表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/36

いよいよ始まる変化《へんげ》の練習。

『ねえ。葉っぱって、どんなのでもいいの?』


 僕は寺の庭にある木々から、めぼしい葉っぱを摘み取りながら、タマに聞いた。


「ん? うん。どれでもいいニャん。葉っぱを頭に乗せることで、意識を集中させるのニャん」


 僕は取った葉っぱを、頭に乗せてみる。



『……』

 小さ過ぎたのか、存在感が全く感じられない。

 これは、選択ミスだ。


「頭に葉っぱを乗せたら、その葉っぱに意識を集中して、何に変化(へんげ)するか決める。

 決めたら、そのイメージに飛び込むように、くるりと跳ねるのニャん……!」

 言いながらタマは、くるりと一廻転する。


 ポン! と軽い音を立てて、タマは再び三毛猫に戻った。細長い先割れのしっぽをくねらせて、タマは前足で顔を洗う。


『よぉーし! 僕も頑張るぞ!』


 僕は呟くと、一廻転する為に高く飛び跳ねた……!

 タマが耳を震わせ、僕を見る。


 勢いよく飛んだ僕は……!




 ……けれどズシャと、情けない音を立てて、頭から地面に落ちた。

『……』


 ………失敗だよ。見事に。



『いっ……()ぁ……!』

 くぅんと鼻を鳴らしながら、前足で顔を押さえた。


 鼻から見事にコケてしまった。

 めちゃくちゃ痛い。


 折れてはいやしないかと、必死に前足で鼻をさすった。良かった。鼻、ついてた。

 ヒリヒリする鼻の痛みに耐えて、僕は立ち上がる。するとタマの呆れた声が降ってきた。


『……いやいやいや。お前、本当にキツネなの?

 何んで前転できニャいのさ……!?』

 タマが叫ぶ。

 僕は当然、何も言えない。


『うぐ……』

 言われて、僕は耳を垂らした。


 だってしょうがないだろ? 初めてやるんだから……。


 痛む鼻を前足で押さえながら、パタパタとしっぽを振って、誤魔化してみる。

 またタマがじゃれついて来るかなって思って。


 でも、タマがそんな事するわけもなくて、全然役には立たなかったけれど……。



    挿絵(By みてみん)


           × × × つづく× × ×


   ┈┈••✤••┈┈┈┈••✤ あとがき ✤••┈┈┈┈••✤••┈┈



     お読み頂きありがとうございますm(*_ _)m


        誤字大魔王ですので誤字報告、

        切実にお待ちしております。


   そして随時、感想、評価もお待ちしております(*^^*)

     気軽にお立ち寄り、もしくはポチり下さい♡


        更新は不定期となっております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ