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生徒会と愉快な仲間たち  作者:
余興その3
26/44

新境地バトン

スパンが短いですが、思いついたので余興。今までの登場人物全員が出てくる、何やらカオスな……何だろう、パロかな。パロっぽい感じです。

エムブロ様より拾ってきた『昔作った意味不明なシチュで新境地(http://mblg.tv/btn/view?id=58625)』というバトンに答えさせていただきました。


※諸事情により、本編21話より登場するキャラがフライングで出ていますが、お気になさらず。

昔作った意味不明なシチュで新境地


数字に名前を当てはめてキャラ崩壊やcp表現、その他諸々のトラブルは自己責任でお願いします。

→の先は感想およびその他なんでもご自由に。


【1】中村鈴奈

【2】藤山暖香

【3】早川杏里

【4】大束修

【5】水無瀬友哉

【6】霧島慧

【7】小倉三和子

【8】安浦恭一郎

【9】今井琴子

【10】今井零


1:熊のお面を付けてローラースケートを履いた【2】から全力で逃げる【8】。

→暖香「……(無言)」シャーッ、シャーッ

 安浦「ちょ、何!? 怖い怖い怖い怖い(全速力で逃げ惑いながら)」

 ※安浦には追いかけてくるのが誰だか分かっていない(暖香がお面をつけているから)。


2:半泣きで【10】に恋愛相談する【6】とその背後で鬼の形相の【1】。

→霧島「それでさ、小倉先生はその時……」

 零「うん、うん」

 霧島「……というわけなんだ。あの人は一体、何を想っているんだろう」

 零「霧島先生って、本当に鈍いんですね。聞いてた通りだ」

 霧島「えーっ、そうかなぁ。それが駄目なのかな」

 零「そうですよ。その部分直さないと、小倉先生に好かれるどころか本当に嫌われてしまいますよ」

 霧島「えぇぇぇぇぇ!? お、俺どうしたらいいのかな!? 教えて今井君!!」

 零「仕方ないですねぇ。いいですか、よく聞いててくださいよ」

 霧島「うんうん(メモしながら)」

 鈴奈「霧島センセ、何もあんな奴に相談することないじゃない(怒)」

 ※正論を言ってる零のことがとにかく気に食わない鈴奈。


3:熟睡する【4】の横で必死に【7】を食い止める【3】と【9】。

→修「Zzz……」

 小倉「止めないで!! わたしは、大束くんが寝てる隙にどうしてもあの資料を手に入れなければならないの!!」

 杏里「やめて三和ちゃん!!」

 今井「そうよ小倉先生! 泥棒は犯罪よ、考え直して!!」

 ※あの資料、とはおそらく霧島に関するものと思われ。


4:空を見上げ涙を流す【5】。その空を鼻血を噴出しながら横切る【10】。

→友哉「はぁーあ……やっぱり僕は地味なのか……(しょぼん)」

 零「あーれー(鼻血出しながら宙を飛んでいる)」

 友哉「!?」

 零「まったく、あの子は手加減って言葉を知らないよねー(飛びながら呑気に)」

 友哉「(もしや中村会長に殴られたか……!?)」

 ※正解。


5:【1】がコンビニに入ると店員の【2】が【7】にパロ・スペシャル(※プロレス技)をかけている真っ最中。

→ピロリロリーン♪

 鈴奈「さて、何買おっかな……と、あれ? 店員さんいない」

 小倉「い、痛い痛い痛い痛い!! やめて!! 折れる!!」

 暖香「我慢なさい。これも修業よ」

 小倉「何の!?」

 鈴奈「(えぇ~っ……何これ。止めるべき? それともほっといて帰るべき? 何かわたしの方超見てるけど……)」

 小倉「(助けて、の眼差し)」

 ※結局その後、巻き込まれるのが面倒なので放置して帰っちゃう安定の鈴奈会長。


6:【3】のパンチの嵐をかいくぐりながら熱唱する【8】とその光景を実況中継する【6】と【4】

→杏里「おりゃおりゃおりゃおりゃ!!」

 安浦「ゆぅめぇじゃあないっあっれっもこっれぇもぉ~♪」

 霧島「さぁ早川選手、次々と鋭いパンチを繰り出しております。形相が鬼のようです」

 修「おそらく、食べ物関連で何かしら騒動があったのでしょう」

 霧島「そしてその恐ろしい攻撃を、●'zの『ウル●ラソ●ル』を熱唱しながら易々とかわす安浦選手です」

 修「のんびりしていそうなのに、なかなか運動神経が良いのですね」

 霧島「えぇ。安浦選手はあぁ見えて教員内でトップクラスの運動神経の持ち主なのです。普通に体育の先生とやり合ったりもできますし」

 修「なるほど、それはすごいですね。次の記事のいいネタになりそうだ」

 霧島「おっと、ここでそろそろクライマックスのようです」

 修「注目して見ましょう」

 安浦「そしてぇか~がや~く♪」

 修・霧「「ウ●トラ●ウッ!!」」

 杏里「HEY!!(ドゴッ)」

 安浦「ぐほっ」

 ※この一撃で歯が数本折れた安浦先生。


7:「馬鹿な…早すぎる…」とつぶやく【5】の口にじゃがりこをぶち込んで黙らせる【1】。

→友哉「馬鹿な……早すぎる……」

 鈴奈「うるさいよ(じゃがりこを友哉の口に突っ込み)」

 友哉「ごふっ」

 鈴奈「美味しい?」

 友哉「……あい(もぐもぐ)」

 ※一番初めに発された友哉のセリフは、6の一部始終を見た感想だったと思われ。


8:電柱に話しかける【2】の姿に号泣する【9】とドン引きの【4】。

→暖香「いっつもいっつもね、私は苦労しているのよ。あの馬鹿会長に毎回こき使われて、そのくせあの馬鹿会長は肝心なところで美味しい部分ちゃっかり持っていきやがるし。もう私疲れちゃったわよ……ねぇ、聞いてるの? 黙ってないでちょっとくらい何か気の利いたこと言いなさいよ、ほら」

 今井「藤山さん……可哀想に。とうとう人間どころか生物にまで見放されて、無機物である電柱とお話するしかなくなってしまったのね……ぐすっ」

 修「……何なのだ、アレは。藤山副会長の後を追ってここまできたはいいものの……あぁ、今井先生もいるし、面倒事にだけは絶対巻き込まれたくないな。今日は退散することにしよう」

 ※後に今井ちゃんに見つかり、まんまと捕まる修。


9:巨大ロボットの頭の上から降りられない【3】【6】【8】の3人を遠くから見つめる【10】。

→杏里「うわぁぁぁぁぁん、高いよぉ、怖いよぉ、お腹すいたよぉぉぉぉぉ(泣)」

 霧島「落ち着いて早川さん。ほら、おにぎりあげるから」

 安浦「そんなこと言ってる場合ですか! それより早く、この訳わかんないおっきな頭みたいなのから、無事降りられる方法を考えないと……」

 杏里「……ぐすっ、ありがと慧ちゃん」

 安浦「泣きやんだ!?」

 霧島「それにしても、確かに高いねぇ」

 安浦「まさか巨大ロボットの爆発に巻き込まれ吹っ飛ばされた挙句、壊れた頭部に三人揃って着地してしまうとは」

 杏里「何か降りられる方法ないのぉ?(もぐもぐ)」

 霧島「だからそれを今考えているところなんだけどさ」

 安浦「助けを呼ぼうにも、連絡手段がなぁ……誰か携帯持ってる?」

 杏里「鞄の中(もぐもぐ)」

 霧島「職員室に、スーツの上着ごと置いてきちゃった」

 安浦「俺のも、さっきの爆発で飛んでっちゃったし……はぁ、どうしよう」

 杏里「鈴奈ぁ、暖香ぁ……(もぐもぐ)」

 霧島「もうこの際誰でもいいから助けてくんないかな」

 三人「「「はぁ~あ」」」

 零「(……何だあれ、気持ち悪い。でっかいプラモ? の、頭部分? と、その上に誰か……三人くらいいる気がするけど。誰だろ)」

 ※比較的呑気な杏里&霧島と、プチパニックな安浦、そして向こうの方で何が起こっているのかぼんやりとしか理解できていない零。


10:【7】が河原で水切りをしていたら向こう岸の【5】に石が直撃。

→小倉「霧島先生の……馬鹿っ!」シャッ

 ヒューッ……(石が飛ぶ音)

 小倉「あらっ……間違えて普通に石投げちゃった」

 ……ガツンッ(向こう岸を歩いていた友哉の頭に石がぶつかる音)

 友哉「だっ!?(涙目で頭押さえ)」

 ※水切り失敗。絶望的にノーコンな小倉先生。


11:ドヤ顔でお手玉をする【10】と必死の形相でトロンボーンを吹く【7】を冷たい目で見つめる【9】。

→零「ほっ、ほっ、ほっ……どうだい諸君? 器用だろう?(ドヤ顔)」

 小倉「んーっ、んーっ(ブォーッ、ブォーッ)……駄目だわ、何回やっても下品な音しか出ない」

 今井「……零、小倉先生。アンタたち、こんなところで一体何してるの」

 ※主にドヤ顔な我が息子に対して、ドン引きしている今井ちゃん。珍しく常識人。


12:逆さ吊りの【8】の周りを夜通し回る【2】【5】【6】。

→安浦「うぅ……さすがに、気持ちが悪くなってきた」

 暖香「……(逆さ吊りの安浦の周りを無言でくるくる回り)」

 友哉「つっきが~ぁでったで~たぁ~つ~きが~ぁでた~ぁヨイショヨイショ♪(歌いながら暖香の後に続き)」

 霧島「いい夜だ(上機嫌で口笛吹きながら友哉の後ろに続き)」

 安浦「さっきからくるくる回ってるけど、三人ともこうなった俺のことを助けるという選択肢はないわけ!?」

 三人「「「ない!」」」

 安浦「何でぇ!?」

 ※安浦は何らかの罰ゲームでも受けているのでしょうか。


13:【1】と【3】の壮絶なショッピングカートレース。

→カラカラカラカラ(カートの音)

 鈴奈「杏里、絶対に負けないんだから!!」

 杏里「あたしだって負けないよ。何せ、ロー●ンの『から●げ●ン』がかかってるんだからね!!」

 鈴奈「ふぬぬぬぬ」

 杏里「うぐぐぐぐ」

 カラカラカラカラ(カートの音)

 ※負けた方が『から●げク●』を奢るという約束をした模様。しかし何故敢えてショッピングカートレースをチョイスしたし……。


14:ヘリコプターに乗って登場した【10】に【4】を連れていかれまいと必死の【9】

→バラバラバラ……(ヘリの音)

 零「(開け放されたヘリのドアからぬっと顔を出し)やぁやぁ諸君。ちょっと、大束くんを借りるよ」

 修「うわ、え、ちょ……今井先輩!?」

 今井「こら、零! 母さんはね、今ちょうど大束くんと大事な話を……待ちなさい、零!!(がっしりと修の右腕掴み)」

 零「いくら母さんでも、今回ばかりは言うことを聞くわけにはいかないよ!(修の左腕掴み)」

 修「痛い痛い!! ちょっと二人とも、反対方向に引っ張らないでくだs……ちょ、千切れる!! ボクの身体が真っ二つになる!!」

 ※妙なコンビネーション? を発揮する今井母子と、何故か巻き込まれる哀れな天才少年・修。


15:唐突に「【3】×【8】…いける」とつぶやいた【5】に動揺を隠せない【2】

→友哉「早川先輩×安浦先生……」

 暖香「?」

 友哉「……いける!」

 暖香「ちょっとあんた、頭大丈夫!?(ゆさゆさ)」

 ※そもそも女の子(しかも年下)が攻めって。


16:同時にドッキリの看板を取り出し気まずい【6】と【9】。

→霧島「じゃじゃーん……(ごそごそ)」

 今井「ドッキリで……(ごそごそ)」

 二人「「あっ……」」

 今井「霧島先生……お、おほほ……」

 霧島「今井先生……あはは、き、気が合いますね俺たち……」

 ※生徒会に対するドッキリを、それぞれ仕掛けていたらしい二人。


17:【4】に首を絞められる【7】を見て悔しそうな【1】

→修「ちょっと手荒な真似をさせてもらいますが、絶対に返してもらいますよ……新聞部の、大事な資料なんですから(小倉の首絞めながら)」

 小倉「く、苦し……ちょっと、大束く……先生に、しかも女に、こんなことして……いいと、思ってるの」

 修「目的のためなら手段を択ばない、これが新聞部の鉄則ですから。命が惜しいなら、早くあの資料を返してください」

 小倉「絶対……ケホッ、返さないわ」

 鈴奈「生徒会の取材にもあれくらい熱意を持って、正々堂々とぶつかってきてくれればいいのに……むぅ。なんか、悔しいなぁ」

 ※3のあと、結局寝ていた修は小倉に資料を盗られてしまったようです。案外強情かつ大胆な小倉先生でした。


18:【10】の携帯が肩から下げるタイプの超旧式であることを知った【5】は消されたと【8】に吹き込む【2】

→暖香「今井零の携帯……知っているかしら」

 安浦「そういえば、彼が携帯を触っているところを見たことがないなぁ」

 暖香「でしょ。実はね……彼の携帯は、肩から下げるタイプのアレなのよ」

 安浦「え、あの三十年近く前に発売されたっていう超旧式のアレ!? 今時売ってるの、そんなもの!?」

 暖香「それが売ってるらしいのよ。手に入れるのは、もちろん至難の業のようだけれどね」

 安浦「うんうん……で?」

 暖香「そのことを知ってしまった、私たちの下級生である水無瀬友哉という生徒が……消されたって、もっぱらの噂なのよ」

 安浦「な、何だってぇぇぇぇぇぇ!?」

 ※ぶっ飛んだ話でも、暖香の説得力に負けまんまと信じ込んでしまう安浦と、彼のうろたえぶりを内心楽しんでいる暖香。この二人の組み合わせも、何気に好きだったりします。


19:へこんでいる【6】に容赦なくバックドロップを決める【1】

→霧島「はぁーあ……どうして俺、いっつもこんなヘタレなんだろ」

 鈴奈「うぉらっ!!(バックドロップ)」

 霧島「うぎゃっ!!」

 ※鈴奈からしてみれば、霧島のヘタレ精神を鍛え直したるわ!! みたいなノリで仕掛けた軽いスキンシップ。しかしその威力は絶大だった模様。


20:ラブラブな雰囲気の【3】と【4】の横で大道芸に勤しむ【9】と【10】

→杏里「はい、これあげる。さっき鈴奈に奢ってもらったの~」

 修「あ、ありがとうございます」

 杏里「前にもこうやって、一緒に食べたことあったよねぇ(※20話『袖すり合うも他生の縁』参照)」

 修「そうですね。よく憶えてます」

 杏里「美味しかったね」

 修「えぇ。早川先輩が分けてくれた肉まん、とても美味しかったです」

 杏里「そういえば一緒に買ってもらったこの肉まんなんだけどね、あの時とは違うコンビニのやつなの。はい、これもどうぞ」

 修「あ、ありがとうございます。……ホントだ、ちょっと味が違いますね」

 杏里「えへへ、分かった?」

 修「はい。これもこれで、美味しいです」

 杏里「だよねぇ。あたしも、どっちの肉まんも好きなの」

 修「早川先輩、口元に肉まんの欠片が……」

 杏里「え、どこ? 取って取って」

 今井「零、玉乗りがうまくできないのだけれど」

 零「いざという時は後ろから支えるよ。ほら、思い切って乗ってみて」

 今井「よっ……と。おっとっと……」

 零「っと……おぉ。ちゃんと乗れたじゃん、母さん」

 今井「やったわ! さすがアタシ」

 零「じゃあ俺は、ボーリングのピンでジャグリング練習しよっと。母さんは、引き続き玉乗りの練習してて」

 今井「一人で大丈夫かしら」

 零「さっきはできていたんだから大丈夫。母さん、器用でしょ」

 今井「まぁ、そうね……じゃあ、頑張ってみるわ」

 ※結局、13のショッピングカート勝負に勝ったのは杏里だったようです。どうやら鈴奈はか●あげ●ンのついでに、肉まんまでも奢らされたらしい……。今井母子の大道芸は、おそらく文化祭ででも披露するんでしょう。




以上です。お疲れ様でした。

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