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目黒雅叙園デート

作者: 穂泉流

すごい、、、綺麗」


千華が目の前に広がる花々に、感嘆の溜息とともに呟く。


じっと見つめたまま、動かない。


優は彼女のその様子に、連れてきて良かったと思った。


今日、優と千華は目黒雅叙園にデートに来ていた。


千華が夏の期間のドラマ「高嶺の花」を観て以来、何かと話題に出していた。


好奇心旺盛でドラマや本などにも影響されやすい千華が優は好きだ。


いつも目をキラキラさせながら、どの話題も熱心にお喋りする。


「芸術の秋だな」


ニコニコしながら優が言うと、千華はうんうん、と何度も頷きながら微笑む。


その笑顔は、とても華やかで、背景の花々と相まって、綺麗だ、と優は思った。


「綺麗だ」


そして、思わず口に出していたらしい。


優の呟きに千華は、生け花のことだと思ったらしく、また頷いた。


優は彼女の可愛らしさに微笑みながら、もう一度、今度は千華を見つめながら言う。


「綺麗だ、千華」


頰をそっと包みこむ。大事な俺の花だと、想いを込めながら。


「えっと、、、///」


伝わったのだろうか、見つめながら照れる千華が綺麗に微笑んだ。

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