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岩本ヒロキの備忘録  作者: 岩本ヒロキ
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目立つということ

1番最初に書かせていただくのがこれです。

なんなら、僕が1番伝えたい事かもしれないので、最初の題材にしました。


自分の話は少しずつ話題に触れるかと思いますので、その都度説明します。とりあえず最初は中学の時でしょうか。ほら、その頃なんてみなさん「厨二病」なんて言葉もあるくらいです。多感な時期でしょう。それは僕自身もそうでした。今、空から女の子が降ってきたり、目の前に猫みたいな動物がやってきて「僕と契約して魔法少女に…」なんて、考えたりもした。なんなら、クラスの誰々から告白されただのフラれただの。そんなんで一喜一憂していた時期だった。まぁ、それに関しては今でもそうだ。だって、人間だもの。好意は有難い。

多分、この時期からだろう。周りを見る目も養ってくるんだろう。友達に合わせる事を覚えたり。なんなら、友達に合わせるが故に悪い子へとベクトルが向かことだってあるわけだ。

さて。僕はどうだったかと言うと。真逆だった。悪い子の反対はきっと良い子だろう。いえいえ。一概にもそうではないこともある。所謂「いじめられっ子」である。


それは中学2年。

いつも通り何やかんや、必死にみんなに合わせようとしている僕。それに疲れた時、クラスの比較的地味な子と絡む機会があった。

なんだか不思議な子で、普段の僕ではない、無理をしない僕自身も受け入れてくれた。

彼は言った。

「何も味方が多ければ良いってもんじゃない。本当のことを知っている1人がいれば、それで充分じゃないか?君はそれ以上何を望んでいるの?」

その言葉にハッとした。あいつらは、僕の何を知っているんだ、と。

だから、何があっても。僕だけは絶対に君の味方でい続けるっと。確かそんな事を言っていたような気軽する。彼も大概に中学生だった。


それからの僕は、そいつと仲良くなり、元々仲よかった奴らにイタズラされたりした。けれど、そいつは決して僕から離れなかった。

今では思い出話でもあるが、当時学校で目立つことをした。その時から色々とちょっかいをかけられるようになった。内容が曖昧すぎる、申し訳ない。けれど、ここで書けるような内容じゃなかったのは確かだ。まぁ、要するに「出る杭は打たれた」わけである。

 どんなことがあっても僕の隣から離れずにいてくれたそいつには今でも感謝している。その時は彼の言葉のおかげで耐えきることが出来たのだ。



今のこの歳になり。僕が学んだ事。

「出る杭は打たれる。けれど、出すぎた杭はもう打たれない」ということである。学生時代の横並びを良しとする集団から、社会人となり、個人、そして隣の人間よりいかに良く魅せれるかが問われるようになってから学んだ。そして、そんな中で今の自分は。「出すぎた杭で集まると、むしろ出すぎる事が普通になる」わけです。普通ってなんだ(笑)

なんなら今の職場でもそうだ。目立つような役割をこなし、たとえ目立ったとしても、腐る事なく目立ち続ける。いいじゃないか。絶対に自分の味方でい続けてくれる友達は今も昔とは違うが職場にはいる。僕が凹んだ時に支えてくれる。だって、そいつも目立つから。持ちつ持たれつ。でも、帰れる所が間違いなくあるのは、大事な支えになるんだ。


個性を殺す前に伸ばしてみよう。中途半端じゃいけない。全力で伸ばすんだ。そしたら「出過ぎた杭」になる。ほら。誰も何も言わなくなる。出過ぎた杭は、それはそれで粋なものだ。なんなら、「出過ぎた杭」での自分を必要としてくれる人がきっといるんだ。壁に打ち込んでも埋まらないのであれば。時計を掛けるのに使えばいい。ほら。居場所が見つかった。


そうやって。今のちょっと変わった『岩本ヒロキ』が出来上がった。


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