこまで作為なのか誰にも分かっていない。

 魔法使いと言うより学者の感が強く、不可能であると知りつつも、この世のありとあらゆる真理を知りたいという知的好奇心がある。


 彼らの旅はマキノとメイルの探究心を中心に回っており、それをフィンが傍観し、アレクが決定し、クライムが意地を張って迷走する事が多い。



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