25話 『ふぉーちゅんぷりんせす』
運命=フェイト、フォーチュン。
素敵な言葉だと思います。
―――クラディ 視点―――
俺は本を読んでいる。
姫様に渡された本だ。
『~動物の毛皮の刈り方~ 大全集』
俺が毛を刈るの?
☆
―――魔王 視点―――
あれは、不完全だったから。
そう、わたしは人間とは違うから強い。完成した生物だから。
感情は……無い。
『感情を外へ出せ』
……お姫様という女の言葉が頭の中を回っている。
「悩んでいる。悩んでいる。……誰か答えを……」
「ん~、では、世界の守護神である私が教えてあげちゃおうかな?かな?」
……檻の前に誰か現れる。
影をたどると一人の少女に辿り着いた。
「そう、恋を覚えるの!!そうすれば、簡単に他の感情なんて出て来るんだよ?ね?ね?」
わたしに聞いてくるがわからない。
だから、尋ねているのだ。
「そうだね~、そうだね~、そうだ。あの人と居ると嬉しいな~とか、居ないときでも、あの人といないと胸が苦しいな~とか。全部恋なのです!!イェイ!!」
「……わかんないから尋ねているの。だから、わたしには貴方の表現が難しいの」
難しそうに考え込む少女。
何か閃いたのか嬉しそうな顔をする。
「そうだ!私の顔を真似て?ね?嬉しいときは笑顔。こうだよ~」
顔を真似る?
『キサマには表情が足りていない』
お姫様も言っていた。
これが表情というもの。
人知れず、わたしは表情の特訓を開始した。
☆
―――姫君 視点―――
狐が悩むところなどあまり見れないぞ。
という事で、使いの者に見世物にしろと頼んだが複雑な表情をされた。
まぁ、人語を話す狐を気味悪がったんだろう。
同情なんてしてないだろう。
うん、絶対。
「ん?お前は……」
「ククク、聞いたぞ。ずいぶんと楽しそうな事やったじゃねぇか」
「お前は名前を自分に付けたそうだな。確か、な……な……なんだったか?」
「ナシル。ナシル・レイド。クハハハ、まぁ一国の姫様に名を覚えられるんだ、たぶんいいことなんだろうよ」
「そういえば、子分。まだ牢獄だがいいのか?」
「あいつ等、意地張ってんだ。ククク、俺はここに居るのに」
「情報が遮断された場所に居るからな。あそこの看守は手を抜いてばかりいる」
「ククク、まぁそれが普通だがなぁ」
「ふふふ、傑作だ。一度見に行くか?」
「いいや、俺みたいに一度狂った方が俺から離れられる。あいつも苦労してんだ」
「そうか。ならいい。それと、私の部屋に行けば悩む狐の姿が見れるぞ。そして、未来、禿げる」
刈らなくても禿げるというのはいい。
皮ごととは贅沢言っていないんだ。別にいいだろうに。
「姫様、その……一人の兵士と頻繁にお話されるのは……」
フーが言う。
何だ、知人に話しもダメなのか?
前より知人が増えて楽しいのだが……。
「それに、部屋に来いなんて……私が居るといいますのに!!」
「そうだな。クラが居るからいいか。さて、イルシアがまた武器を作り直したと言っていたから向かおうではないか」
色々楽しみだが、禿げも楽しみだ。
☆
―――シャルシャ 視点―――
私と魔王さんが感情の……表現の仕方の特訓をしていると足音が聞こえてくる。
「……誰?」
「私か?私は、サルタ―――」
「阿呆のかな?かな?」
「だ、誰が阿呆と言ったんだ!!」
「お姫様だよ」
「……まぁ、いい。お前の名は?」
「シャルシャ・ネクスト。時期王の姉です。どーぞよろしく」
「お、おおう、よろしく」
何か、強者に媚び諂うタイプの人が来た。
私はあんまり絡みたくないんだけどね?
「師匠。その男は馬鹿なので、師匠も馬鹿になってしまうの」
「な、何だと!!囚人の癖に生意気な!しかも、その容姿……ははぁ、魔族だな。ククク、お前みたいな奴は一度天罰を食らうがいい」
―――ボグッ
勿論、私が殴った音です。
我が弟のクラディから頼まれてお世話しているの!
あれ?あれれ?見張りじゃなかったかな?
剣を投げて瞬間移動するから見張っておいってって……。
まぁ、いいか。
女の子の敵も排除したし。あ、牢獄が一つ余ってる。
女の看守さんに話を付けて、閉じ込めてもらう。
時期王の姉の看板って強いんだね~。
「……師匠、始めるの」
「うん、ちょっと待って。鍵穴を変形させるから」
守護神を嘗めないで欲しい!!
☆
―――クロ 視点―――
私の日課は、まず朝起き、二度寝して、お昼ぐらいになったら酒場の女の店主さんにごはんをもらいに行って、机の隅で寝ていること。
窓際だから暖かいのです。
そして、終わる頃にあまり物を食べさせてもらって、城に帰る。
現在、夜……なんだよね?
「明るいじょい、まぶじぃぃ~~!!」
猫は夜目が利くから明るさはいらないよ!
「にゃい?にゃいにゃい?」
えぇと、次は真っ暗。
……猫の誘拐?
―――ボフンッ
変身すれば、袋は破けて、私は外へ出れる。
私の魅力をわかるのはいいことだけど、誘拐はダメ。
そう、法律で……ここは違ったね。
「にゃい、とりあえず捕まえて」
ここに来た日から私には子猫さん兵士達が居ます。
勿論、この町を統べている猫が私だからです。
余談でした……。
☆
―――クラディ 視点―――
俺が本を読み終わると、そこには笑顔のルーさんが居た。
……間近で。
「……き、きききき、キスをしちゃいますよ?」
「いえ、私も少し興味のある本だったので」
……姫様みたいな残虐な虐待には使わないで欲しい。
乞い願う。
「ルーさん、何か用事ですか?」
「そうでした。お食事の準備ができました」
姫様が気を利かせてくれたんだろう。
部屋で食べる事にした俺は次々に並べられている料理を見てあることに気づく。
「魚だ」
「はい、久々の魚です」
……なんだろう。
嫌な予感がする。
魚を食べるだけなのに。
何でだろう……。
「頂きます」
そういえば、貴族になる儀式(?)をすっぽかしちゃったな~とか、思いつつ一口食べる。
「……ところでクラ様」
「とりあえず、食べ終わってからにしようか」
嫌な予感しかしない。
「いえ、すぐ終わりますので。姫様から……夜を楽しみにしていろよ?だそうです」
「この魚食べる?」
「いえ、私は後で食べるので」
この魚、凶悪な物に見えてきたぜ……。
「ところでクラ様」
「……何?」
魚を突き、骨を取り、身を削る。
いや、過剰な描写だな……。
「姉上様、いえ、シャルシャ様も夜―――」
「……ゴメン、食欲という人間に必要な欲求を求めている俺を助けて」
食欲がなくなってきたって人間をやめてるよね。
だけど、俺は食欲を求めている。
……どちらも人間でない気がする。
椅子から離れて、ベッドへぼふんと蹲る。
「天変地異が起こるより恐ろしい……」
「クラ様……」
しばらく、静寂が訪れる。
―――ゴゴゴゴゴ
体が傾く。
地形変化?
おかしいな、ある程度の予測はできるから起こるとすれば俺の耳にも入っているはずなんだけどな……。
「……音の位置からして、城下ですね。……建物など壊れてないといいのですが……」
俺の能力の決定的な弱点。
それは、世界に干渉できないこと。
だが、無くなった物は取り戻す事ができるという。
なんとも曖昧な能力だ。
いや、書き方によっては世界にも干渉できるかもしれない。
―――ドガッ
……もう少し静かに入ってきてくれないのか……。
などと考えても無駄なので、考えるより先に口を出す。
「姫様、夜にはまだ早いですし、扉をぶち破る人を女と呼びませんよ」
「運命の姫君だ!!」
「はい?」
俺には到底理解できない言葉が姫様の口に出された。
「ふふふ、私の二つ名だ。今、私が考えた」
……二つ名って自分で付けるものなのか?
王家とか偉い人からもらうものじゃないんだろうか?
……本人が王家か。
「っと、忘れるところだった。今ので、宝物庫が破壊されたぞ」
……何処から仕入れた情報なんだろう……。
いや、待て。
「……姫様、その手に持っている危なそうな物は何ですか?」
後ろに隠していて良く見えないが、何か鈍器に見える。
「い、いや~、今日も快晴だな~」
……とりあえず、説教。
☆
―――魔王 視点―――
「釈放?何でなの?」
「権力とは使う為にあるってお姫様も言ってるんだよ?だよ?ね?籠の中に居ても面白いことなんて無いよ?」
地面が揺れたと思ったら、わたしが釈放。
そして、外へ出れる。
こういう時……どうすればいいんだっけ?
「ありがとう」
微笑みながら言う。
少しビックリしている師匠。
「魔王さん、私が世界の征服の仕方を教えてあげるね?」
「……もう、どうでもいいことです」
「ん~、じゃあいいね。とりあえず、色々あったみたいだし、一緒に復興だって。力仕事とか女の子にやらせるんじゃないよ全く~」
「?わたし達のほうが力があるのに?」
わたしは人に近づいたと思っていたけど違ったのかな……。
「その中に居るからいけないんだ!よし、破壊してみよー!!」
どういう意味かわからないけど、破壊すればいいらしい。
影を伸ばして、そこから無数の槍を出現させ、鉄の棒を断ち切る。
鉄の棒は影に吸収され、何処かへ消える。それはわたしにもわからない。
そして、影を元に戻す。
「……清々しいというか……う~ん、開放感とか無い?無いのかな?」
「開放感……」
破壊できる事は当たり前。
だから、何も感じない。
理解しようとすると、そんな事ばかり頭に浮かんでくる。
感じているか感じていないかだけでいいのに。
「開放感……感じないの……」
「よし、じゃあ、次は達成感を得よう。町へ出陣だぁあああ!!」
???
この人の考えはわたしには理解できないと思うの。
☆
―――クラディ 視点―――
「これは、すごい」
「銀狐、直すの手伝ってよ」
兵士が先に直す作業をしていたので人払いするのももう面倒なのでそのまま手伝う事にした俺は近くで銀狐を見つける。
「……私は、勇―――いや、なんでもない。もう、昔の事」
「そう。ならいいよ。人型になって運んで」
「やらされるのか」
一人でも多く効率よく作業すれば早く終わるのは当然。
だから、手伝える人材はすべて使うのが基本だ。
と、一人脳内で正論を語っていると、半分しか血の繋がっていない姉さんがやってくる。
後ろにはどちらかと言うと温厚な魔王を連れている。
「最初はここだ!さぁ、やろう。ね?ね?」
「………」
擬音するならシュパパパパパパ……だろう。
影が延び、崩れた石を飲み込んで、崩れた部分から再生されていく。
……最近、異常な光景に見慣れた気がする。
「すごいな……」
周りは、肌の色が違うとか、能力とかに驚いているが、何だかもう驚くのが面倒になってきている俺は、別に驚かないがまぁ、そんな反応されたら傷つくだろうから気の利いた一言でも言っておく。
「周りを石だと思え」
……無理だった。
いや、わかってるけどさ。
「……クラはクラでしょ?」
姉さんに初めて感謝したかもしれない。
とりあえず、言葉には出さないけど。
「……まぁ、とりあえず俺は城下に行ってくるから」
「へぇ、偶然。私もだよ。だよ?」
「……クラ……」
魔王に名前を呼ばれたが呟いている感じだったので反応しないことにする。
俺たちは、目的も同じなので、一緒に城下に行くことにする。
ルーさんに強制的に武装させられ、剣など不必要な物まで付けられ始めて外に出る。
「……悲劇?悲惨?どっちもこの場合適用してよしっ!!」
「復興にどれだけ時間が掛かるやら……」
呟いて、城門の方を向くと土塗れの黒猫が目に入る。
「クロ、お前も大変だったな」
「いまはいいにょ、もうすぐ来る……。何で気づかにゃかったぁ!!」
言っている言葉が理解できないのだが、冷静になるために一度深呼吸し、また話し始める。
「……りゅーだ。龍が襲ってきた」
……その場合、地龍か?
大地変動を唯一操れる生物。
「魔王がこっちの世界に来たから襲ってきた」
「ほぉ、詳しくお聞かせ願おう銀狐」
そこから、詳しい話を聞いていく。
そして、悟る。
「姫様は何てことしてるんだ!!」
「ごめん……なさい……」
「い、いや、そういう意味じゃなくて」
とりあえず能力を使って……。
「腕輪は?」
「……あの時じゃないか?」
あの時……思い出してみる。
どんどん豪華になっていく俺の服装。
金属のひんやりした感覚が全身を突き抜ける。
……アクセサリーを着けているんじゃなくて着けられているという感じだ。
まぁ、実際そうなんだけど……。
「も、もう無理。っていうか、戦う前になんで動きにくい格好してるの」
「そう言われてみれば。クラ、外していいぞ」
そして、すべてのアクセサリーを外す。
「魔王城なのか……」
「取ってこよう」
銀狐が一瞬にして消える。
俺たちもあんな感じで消えたのか?
―――ゴゴゴッ
音が地面の下から聞こえてくる。
―――ゴゴゴグッ
バガァアアンと土を突き破り、一体の龍が出てくる。
いや、城下とはそんなに離れてないからわかるけど……。
最悪だ。
「お姉ちゃんに任せるがよし。絶対に助けるからね?ね?」
「にゃにゃ、リベンジしてみるかにゃ」
「わたしの責任……」
おぉ、美少女達が龍に向かって決意を述べていく……。
とりあえず俺はルーさんに頼ろう。
「ルーさん……」
「えぇと、城の中に逃げるにしても入り口が壊れてます……」
涙腺を何かが刺激してくる。
だが、俺は強い、その刺激に打ち勝ち考える。
敵は龍一体。こっちは、美少女三人と、役立たず一人と、メイドさん一人。
……表示の仕方がおかしかったな。
こっちは、魔族一人、世界の守護神一人、魔王一人。どれも強い。そして、ひ弱な役立たずとメイドさん。
「俺たちは普通に逃げるでしょ!!」
「はいっ」
俺たちは、背を向けて半壊している城下町へと逃げ出した。
☆
―――姫君 視点―――
ゴゴゴゴゴゴ……
「……何か、また揺れてるぞ」
「冷静なんですね」
「とりあえず、私は逃げるだけだからな」
王族ってだけで闘えないのは癪だが仕方がない。
クラは外に行ったようだから……逃げているか。
「ひ、姫様!!」
一人の兵士が武器も持たずに近寄ってくる。
「ん?」
ミケと話すのをやめて振り向く。
何か物凄く慌てている。
「い、入り口が崩れて―――」
「窓から飛び降りればいいのだな?」
「そうで―――じゃないですから!!急いで裏口かぁっ!って、ホントに窓から―――」
聖剣を腰に付け、窓に足を掛け、勢いを付けて飛び出す。
「……お姫様……僕、逃げますね」
最後にミケの呟きが聞こえたがあいつは戦闘要員ではないので逃げてもいいが……兵士も逃げているのが見えたぞ?
「えぇい、今は考えない事にしよう。衝撃を剣ですべて受け止める……」
地面に剣を突き刺し、地面を二つに割る。
衝撃波を同時に出す事で落ちる速度を落とす。
「さぁ、敵は何処だ」
城門の方から炎が巻き上がっているのが見える。
そのあたりに目星を付け、走る。
もう、どれだけ壊れてもあまり変わらないので壁を破壊しながら。
「ぬぅ……闘っているのは……クロとシャルシャと……魔王か?では、私も参加しようじゃないか」
飛び上がり、衝撃を放つ。
炎を吐いている龍にぶつかり炎を撒き散らせる。
三人がこちらを向いてきたので少し微笑みそのまま着地、走って龍の尻尾部分を狙って剣戟を放つ。
「ウハハ~、フィーカちんは?」
「フーか?あいつも色々あるんだ」
クラを探すとかクラを探すとかクラを探すとか。
……勿論、私が頼んだんだ!!
「はぁっ!!」
硬い鱗に守られているが小さい尻尾はすぐに斬ることができた。
痛みも感じていないようだが、少しは動きが鈍くなっただろう。
クロが腹に蹴りを当て、シャルシャが顎を蹴り上げ魔王がかかと落しをしている。
……私から見ても災難だと思うぞ……。
「能力が無いと不便だな……」
神が世界の一部になった性なんだがな……。
まぁ、私が不便だと思っているんだ、不便なのだ!
……もう、何を言っているのかわからなくなってきたな。
「フ……ッ」
足元を狙い、転ばせる。
炎を吐こうとしていた龍は体勢を崩し空高く炎を吐く。
「綺麗だな」
「そうだね~。綺麗、綺麗!!」
そう言って、私の丁度下に来るシャルシャ。
ありがたく土台になってもらおう。
そのまま、シャルシャを土台にし、飛び上がる。
真上から龍の全体を確認。
そのまま斬る。
重力というものが働き剣戟の威力を増させ鱗ごと龍の全身を切り払う。
「おぉっ!」
腕に来る衝撃に少し驚いたが、どうってことない。
そのまま、切り払う。
ジュシャリッ
「四人がかりなら余裕だな」
「ウハハ~、その内二人魔族、一人世界の守護神、もう一人魔王だもんね~」
改めて異質な者が集まっていると感じるな……。
「研究部の奴等にコイツは渡すとして、まだ居るのか?」
「今は、居ないんじゃにゃい?」
今は?
「どういう意味だ?」
「龍の大群来るよ。三日かな?」
……さすがに勝てないぞ……。
「クラを探せ。追い払うぞ」
「にゃい」
「りょうか~い」
「……わかったの」
城を見て思う。
「破壊しすぎたな……」
真反対から一直線に着たからな……文字通りの……。
『後書きと言う名の雑談会』
作『魔法の使えない魔法使いに名前を付けてみた』
クラ『それよりも気にするところがあるだろ』
作『何処?』
クラ『攻め込まれているんだが……』
作『三日のうちに排除しろ』
クラ『無理だッ!!』
作『まぁ、自然の一部、つまり生態系を壊す願いはお前の能力で叶えられないからな』
クラ『書き方次第でできる……だろ?』
作『そう、そこだよ。この小説のアレ的要素』
クラ『アレってなんだよ』
作『見方を変えれば全て変わるかも知れないよ?』
クラ『急に話が飛んだな』
作『そういえば、クラだけか?』
クラ『突っ込みすら無視か。っていうか、ここで他の人と出会うと物語が―――』
作『色々とヤバイ発言だったぜ……』
クラ『作者の右腕は毒性を持っている……と』
作『うわぁぁぁぁぁああ!! 毒の耐性を持ってないから死ぬ!? と、こんな感じです』
クラ『……何で無事なんだよ』
作『では、クラ次回予告頼んだ』
クラ『……気にしないことにする』
クラ『……何か内容が……。まぁ、諦めるとするよ。次回!『ふぉーちゅんでびるぷりんす』……覚悟のお話しです』
作『なぁんか、暇だなぁ』
クラ『たぶん今の発言でシリアス度が五万くらい下がったよ』