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夏休みにただで旅行に行くのは許されますか?  作者: しいず


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第38話 旅の最後の和牛の焼肉定食

この作品はカクヨムとpixivに投稿した物です。


旅の最後は銘柄牛の焼肉定食です。

わたしたちは食事するため、食事処へ行くけどこれが今回の旅の最後の食事となる。


「旅の最後だから、いいものが食べたいよね~」


わたしはそう言って、メニュー見ると地元和牛の焼肉定食がおすすめとなっていた。


「和牛の焼肉定食がおすすめですか。しかも、お値段もこういう施設にしてはお高めだねぇ」


和牛だけあって、一番安くもので1800円、肉の量と種類が増えるて2500円、3500円となっている。


「これぐらいなら、みんなの分を出すよ~」


空さんがこう言うので、お言葉に甘えるというか甘えなくても空さんが出すというので素直に甘える。


「では、一番高いのをお願いします」


わたしは肉の量が300グラムある一番高い3500円のにした。


「まったく、遠慮がないわね。でも、折角だから文乃と同じ物にするわ」

「温海さんもわたしの事を言えないじゃないですか」

「こ、これは......そう調査よ、調査。こういう所でどれぐらいの質の食材が出るか調べるの」


温海は言い訳をするけど、温海の言っている事もわからなくもないので納得はする。


「確かに色々知っておいたがいいね」

「そうよ、色々知っておくのよ」


温海がちょっと必死になってる横でで夕は


「わたしは~1800円のでいいよ~」


と一番安いものにして、空さんは


「それじゃ、わたしは2500円のでいいわね~」


と中間のものにした。


「夕も空さんと同じのでいいんじゃない?」

「ほら~温海ちゃんの~調査のために~一番安いのにしたよ~」

「なるほど」

「あと~温海ちゃんは~全部食べられないから~それをいただくから~」

「ああ、確かにそうだね」


温海の食べる量から考えて、確かに300グラム全部食べらないかな。

そして、温海もそれを察してなにもいわない。


「あと、ちゃんと野菜も食べないとね。飲み物は......ノンアルコールビールで我慢......はぁ……」


空さんはため息を付くけど、まだまだ運転しないとならないから仕方がない。


「運転がありますから仕方がないですよ」

「そうだけど、焼き肉があるのに飲めないのはつらい......」


空さんはまたため息を付くけど、その横でわたしたちもドリンクを決める。


「わたしたちも飲みもを決めないとだけど、わたしはウーロン茶かな」

「あたしは......オレンジジュースでいいわ」

「わたしは~ラムネかな~」

「みんな決まったなら、注文するよ~」


注文する物を店員さんにいうけど、焼き肉は自分で焼くタイプなので

それぞれにガスコンロと鉄板を持って来たので、夕の肉を間違えて取る心配もないか。

そして、ドリンクが運ばれてくると


「まだ帰らないとないけど、今回の旅はたのしかったよ、乾杯~」


と空さんが乾杯のンドを取り、乾杯をした。


「ん~ウーロン茶がおいしいね~」

「ウーロン茶が美味しいなんて、おじさんみたい」

「せめて、おばさんっていってよ」

「文乃場合、なんかおじさんなのよ」

「ぐぬぬ、なんか反論できない」


温海が言うとおり、わたしはおじさんぽいと言われたら反論ができないぐらい

自分でもちょっとそう思っている所はあるのたは確か。


「ん~これでどうやって~開けるのかな~」


乾杯はしたものの、夕はラムネの飲み方がわからなく首をひねっている。


「夕はラムネの飲み方しらないの?」

「そうじゃないけど~自分でやるのは初めてだよ~」

「そうなんだ、でも、やり方は簡単だよ」

「そうなの~?」

「やりかたはね~」


夕にラムネの飲み方を教えるけど、まずは瓶をしっかり押さえるけど

開けると時に吹くから、瓶の周りにタオルを巻いておく。

そして、付属の物でビー玉を力いっぱい押せばいいだけ。


「これでいいかな~?」

「大丈夫だよ。瓶をしっかり持って、後は上から押さえつけるだけ」

「え~と、こうかな~」


夕は力いっぱい押さえ込むと、ビー玉の栓がはずれたけど同時に噴出したので

夕は慌てるけど


「夕、慌てないでそのまま飲めばいいんだよ」

「わ、わかったよ~」


といって、そのまま口にした。


「ん~おいしいね~なるほど~こうやってやるんだ」

「少しラムネが温まったから結構吹いたけど、冷たいうちにやらないとね」

「そうだね~あと~ちょっと手がベトベトだけよ~」

「これで拭けばいいわよ」


温海はそういって、おしぼりを差し出すと夕はそれで手とラムネが吹いたテーブルを拭く。


「温海ちゃんありがとね~」

「べ、別にいわよ、これぐらい」

「それより、鉄板も温まった頃だから、そろそろ焼くよ」

「まったく、いい雰囲気に割り込まないでよ、文乃」

「わたしは食い気優先なの~。まぁ、2人のイチャイチャでご飯3杯いけるけど」

「そうだったわね」


温海は呆れるけど、夕もニコニコ笑いながら肉と野菜を焼きだてる。

わたしも肉を焼くけど、こういういい肉って焼きすぎない様はいいとは言うよね。


「こういういいお肉は焼きすぎない方がいいって言うよね」

「そうね。でも、好みでいいわよ」

「まぁ、そうんだけどね。あと、300グラムは意外と多いかも」

「育ち盛りでしょ、平気よ」

「うん、そうだよ~」


育ち盛りは別として、温海が言うとおり全部食べれるけどね。

そして、肉を焼く音と匂いがして、食欲がわき、焼けた肉をたれにつけて口に運ぶ。


「ん~流石いい和牛だけあっておいしね~」

「そうね、この量をこの値段で出せるのは安いわ」

「そうだね~これなら安いよ~」

「安いけど......ビールが飲みたい......」


空さんはノンアルコールビールをちびちび飲みながらため息をつきつつも

焼けた肉を食べておいしいと言っている。

そして、わたしたちは肉を次々と焼くけど、思ったよりも時間がかかる。


「思ったよりも時間がかかるかな」

「焼きながらだからこんなものよ」

「そうだけど、帰るのが遅くならない?」


わたしがこう言うと


「今はちょうど高速道路が混む時間だから、ゆっくりでいいよ~」


と空さんが言う。


「そうなんですか?」

「そうだよ、日曜日だし今がピークかな。だから、空くまでゆっくりしていいよ~」

「なるほど。それじゃゆっくりします」


時間は間もなく19時になるけど、それじゃ急ぐ事もないか、夏休みだしね。

食事処は21時まではあるけど、温泉は23時まで意外と遅くまでやっているし。

なので、わたしたちはゆっくりと肉を焼いて食べるのだった。

お読みいただきありがとうございます。


作中の焼肉定食も実際にあり、何度か食べています。

もちろん、飲み物もありよ。

ブランド牛で地元なので安く食べられます。


次回最終話です。


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@shiizu17

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