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夏の煩悩  作者: ボノン
12/32

12 挑戦

看護婦さんは別の抑鬱作用のある錠剤を1つくれ、そして僕の話を聞いてくれた


気持ちが落ち着いた頃には朝を迎えていた


多分その日の夕方頃だったと思う

丁度妻が病室に来た


使用したタオルなどを纏めて貰い、妻から7月28日から再入院に至るまでの僕の様子について話をしてくれた


虚ろな目、薄い反応と酷いものだったらしいと言う話だったように記憶している

今でも当時を知る両親などから話を聞くが、どれも新鮮に感じるくらい記憶がない事ばかりだ。そしてどれだけ自分が重篤な状態だったが分かる


ただ、その時の妻の話の中で忘れられない話があった。僕は息子の事を無視していたそうだ


びっくりしてしまった。その余韻は今日訪れる夜よりも恐ろしいものだった


後悔をした。はじめて自分への”違和感”に気がついた夜だった


僕はおかしい。記憶がない事はおかしい。あれ程妻と息子の為に頑張って来たじゃないか。どうして無視をした。頭痛なんていつもの事じゃないか


治さなければならない。妻と子の為に、また同じ事を起こさない為に


僕は思う。”病気”とは”自分の事しか考えられなくなる事”だと

そして”治す”きっかけは”誰かの為を思う事”からはじまる


僕の挑戦がはじまった



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