表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
寝取られジョーンのヒモ生活  作者: 無夜
寝取られジョーンの人生
18/31

※人生の精算

○マーリオ

 マーリオは61まで生きて、肺炎で死亡。

 最後の言葉は妻への「愛してる」。

 その葬儀は孫もかつての仲間も駆けつけにぎやかなものだった。

 住まいが離れていたジョーンは、葬儀の一ヶ月後にようやくこれて(手紙が届くのに最短でも一週間かかる。山から見下ろせば、町は見えても)、墓石に酒をかけて涙ぐんだ。


○マーリオの妻リラ

 リラは寡婦になったあと、長男と同居。産婆は続け、68で、孫娘の出産も執り行い、初曾孫を最初に取り上げた。その20日後、昼間に倒れて息を引き取った。

 最後まで、ぱたぱたと働いていた。

 葬儀はあっさりとしていたが、墓には彼女が取り上げたり、世話を焼いた子らが次々やってきて、彼女の仕事の偉大さを家族は改めて知った。


○マーリオを突き飛ばした人足

 出発後、苛立った船主に海に突き飛ばされ溺死。18歳。


○その船主

 横暴だったので船員達に嫌われており、人足を殺害したことで反乱を起こされ、彼もまた海に沈んだ。42歳。


○カイを強姦しようとしたちんぴら二人

 実験動物として、女体化され飼育されたあと、ぼろぼろの状態で解放され、一人はのたれ死に。もう一人は、お屋敷にて存命。


○ヨハン

 イライザにプロポーズするとき、茨を根ごと持ってきて、それは庭に根付く。

 男児二人に恵まれたが、戦争と病気で失う。

 悪魔に体を癒されて、そのお告げに従い、ジョーン一家を迎え入れた。

 孫娘が妊娠した報告を手紙で貰ったあと、人生に思いを馳せて、農作業中に倒れて翌日の早朝に死亡。脳溢血。

 69歳。


○イライザ(農地を持っていたのは彼女の親)

 夫のヨハンが死ぬとめっきり弱り果てる。双子の曾孫の誕生と、片方をこちらの跡継ぎにと聞かされて喜び、だいぶ気力が戻るが、長くはもたず体調を崩し、茨の手入れをカイにお願いすると、揺り椅子で昼寝をしている間に息が止まって、亡くなる。心臓の病だった(ヨハンは彼女のために悪魔と契約した)。

 67歳。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ