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はじめまして!

こつこつ更新していきます!


 衝撃だった。


 彼を見た瞬間私の世界は変わった。


 私……


 ギャルゲーのヒロインに転生してる!?



……

……

 

 

 私の名前は 猫宮 乃愛

今日で高校2年生になるどこにでもいる女の子、

 ……だとついさっきまで思っていた。


 今はホームルームで

担任の先生が転校生を紹介している所だった。


「はじめまして、人之間 蓮です。

親の転勤で引っ越してきました。よろしくお願いします。」


 彼を見た瞬間私の頭はビリッと痛みを感じた。

 そこからある事に気付いてしまった。


 この世界がギャルゲーで、

 私はその中のヒロインだと言うことに。


 え?は?ってなるかもしれないが私が正直1番びっくりしている。


 ……まずはゲームについて一旦整理しよう。

 ゲームの名前は「アニスヒソップラブストーリー」

 略してアニラブ。


ある高校に転校してきた主人公は5人の少女たちに出会い、恋をしていく。

……なんていう普通のどこにでもあるギャルゲーで、登場する人達は全員動物の名前を文字っている。


主人公と5人のヒロイン

だが、このゲームにはもう1人登場人物がいる。

 名前は 兎内伊織。

主人公の友達で

 いわゆる主人公のサポート的キャラクターだった。


 ……前世の話をしよう。

 過去の私はそれはもう真面目に生きていた。

 普通のどこにでもいる社会人で友達も、家族ともあまり仲がよくなく、つまらない人生をおくっていた。

 趣味といえば好きな漫画を読むことくらいだった。

 ある日ずっと好きだった漫画家さんがゲームのイラストを担当することになり、

 ギャルゲーだったが絵が綺麗で好きだったので勢いで購入した。


 ゲームは普通に笑いあり涙あり、、というか雫ちゃんルートはめちゃくちゃに感動して泣くくらいには面白かった。

 そして私は自分の生きがいとなる推しができた。

 その人の名前は主人公のサポート役のキャラクター兎内伊織だった。


 ヒロインである兎内美織という少女の兄で、主人公、人之間 蓮の親友だ。

 いわゆるお助けキャラでヒロインたちの事を教えてくれたり、好感度を発表してくれる、サブキャラ的存在だった。

グッズなんて当たり前だが全然出なくて、全員の立ち絵グッズの端にいるくらいのキャラクターだった。

私はそれでもそんな兎内伊織……いや、伊織くんの事がめちゃくちゃ好みだった……顔が……めちゃくちゃに好みだったのだ。


 正直めちゃくちゃ悔しい

だって1年間同じ学校に居たのになんで気が付かなかったんだろう!?!?

 今考えれば学校行事も沢山あった。その時に少しでも近づけていれば……!!!お話とかしてみたかった!!!

…………考えてもしかないここはゲームの世界なのだから


 おそらく私は普通であれば主人公に一目惚れするというドキドキシーンになぜかバグが入り

 前世の事を思い出してしまった。ということだろうか?


 逆に言えばこれはチャンスだと思った。

 ずっと推しだったキャラクターに会うことが出来たのだ。

 主人公が誰を攻略する分からないがなんとか好かれないようにして、

 私は、サブキャラ的立ち位置の伊織くんを攻略してやる……!!!





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