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しるし2(詩集)

涙の光

作者: さゆみ

君の泣き顔を僕は知らない

言の葉をかたちづくる君を知ってる

紙に落ちる涙の音も

インクが滲む涙の色も

見えないけれど

なぜだか君の声は聞こえるんだ


僕の泣き顔を君は知らない

言の葉は枯れていないだろうか

紙を突き刺した涙の剣も

インクを消した涙のペンも

見えないだろう

それでも僕の声を聞いてほしいんだ


君の涙と僕の涙は成分も悲しみも感動の度合いもきっと違くて

遠くて重ならなくて

それでも君の零した涙の光を言の葉が拾って

届くんだ 僕の中に 届くんだよ

だから僕は泣いてしまうんだ


君の笑顔を僕は知らない

僕の笑顔を君は知らない

言の葉をかたちづくる君を知ってる

君のうたってくれるうたが僕は大好きで

どんなに離れていても

なぜだか君の声が聞こえてしまう

だから僕は笑えるよ 笑えるんだよ







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